kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これガメラだったら貰えなかったでしょ ── 「ゴジラ-1.0」アカデミー賞 視覚効果賞を受賞 山崎貴監督

受賞にケチを付けたいわけじゃないのですが、
もう少し
関係者とか解説者が
ゴジラ』という一連のシリーズ作品、過去作品、
そして、
それらを作ってきた先人たちに敬意を払ってほしかったなぁ、
と思います。



非難をおそれず率直に言えば、
今回の
この受賞は
過去の『ゴジラ』シリーズ作品が作り上げてきた世界観があって。
その土台があってこその受賞でした。
ゴジラ』は、
その作品世界観を買われて
オールハリウッドキャスト、スタッフで制作された
ハリウッド作品が出ていますし。
これは、
日本製ゴジラシリーズ作品のファンからは、
世界観とかゴジラの立ち位置が違い過ぎて……
アメリカ製のオリジナリティが強すぎて不評でしたけど。
その後、
日本製の怪獣映画シリーズに寄せた、続編?
も制作されて。
こちらは、
原作のイメージ近い、という評価が与えられましたが。
そういう過去があって、
今回の受賞作はアメリカ映画界でも理解しやすい作品でした。
だから、
作品内での技術についても
正当な評価、
内容とそれがもたらす視覚効果と、
そういった諸々が
適切に、
もしかしたら好意的に、
評価されたのだと。
そういう
作品世界観が持っている、
というか、
これまで積み上げてきた
知的財産としてのパワーというか。影響力というか。
波及効果というべきか。
そういう要素を抜きにして、
今回の受賞はあり得なかった。と、
私的には
そのように感じましたね。



というわけで、
今回はとくに
上記にまとめた視点から解説しているなぁ、と感じた
ニュース記事を取り上げたくて
ブックマークを付けてみました。



何もないところから『ゴジラ』を生み出した
スタッフはすごいね。
そして、
そのイメージを受け継いで次の世代で引き渡してきた
スタッフも。
もっともっと評価されていいのになぁ。

 

 

 

www3.nhk.or.jp

ゴジラ-1.0」アカデミー賞 視覚効果賞を受賞 山崎貴監督

 アメリカ映画界で最高の栄誉とされるアカデミー賞の各賞の発表がロサンゼルスで行われ、視覚効果賞に山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が選ばれました。
視覚効果賞を日本の作品が受賞したのは初めてです。
 山崎貴監督は授賞式で「私たちはここに立っている。この賞は誰にでもチャンスがあることを証明してくれた。やったぞ!」と英語でスピーチを行いました。

ゴジラがたくさんの扉を開いてくれた」
 「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督は、受賞後の記者会見で今後の活動について「ゴジラがたくさんの扉を開いてくれたので、ここから新しい冒険が始まるのではないかと思う。今までとは違う可能性が出てきていると思う」と述べました。
 そのうえで「日本の映画が海外でもある程度興行できれば、日本の映画の環境は変わっていくし、私たちで変えていかないといけない。そのためにもこれからの行動が重要になってくると思う」と述べました。
 また、今回のゴジラのデザインについて問われ「いろいろなゴジラのデザインを見て『これこそ、ゴジラだ』という形を模索しました。今回は核兵器と戦争の象徴であることを強く打ちだしたかったので、みるだけでそういう恐怖が迫ってくるという観客の潜在意識に働きかけるようなものにしたつもりです」と述べました。
 そして、ゴジラが映画「オッペンハイマー」の映し鏡のようになっているのではないかという記者の質問に対し「映画を作ったときは意図していなかったが、できあがったときには世の中が緊張した状態にあった。ゴジラは戦争の象徴であり、核兵器の象徴でそれをしずめるという話だが、今、それをしずめることを世界が望んでいるのではないかと思う。オッペンハイマーに対するアンサーの映画は日本人としてはいつか作らないといけないのではないかと思う」と語りました。

監督としての受賞は「2001年宇宙の旅」以来 史上2人目
 アカデミー賞の「視覚効果賞」は、その年に公開された映画の中で最も優れた視覚効果、「ビジュアルエフェクツ」=VFXを用いた作品に与えられ、これまで「スターウォーズ」や「タイタニック」、「アバター」などの大ヒット作が受賞してきました。
 「ゴジラ-1.0」でVFXを担当したのは山崎貴監督で、東宝によりますと、監督として「視覚効果賞」を受賞したのは、「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督以来、55年ぶり、史上2人目ということです。
 「視覚効果賞」の受賞はアジア圏の映画では初めてで、今回のアカデミー賞では、「ミッション:インポッシブル」シリーズやマーベル作品などの人気作がノミネートされる中、ハリウッドの大作と比べると少ない予算で製作されながらも受賞を果たしました。
 「ゴジラ-1.0」は2023年、日本で公開された実写映画では1位のヒットを記録しているほか、アメリカでも邦画の実写作品として歴代1位、外国語の実写作品としては歴代3位の興行収入を記録しています。