kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

拝啓、石原都知事様。

今日は、一日お仕事できました。その間に世の中は色々と動いていて。
石原都知事が、また問題発言をしました。
この人は過去にも「三国人」問題など、たくさんの問題発言をしてきたので、今更という感じもしますが。
ただ、今回の発言について、
ネットに流れている引用部分を載せると、
津波をうまく利用して、我欲を一回洗い流す必要があるね。積年たまった日本人の心の垢をね。これはやっぱり天罰だと思う。被災者の方々、かわいそうですよ」
となっているのだけど、もともとの発言を追っていくと、
今回の津波の被害について、なんらかの意味を持たせて、津波で命を落とした人たちの死に意味を持たせることで、
被災した人たちを慰めようとした意図が読み取れる。
なので、やりかたの是非はともかく、一部の人が騒ぐような今までの問題とは、ちょっと意味合いがことなるんじゃないのかな、と私は思うのだけどね。
でも、無神経なことと、被害者への配慮が足りないことは、その通りだと思う。
あと、少し傲慢で、勘違いをしている……とも思う。
私が思うに、
大切な人の死について、無関係な他人が、その意味を規定することはできない、と思う。
それが、国家のためであれ、世界のためであれ、愛と正義と真実と自由のためであれ、
肉親を、愛する人を、親しい人を失った人たちにとっては、
辛く、悲しく、苦しく……大きな喪失であって、どんなにきれいな言葉で飾っても、
その事実を消すことはできなし、慰めにもならない。と思う。
何が慰めになるのか、それは一人一人違うものであって、
それを十把一絡げにして、まとめてしまうことは、傲慢だと思いますよ。
それと、
津波」という自然現象に、「天罰」という恣意的な価値感を与えることは、
問題の本質をゆがめて、今後の対処に誤った認識を与える危惧がある。
私たちが、今回の津波に遭遇して、
今しなければならないことは、
「天罰」という抽象的な概念を与えて、自己を正すことではなく、
今回の津波の原因を正確に分析にして、
同じ悲劇を繰り返さないためには、何をするべきか……そのために知恵を絞ることだ。
津波は、道徳の問題ではなく、モラルの問題でもなく、
自然現象であって、
それを人間の知恵で、いかに克服するか、
それこそが、今回の犠牲になった人たちへの弔いであると思う。