kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

ワロス曲線再び――韓国はどこまで持ちこたえられるのか5

昨日に続いて、ドル・ウォンチャートの掲載です。

ついに、終値で1ドル=1085ウォンを割り込んで、ウォン高が加速してきました。
というか、ウォン売り介入のツッカエ棒がなくなって、ウォン高昇竜拳が炸裂した……というところでしょうか。

ところで、
以前に、こんなチャートは見たことがない、と書きましたけど。
ちょっと調べてみたら、今から5〜6年前、1ドル=1000ウォンを超えてウォン高が続いたときに似たようなチャートが既に出来ていたのですねぇ。
名付けてワロス曲線」――スゴイ名前です。
ドルウォンの為替レートのチャートが、ウォン高に進みつつ、折れ線チャートが「wwwを描いているかのような形」であることを指して、ネットスラングのwwwwwのように見えた。2ちゃんねるでは、wは笑うことを意味し、また「ワロス」に通ずるとして、この波形はいつしかネットワーカーに「ワロス曲線」と呼ばれるようになった――というのが由来らしいのですけど。
なぜこのようなチャートになるか、というと。
2006年当時、米ヘッジファンドがウォンを買い、ウォンの値上がりを食い止めるべく韓銀(韓国中央銀行)が介入(通称、韓銀砲)をしたため、発生したと見られていました。
つまり、2006年の韓国為替相場で米ヘッジファンドと韓銀との死闘の結果が、ワロス曲線となって現れていたのです。
韓国は輸出で生計を立てているため、ウォンが値上がりしすぎると深刻な打撃となることは、韓国メディアが記事にしてますけど。
2006年当時は1ドル=980ウォンが損益分岐点で、1ドル=950ウォンを超えてウォン高になると企業の倒産水域という状況だったらしく、
この1ドル=980ウォン、950ウォンを死守するために、ワロス曲線チャートが出現したのでした。

先週は、1ドル=1080ウォンでワロス曲線が発生してました。
明日はどうなるのかなぁ……
高見の見物ですね。

>ウォンの攻防――韓国はどこまで持ちこたえられるのか2 http://d.hatena.ne.jp/kg_nogu/20121113#1352736151

>ウォンの攻防――韓国はどこまで持ちこたえられるのか3 http://d.hatena.ne.jp/kg_nogu/20121115#1352907335

>ウォンの攻防――韓国はどこまで持ちこたえられるのか4 http://d.hatena.ne.jp/kg_nogu/20121120#1353367343