kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

アベノミクスは夏が正念場

今日の気になるニュース──日経平均の高騰とか日銀の異次元緩和とか、景気のよい話が続くアベノミクスについて。


「黒田砲発動!」日銀の“異次元緩和”で市場が祭り 日経平均200円安から一夜で272円高に急反転 | ビジネスジャーナル 「黒田砲発動!」日銀の“異次元緩和”で市場が祭り 日経平均200円安から一夜で272円高に急反転 | ビジネスジャーナル


安倍総裁就任で為替が円安に動いてから、総理就任後のアベノミクス、日銀の金融緩和と続いて。
円安がさらに加速、海外市場のというかNY市場の好調もあってか日経平均もドンドンとあがって。
日本中が好景気に沸いているような騒ぎ方ですけど……
でも、今のところは企業業績が回復したわけではなくて、円安効果が帳簿の外貨建て資産の数字を円に直しただけで膨れ上がっているだけで。
本当の問題に直面するのはこれからなんですよね。
自動車産業みたいに競争力のある企業では、輸出が伸びるかもしれませんが。
電機産業のような、売るべき商品が存在しない企業は、はたして円安になったから業績を伸ばすことが出来るのか?
それは、やはり株価に正直に現れていて。
電機産業の有名どころ、東芝、日立、パナソニックあたりは、株価も延びていないのですよ。
あと、原材料費が上がってくる鉄鋼、化学、素材産業もそうですし。
それでも、帳簿の上では円安効果で数字だけは好決算になるのかもしれませんが。
問題は、その円安が1ドル=95〜100円で膠着した場合。
そこから先は企業の地力で業績の数字を伸ばす事が必要になってくるわけで。
そこで、どのくらいの企業が業績を伸ばせるか、というのが、すごく不安なんですよね。
私は、
競争力のある自動車産業以外は、業績を伸ばす攻めの経営よりも、
ここまで疲弊してきた社内を立て直すリストラを加速させる、経営再建を加速させるのではないか、と見ています。
すると、円安効果で勝手に帳簿の資産が膨れるような、下駄を履かせてもらっている状態がなくなったとたん、
業績の悪化する企業が増えて、株価はさがっていくのではないかなぁ。
その節目になるのが、年度末決算と次の事業計画が出揃う、6月から7月にかけて。
株主総会シーズンの後ぐらいで。
ここで、アベノミクスの評価が定まるのではないでしょうか。

さあ、どうなるのか。