うーん、ＢＬＯＧＯＳという意見サイトでも、ちょっと書き込みしたのですけど。
最近、とみにプロパガンダ合戦になってきた『従軍』慰安婦問題について。
「河野談話、（慰安婦聞き取り調査の）裏付けなし」石原元副長官が国会で証言 - MSN産経ニュース
慰安婦像撤去を求め日系人らグレンデール市を提訴 米全土拡散に歯止め＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
「河野談話」根拠覆す石原証言 菅長官、聞き取り再検証を検討＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
【追跡〜ソウル発】朴正煕大統領が「米軍慰安婦」管理 テキサス親父がネットで指摘 韓国の団体、サイバー抗議呼びかけ＋（2/6ページ） - MSN産経ニュース
日本が正しい情報を、世界にむかってアナウンスし日本の立場を説明することは、大変重要で意味があることだと思うのですけど。
どうも、
それをきちんとマスコミが報じていないなぁ……と感じるのと。
日本の公人の中にも、マスコミ報道の曲解に影響されて、日本の立場を誤解している人がいるように感じられます。
慰安婦問題について、日本政府はこれに関連した戦争犯罪があり、日本軍の兵士が加担したことは認めているし、それについては謝罪している。
この姿勢は安倍内閣でも第一次でも第二次でも一貫してブレていない。
ただし、韓国人の求めている「人道に対する罪」だという主張に対しては否定している。
「人道に対する罪」とは、当時の日本政府が慰安婦の徴募を通じて、特定民族の虐殺や奴隷化を企図したということだ。
これは単なる戦争犯罪とはまったく次元の異なる話だ。
「日本軍による強制連行」＝「人道に対する罪」のような主張がされているために、日本政府はこれを否定しているのだ。
ただ、この論法は明らかにおかしくて、たとえば捕虜を強制使役して多数の死者を出した「泰緬鉄道」の事例があるけど。これすら戦争犯罪ではあるけど、「人道に対する罪」ではない。従軍慰安婦問題は、とくに国内のマスコミの扱いが「戦争犯罪」＝「人道に対する罪」と一緒くたにして扱っているところに問題がある。
謝罪を求める韓国人に対して、日本政府の心なしを責める主張を掲載しているが、韓国が求めている謝罪は「『人道の罪』に対する謝罪」であって、
「日本人は韓国人を民族浄化しようとしたこと認めろ」ということだ。日本政府がこれに応じられないのは当然なのだ。
朝鮮民族の虐殺を企図したことを認めろ、といっているのだかトンでもない話である。ここが慰安婦問題の最重要ポイントであって、ここをきちんと把握しておかないと、ロクでもない結論になる。
しかし、マスコミはこの点をまったく扱っていない。
どうも最近、意図してこの点を
うやむやにして日本政府の対応を非難するやからが多いのは困ったことだ。
ただ、日本のマスコミがこのような日本を貶めようとする勢力に加担することを許しているのには、
政府のアナウンスの仕方が悪いことも一理あるのだと思う。
慰安婦に関して
戦争犯罪があったことを認めた上で、慰安婦は「人道に対する罪」と言われるような特定民族の虐殺や奴隷化を企図したものではなかったこと、そのような証拠は見つかっていないこと、政府の強制連行への加担については、新たに発見された資料に基づく歴史研究家の解釈にゆだねることを、はっきりと公言すれば、この問題は一気に解決むかう、と私は思っている。
韓国政府の謝罪要求については、韓国側が「人道に対する罪」を主張するかぎり、日本政府としては応じられないことをはっきり明言するべきだろう。
それでボールは韓国側に収まるはずだ。
「強制連行が〜」というロジックは捨てるべきだ。
この点をはっきりせずに、日本を立場を説明しても、
世界には、日本の立場がきちんと伝わらないのではないか、とそれを危惧する次第です。
