kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

やっぱりこの人は典型的な『傲慢エリート』だったのか――「国家の破綻が近い」福田元首相が安倍政権を痛烈批判

内閣改造の人事について発表されたので、
それについて書こうと思っていたのですけども、
マスコミから出てくるコメントが、ちょっと首をかしげてしまう、というか。
今のところ、
あまりも露骨に偏向されたものばかりなので、
明日一日は、
どういう評価が出てくるのか、待ってみようかと思います。
それで、
偏向されたコメントしか出てこないのなら日本のメディアには絶望するしかないのですけどもね。
いよいよ腹をくくらないとダメかな。と。

というわけで、
それ以外でちょっと目にとまった記事がありましたので、
そっちについて書くことにしました。
人間の本質って、ちょっとした行動や言葉の端々に出てしまうのですよねぇ。
この方は、
首相時代に記者会見で逆ギレしたり、
突然辞任したときに思わせぶりなことを言ったり、
言動が常に『上から目線』で
「お前らみたいなバカには付き合ってられない」臭をプンプン漂わせていたのですけども、
やっぱりその通りの人物でした。

「国家の破滅近づく」「安倍首相は競争相手いなかった」共同通信が2日に配信した福田康夫元首相のインタビューでの発言要旨 - 産経ニュース 「国家の破滅近づく」「安倍首相は競争相手いなかった」共同通信が2日に配信した福田康夫元首相のインタビューでの発言要旨 - 産経ニュース 「国家の破滅近づく」「安倍首相は競争相手いなかった」共同通信が2日に配信した福田康夫元首相のインタビューでの発言要旨 - 産経ニュース このエントリーをはてなブックマークに追加

 【政と官】
 各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸(の顔色)を見て仕事をしている。恥ずかしく、国家の破滅に近づいている。官邸の言うことを聞こうと、忖度以上のことをしようとして、すり寄る人もいる。能力のない人が偉くなっており、むちゃくちゃだ。自民党がつぶれる時は、役所も一緒につぶれる。自殺行為だ。

 【内閣人事局
 政治家が人事をやってはいけない。安倍内閣最大の失敗だ。

 【内閣改造自民党役員人事】
 過去4年間の実績評価に対応し、外交や経済、財政などの山積する問題を克服する体質になるかどうかが問われる。

 【安倍晋三首相の政権運営
 (自民党内に)競争相手がいなかっただけだ。(脅かすような)野党もいないし、非常に恵まれている状況だ。そういう時に役人まで動員して、政権維持に当たらせてはいけない。

なんというか、
過去に自民党が下野した事実をすっかり無かったことにして、コメントしているのが、
とても痛々しいです。
ちなみに、
加計学園問題で一躍有名になった前川氏ですが、
有名になった分、過去の悪行も根掘り葉掘り掘り起こされてしまって、
相当能力的に問題があった人物というのが明らかになってきてますけど、
ああいう人物が組織のトップに立っていた今までが異常すぎたわけで、
今回が特別に何か悪くなったわけではありませんよ。
過去には、
尖閣沖漁船拿捕事件で、現場の一役人が非公開の動画データをネットにアップしたりしていますし。
あれも、
本来公開されて検証されるべき物が、なぜか国会にも非公開とされて、事実が隠蔽されていたわけで、
そのときは民主党政権でしたけども、
役人の思う通りにやらせておけば、それはそれで問題が山積みなのですから、
役人の人事については、
政権を叩いて解決する物ではなく、
もう一段も二段も掘り下げるべきものではないか、と思います。


今のところ、自民党=与党ですが、これは『絶対』ではないわけで。
役人が官邸の顔色ばかり伺って仕事しているから、と言って。
自民党と一緒にお付き合いして潰れてくれる、と考えているところが、どうにも自分勝手というか。
それが自覚できていないから、首相を突然する辞任するようなハメになったのでしょうけども。
自民党が潰れるなら、役人は自民党を切り捨てて、他の野党に肩入れするだけですよ。
実際、
過去にはそうして自民党は下野することになったわけですし。
あと、安倍政権が安定していたのは『競争相手がいなかったから』ではなくて、
あえて
自民党内の派閥が競争による共倒れを避けたからに他なりません。
実のところ、
安倍政権が発足した時点で、麻生氏が副総理に収まり、谷垣氏がそのまま総裁を務めていますが、
彼らが結託するなり、単独でそれなりに動いても、
熾烈な権力闘争が起きていたはずです。
そして、
麻生氏や谷垣氏にはそれができるだけの力もありました。
しかし二人はそれを選ばなかった。
なぜなら、自民党内で権力闘争を始めたら、
『安保関連法案の成立』『共謀罪の設立』『日本経済の再生』など、
極めて重要な政治課題を解決することができないのが分かっていたから、
分別を持ってまず政策課題の解決、にあたるために協力体制を築いた。というところではないですかね。
なので、
これらの政策課題がおおよそ解決した今になって、権力闘争が始まった。
というのが現実に即した見方でしょう。
(日本のメディアは何故かきちんと取り上げないのですけども、
 IMFは近頃、アベノミクスが一定の成功を収めたとコメントを出して、
 日本経済が再建しつつあることを認めています)
実際、
『安保関連法案の成立』については、
すでに先行してアメリカに法案成立の見通しスケジュールを約束して、
外交公約と化している面もありましたし。
共産党の追及で、その点なども既に明らかになっていますけど。
これで、『法案通りませんでした』では本当に『日本の破滅』でした。
この辺の事情については、よほど核心に近い場所にいる方ですし、
そういう事情は承知した上で韜晦したコメントを出しているのかとも思ったのですけども。インタビューの要旨を見る限り、そうでもないようです。

やはり、
この方は、個人としては極めて優秀ですけども。
能力はそれだけで、人の上に立てる器ではなかった、ということじゃないでしょうか。
そういう人が首相になれてしまうのだから、
『日本の政界』ってつくづく残念です。