kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

言葉がすごくむなしい ―― 広島原爆の日:市長「自国第一主義」に懸念 核廃絶世界に - 毎日新聞

なんというか、取り組みや努力を『否定』するわけじゃないんですけど。
三者的な離れた立場から見ていると、
単に、記念日に合わせたお祭りをやっているだけだな。と。
そうとしか思えないんですよね。
というのも、
去年、
北朝鮮問題でアメリカと北朝鮮の間で緊張が極限にまで高まったときに。
とくに
北朝鮮がグアムに向けてミサイルを発射する、と、
北朝鮮の軍幹部が
そういう作戦を立案して実行する、というような宣言をしたときに。
じゃあ、
今日、
広島で宣言を読み上げていた人達は翻って何かしていたのだろうかなぁ……?
と思い返してしまうわけですよ。
去年は、
本当に核ミサイルが日本の上空を飛び越えて発射される瀬戸際、と言ってもいいくらいの。
そんな世の中、状況だったわけで。
そのときの世の中の動きを思い出すと、
今日の市長の言葉とかがすごく虚しく聞こえるわけです。
『安全な銃後からなら、何でも好き勝手に言えるよな』と。
その言葉の一言にミサイルが自分に向けて飛んでくる覚悟を持って。
それで喋っているのかな。と。
でも、
かつての凄惨な被害を語り継いでいくことは、
それ自体は
とても大事だと思うのですよ。
式典に参加して平和への祈りを捧げて、そういう態度を行動で示すことも大切なアピールである、と思います。
まず、
その原点をきっちりとこなすところから。
日本人は、まずそこから、その原点に返るところから。
でも、それだけで全てが終わるわけではないし。
それだけやっていれば後は何も考えなくてもいい、ということでもない。
そういうキモチを新たにした日でありました。
日本は厳しい現実を突きつけられたわけで、
それをどうやって乗り越えるのか。
本当に知恵を絞って真面目に考えなければいけません。
安易な政権批判を繰り返して、それで済ませてしまうのは、
思考停止と一国民としての責任の放棄ですよね。
最近つくづくそう思います。
自分ならどういう選択をするのか、
きちんと自分の問題として捉えないと。ね。



 広島は6日、米国による原爆投下から73回目の「原爆の日」を迎えた。平和記念公園広島市中区)で平和記念式典があり、広島市松井一実市長は平和宣言で「自国第一主義」の台頭、核兵器の近代化などに懸念を表明。採択1年を迎えた核兵器禁止条約の発効に向け、日本政府が役割を果たすよう求めた。一方、安倍晋三首相は、日本が参加していない禁止条約には昨年に続いて言及せず、核の保有国と非保有国の「橋渡し」に努めるとした。
式典には被爆者や遺族ら約5万人が集い、過去3番目に多い85カ国の駐日大使らと欧州連合(EU)代表部が参列。核保有国5大国は中国を除く米仏露英が出席し、米国からは初めてハガティ駐日大使が出席した。参列者は原爆が投下された午前8時15分に合わせて1分間黙とうした。

 松井市長は平和宣言の冒頭「73年前、今日と同じ月曜日の朝。あなたや大切な家族がそこにいたらと想像してください」と呼びかけ、被爆者が減少する中、その証言に耳を傾ける重要性を強調。被爆者と連帯した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の昨年のノーベル賞受賞に触れ、「被爆者の思いが世界に広まりつつある」と指摘。今年6月の米朝首脳会談を踏まえ「朝鮮半島の緊張緩和が平和裏に進むことを希望する」とした。
 一方で、米トランプ政権などを念頭に「世界で自国第一主義が台頭し、核兵器の近代化が進められるなど冷戦期の緊張関係が再現しかねない」と強い懸念を表明。互いの恐怖に基づく核抑止論を批判し、「理性」に基づく核廃絶を訴えた。
 禁止条約を「核兵器のない世界への一里塚」と位置づけ、批准が14カ国・地域(50カ国・地域の批准で発効)にとどまる中で日本政府に「役割を果たしてほしい」と訴えた。署名や批准を直接求める表現はなかった。
 これに対し、安倍首相はあいさつで「唯一の戦争被爆国として『核兵器のない世界』への努力は我が国の使命」とする一方、「近年、核軍縮の進め方について各国の考え方の違いが顕在化している。核兵器国と非核兵器国の双方の協力が必要」と強調。核拡散防止条約(NPT)の下で「非核三原則を堅持し、橋渡しに努める」と述べた。
 また、グテレス国連事務総長のメッセージを中満泉・軍縮担当上級代表が読み「世界は(広島の人々の)リーダーシップを引き続き必要としている」と訴えた。
 松井市長と遺族代表は式典で、この1年に死亡が確認された5393人の名前を記した原爆死没者名簿を原爆慰霊碑下の奉安箱に納めた。名簿115冊の記載人数は計31万4118人となった。全国の被爆者健康手帳所持者は今年3月末で15万4859人と過去最少で、平均年齢は82.06歳。次世代にどう被爆体験を伝えていくかが課題だ。
 こども代表の広島市立牛田小6年の新開美織(しんかい・みおり)さん(12)と、同市立五日市東小6年の米広優陽(よねひろ・ゆうひ)さん(12)は「平和への誓い」を読み上げ、「73年前の事実や被爆者の思いを伝える伝承者になる」と決意を述べた。

【高山梓】