今から73年前? 74年前?の8月6日、9日は
日本に原子爆弾が投下された日なのですね。
日本は、
この事実を忘れないようにしようと。
毎年、
広島と長崎で
慰霊行事を執り行っているのですけど。
それで、
今年も慰霊式典が執り行われたのですけど。
テレビでは、
ほとんど取り上げなくなりました。
それに新聞の記事でも、
目に付く機会がめっきり減ったりして。
それで、
私なりに色々と調べて情報を集めたのですけど。
そうしたら、
この行事が、
いまとんでもない事をなっていました。
それを象徴するような記事が、
朝日新聞の社説に書かれていたので。
ブックマークを貼ってみました。
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といっても、
ブックマークを貼った朝日新聞の社説には、
慰霊祭でどんな問題が起きているのか、
そのこと自体については一切書かれていません。
じゃあ、
なぜ、そんな記事にブックマークを貼ったのか。
というと。
実は、
この朝日新聞が社説で取り上げているような内容の主張を、
慰霊祭の当日、
特定の政治団体が、
広島、長崎の式典会場のすぐそばに陣取って、
拡声器を使い、大音量のスピーカーを式典会場の方へ向けて。
ガンガン大音声で抗議デモの主張を垂れ流す……という。
そのため、
広島市では、
慰霊式典当日の参加者から苦情がかなり寄せられたため、
ついには、
慰霊式典当日、会場周辺での、
デモ、拡声器の使用規制を条例によって定める……案まで検討されているのだとか。
現地は、
もう、
慰霊そっちのけで、政府関係者への抗議デモがひしめく、
政治主張の場になっているのです。
それも、
今に始まった話では無くて。
そんなカオスな状況が、
もう何年もずっと続いているのだとか……
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それはさすがに『人』としてどうなんでしょう?
例えるなら、
法要に有名政治家が参加するので、
政治団体が拡声器を持ち出し寺の外に陣取って、
法要中の政治家にガンガン大音声で政治主張を垂れ流す、という。
まさに、
『血も涙もない自己中心的な浅ましさ』
を見せつけられてる思いです。
しかも、
この手のデモは、
広島、長崎に限らず、
東日本大震災での慰霊式典など、
政府関係者や皇族が出席する式典なら見境無しで、
最近では、
どこでも見られる光景になってきているのだとか……
そんな蛮行を、
いったい誰が支持する、というのでしょうか。
『安倍は悪魔』とか騒いでいる人達こそ、
血も涙もないシンの悪魔ですよ。
安倍首相には、核廃絶を求める被爆地からの切実な声が聞こえないのだろうか。そう受けとられても仕方のないやりとりが、今年の夏もまた、広島・長崎の被爆者や自治体トップと首相との間で繰り返された。
「被爆者が生きているうちに核兵器廃絶の毅然(きぜん)とした態度を示してください」
長崎市の式典で、被爆者代表として平和への誓いを述べた山脇佳朗さん(85)はそう訴えた。独学で英語を学び、海外でも被爆体験を語ってきた。
首相はあいさつで、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力を続けることがわが国の使命だと、改めて強調した。
しかし、被爆地では首相へのいらだちと怒りが強まるばかりだ。「毅然とした態度」の象徴として、核兵器の開発と保有、使用などを幅広く禁止する核兵器禁止条約への署名・批准を求めているのに、首相が否定的な考えを示し続けているからだ。
冷戦終結の呼び水にもなった米ロの中距離核戦力(INF)全廃条約は、トランプ米政権の離脱で失効。米ロ間で核弾頭などの数を制限する新戦略兵器削減条約(新START)の存続も危うい状況で、核不拡散条約(NPT)準備委員会では核軍縮の進め方をめぐり核保有国と非保有国の対立が露呈した。
「世界から核兵器をなくそうと積み重ねてきた人類の努力の成果が次々と壊されている」(田上富久・長崎市長)と危機感を強める被爆地の希望が、被爆者の訴えを原動力として誕生した核禁条約である。
だが首相は広島、長崎両市のあいさつで今年も条約に触れず、記者会見では条約を「現実の安全保障の観点を踏まえていない」と評した。日本が米国の「核の傘」に守られているのは確かだが、条約に背を向け続けるだけでよいのか。
広島県の湯崎英彦知事は、核保有国が力を持つ現状について「『現実』という言葉の持つ賢そうな響きに隠れ、『現実逃避』しているだけではないか」と指摘した。一方、核廃絶を目指す核禁条約は、2年前に国連で122カ国が賛成して採択された後、批准国も少しずつ増えており、条約発効に必要な50カ国の半数になった。
政府は核保有国と非保有国の橋渡しをするとして、内外の有識者を集めた「賢人会議」を主催してきた。しかしどう役割を果たすのか、見えないままだ。
首相と面会した長崎の被爆者団体代表は「橋渡しを言うなら核保有国と交渉すべきだ。言葉だけで何もしていない」と批判した。米国に追従するばかりでは、唯一の戦争被爆国としての信頼すら失いかねない。