kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

ヒトラーも中道左派だった ―― 「韓国にまともな民主主義はない」アメリカも抱く誤った韓国観

なかなか面白い記事を見つけたので
ブックマークを貼りました。
ワシントンで活動している朝鮮系ロビイストの韓国擁護……というより、
文オジサン擁護の寄稿記事です。
ここへ来て ―― 第二回目の米朝首脳会談以降、
アメリカの韓国離れ』が決定的になったので。
なんとか繋ぎ止めようとあの手この手を使って必死ですな。
韓国政府は……というか文オジサン政権が。
傍から見ているだけの、
一日本人である私の印象だと、
『どう見ても文オジサンの自業自得で、
 彼が辞任しない限り米韓の関係は修復不能
だと思いますが。
文オジサンは、そんな現実を断固として拒否し続けるようです。
韓国民を道連れにして経済破綻まっしぐら。
でも、
それでも最近の世論調査で、
こんな文オジサン政権を支持する韓国民はいまだに5割弱もいるらしいですから。
韓国経済、景気の回復よりも、
アメリカ陣営からの独立が韓国民の望み……という事なのでしょう。
いかにも見栄っ張りの韓国人らしい望みですね。
それならいっそ、
こんな意味不明の文オジサン政権擁護寄稿文よりも、
文オジサンと金オジサンが仲良くリムジンに乗って二人並んで観衆に手を振っている
記念写真を
ニューヨークのタイムズスクエアに立て看板に広告として張り出した方が、
よほど効果的だと思うのですが……

 

 

 

www.newsweekjapan.jp

 

首都ワシントンの権威ある保守系シンクタンクアメリカン・エンタープライズ公共政策研究所(AEI)が最近、『開かれた社会と韓国におけるその敵――右派独裁から左派独裁へ?』と題したシンポジウムを主催した。
その概要説明には次のような問い掛けがある。「報道によれば、韓国の文在寅(ムン・ジエイン)大統領はメディアを弾圧し、言論の自由を制限し、裁判官と公務員に政権与党のイデオロギーを押し付けているという。文政権は韓国での自由を制限する道をたどりつつあるのか」
この問い掛けでいみじくも露呈したのは、アメリカの外交政策に影響を及ぼす専門家サークルの見識のなさだ。文以前の2代にわたる右派政権が韓国の自由と民主主義をどれほど毀損したか、彼らは分かっていない。
文政権は司法に思想的に介入するどころか、自由と民主主義をよみがえらせようとしている。AEIの懸念とは裏腹に、文政権は朴槿恵(パク・クネ)前大統領のスキャンダルに抗議するデモを戦車でつぶそうとした軍の情報部隊を解体し、朴と癒着していた前最高裁長官を起訴させた。
これが「政権与党のイデオロギーを押し付ける」ことなのか。国民主権三権分立を柱とする自由な民主主義を回復させる試みではないか。
文政権が「フェイクニュース」と闘うと誓ったことも誤解されている。アメリカではドナルド・トランプ大統領が嘘を連発するせいで、皮肉にもフェイクニュースという言葉は本来の意味を失い、政権にとって不都合な「本当のニュース」を意味するようなった。
韓国では事情が違う。歴代の右派政権はニュースに見せ掛けた虚偽情報を世論操作の最強の武器として使っていた。
右派のメディア批評サイト「メディア・ウォッチ」の創設者、邊熙宰(ビヨン・ヒジエ)は朴の弾劾につながった物証は捏造だと主張。韓国のテレビ局の報道をフェイクニュース呼ばわりしたため、名誉毀損で訴えられた。司法は邊の主張のほうが虚偽であると判断し、邊に有罪判決を下した。
この判決も文政権の言論弾圧だと言われているが、それは的外れだ。実際、国境なき記者団の「報道の自由度ランキング」では、韓国は2018年に前年よりも20位高い43位にランクされている。


文政権への根拠のない警戒心
ワシントンの一部に文は独裁支配を目指す野心家だといった見方があるのはなぜか。アメリカの外交政策エリートがいまだに一昔前の「常識」に基づいて韓国の国内政治の動きを読んでいるからだ。
ワシントンには、冷戦の最中、1970年代の韓国の政治状況が今も続いていると思い込んでいるアナリストがあまりに多い。彼らに言わせれば、韓国にはまともに機能する民主主義は存在せず、ただ右と左の独裁政権の交代があるだけだ。右派の独裁政権は(腐敗に目をつぶってでも)アメリカが庇護すべきだが、左派の独裁政権は北の共産主義者にすぐにでも国を売り渡しかねないから要注意だ――彼らはそう考えている。
ワシントンでは疑いの目で見られている文政権の南北融和路線も、韓国国内では幅広い支持を得ている。文の支持率は政権発足当初と比べて一時は大幅に低下したが、今年初めには50%を超えるまでに回復した。南北融和の進展が評価されたからだ。
米政府の対韓外交の枠組みは間違っているだけではない。韓国の人々は1987年に自分たちの手で勝ち取った民主主義を守るため、2017年にも闘った。その苦闘を無視した枠組みだ。
韓国の保守派と米政界にいる彼らの味方は派手なプロパガンダを展開しているが、事実は揺るがない。文政権はどこの国にでもある中道左派政権であり、最低賃金の引き上げなど穏健左派の政策を実施する一方で、大企業寄りの姿勢をおおむね維持している。
韓国は急速に変わりつつある。もはやアメリカの事実上の属国ではない。経済大国の仲間入りも果たし、アメリカにとっては外交戦略上の最重点地域における同盟国だ。韓国のリベラル派指導者に対する米側の根拠のない警戒心は重要な同盟関係を危うくする。

 

 

 

ちなみに
タイトルに書いた言葉は『歴史の教訓』です。
かの人物は、
戦後『歴史に名を残す希代の極悪独裁者』として有名になりましたが。
戦前の彼の姿は、
『期待の中道左派若手政治家』であり、
ヒトラーの政治的な立ち位置については、
(ナチズム=極右から社会主義革命家=極左まで色々な評価がありますが。
(愛国を打ち出し、
(労働者の待遇改善を求めて富裕層を攻撃し、
社会保障の拡充を目指した初期の政治手法からは、
(独裁以前の彼は、
(今風の言葉で『保守左派』(中道左派)が適当だろうと、
(私はそう評価してます。
(人はその時々の状況によって、
(思想、行動、立場が変わっていく生き物です。
(最初から最後まで同じ、なんてまずあり得ません。
(財産、地位、権力が変わればそれに合わせて服を着替えるように。
(考え方、行動も変化していきます。
ヒトラーについても、
(幾つもの顔を持っていた事実がもっと知られるべきです。

熱烈な国民の支持を受けて権力の座に着きました(最初は末席でしたけど)。
強烈な愛国者民族主義者で。
そして、
『愛国』と『民族至上』と『改革』を訴えて、
敵対する勢力、賛同しない勢力には
『旧弊な指導者』『共産主義者』『強欲なユダヤ人』のレッテルを貼って攻撃し。
自らに権力を集めていきました。そして、その結果……
行き詰まってしまい、
それを打開するために『侵略』と『戦争』を選択して、
世界大戦を引き起こしたのは歴史書に記されている通りです。
果たして彼は、
最初から『世界大戦』を目指していた『極悪人』だったのか……
そうではありません。
当時、
自国防衛に必要な武装すら認められていなかった、
屈辱的な状況から抜けだし自立を目指してスタートした選択が、
(それを訴えれば大衆に支持してもらえると彼は考えていた)
いつからか己の権力を守るための『独裁』へと
変容していったのです。
これは
多くの研究によって明らかになっています。


『ナチが共産主義者を襲ったとき、自分はやや不安になった。
 けれども結局自分は共産主義者でなかったので何もしなかった。
 それからナチは社会主義者を攻撃した。自分の不安はやや増大した。
 けれども自分は依然として社会主義者ではなかった。そこでやはり何もしなかった。
 それから学校が、新聞が、ユダヤ人が、というふうに次々と攻撃の手が加わり、
 そのたびに自分の不安は増したが、なおも何事も行わなかった。
 さてそれからナチは教会を攻撃した。そうして自分はまさに教会の人間であった。
 そこで自分は何事かをした。しかしそのときにはすでに手遅れであった。』


これは
ドイツのルター派牧師であり反ナチ運動組織告白教会の指導者
マルティン・ニーメラーの言葉に由来する有名な一説ですが。
最初から、
国民の敵として登場する独裁者はいません。
国民にとって都合の良い敵を作り出し、
それを口実に少しずつ己の権力を強化して、
悪辣な独裁者へと至るのです。
その視点で、
文オジサンのこれまでの政治手法を見返してみると……どうでしょうか。
何かしら共通する点が
チラホラと見えてきませんかね。


なぜ
アメリカとヨーロッパは、
韓国を警戒するのか。
それは、
あの悲惨な世界大戦をくぐり抜けて生き抜いた
歴史の教訓に多くを学んでいるから、ですよ。