kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

こういうのが8050問題なんですよ ―― 元農水次官、自宅で長男刺す 東京・練馬、容疑で逮捕 搬送先で死亡

川崎市の通り魔事件で、
にわかに脚光を浴びている『8050問題』ですが……
私的には、
川崎市の事件は、
『8050問題』というよりも、
『失業者が起こした事件』と評価するべきではないか。
と、
そのように見ています。
というのも、
幾つか腑に落ちない点があるのです。
それは
これまでこのブログで何回かに渡って書いてきたいのですけど。
8050問題とか、
引きこもりの暴力事件の場合、
まず同居している家族――今回の場合、伯父夫婦がターゲットになる。
家人との間でトラブルが発生してそれがエスカレートしていく、
その成れの果てに事件となる、って形なんですね。
そういう典型例、と思える事件があったので、
ブックマークを貼ってみました。

 

www.sankei.com 

 1日午後3時40分ごろ、東京都練馬区早宮の民家から「息子を刺し殺した」と110番通報があった。駆け付けた警察官が血を流している男性を発見。警視庁練馬署は殺人未遂容疑で、この家に住む元農林水産省事務次官で無職、熊沢英昭容疑者(76)を現行犯逮捕した。調べに「長男を刺したことは間違いない」と容疑を認めている。
 同署によると、男性は熊沢容疑者の長男で無職、英一郎さん(44)。搬送先の病院で死亡が確認された。同署は容疑を殺人に切り替え、トラブルの有無などを調べている。
 逮捕容疑は1日午後3時半ごろ、自宅で英一郎さんの胸など複数箇所を包丁で刺すなどし、殺害しようとしたとしている。
 熊沢容疑者は岐阜県出身で東大卒。昭和42年に農林省(現農水省)に入り、経済局長などを経て平成13年に事務次官に就任したが、牛海綿状脳症(BSE)問題の責任を問われる形で14年に退官した。その後、駐チェコ大使を務めた。
 現場は東京メトロ有楽町線平和台駅の南約650メートルの閑静な住宅街。熊沢容疑者は妻と英一郎さんの3人暮らしで、近所の男性(86)は妻と出掛ける姿をよく見掛けたといい、「10年ほど前に引っ越してきたと思うが、息子の姿は見たことがない」と驚いていた。


元農水次官が起こした息子殺害事件です。
被害者の息子さんは、
どうも引きこもりだったようで。
近所の人は同居していたのは知っているけど、
息子の姿はほとんど見てない。と。
そのような状況で、
家の中で暴力事件が起きて家族関係が破綻する。
こういうのが、
『8050問題』とか『引きこもり』が関連する事件の特徴なんです。
でも
川崎の事件は異なります。
家の中で目立ったトラブルがなくて、家人が相談していたら家から飛び出して
いきなり社会へ向かう……というのは、かなり異例ですよ。
しかも、
伯父夫婦が差し入れた手紙が事件の引き金になっている様だから、
まず犯人の恨み、怒りは手紙を差し入れた伯父夫婦へ向かうはずなのに……なぜ?
さらに、
犯人を『引きこもり』として評価すると違和感が出てくるのが、
犯人独自の金融口座の存在です。
同居はしていましたけど。
家人とは接触がほとんどない。
その中で、犯人は独自の金融口座を持っていて。
そこに不定期での入金があった。
ということは、
これ、
犯人が自分で口座に入金していたことになります。
つまり、
それなりの頻度、家の外に出ていて活動していた。
となると、
この金融口座に入金されていたお金の出所ですけど。
多分、
伯父夫妻が渡していたお小遣いだけではなくて、
犯人が『日雇い仕事』などをして。
不安定ながらも、
独自でそれなりの生計を立てていた。
その結果ではないでしょうか。
小遣いだけなら、
財布なりで管理して、
わざわざ口座に入金する必要はないと思うのですよ。
既に出所を知られているお金だから。
でも、
それ以外のお金が家に置いてあると、どこから出てきたんだ、
って話になって。
働けるのなら、自立できるのではないか、
という話にもなって。
犯人は、
そういう事は極力避けたい、と考えていたのではないかな。
と。
ちなみに私が予想する犯人の『日雇い』出稼ぎですけど。
警察が押収した預金口座の記録を見てないので、
当てずっぽうになりますが、
良くて『月イチ』
多分、『2~3ヶ月に一回』あれば良い方では無いか、と。

 

 

www.asahi.com 

 川崎市多摩区の路上で児童ら多数が殺傷された事件で、刃物で襲ったとされる岩崎隆一容疑者(51)が使っていた金融機関の口座に定期的な入金がなかったことが捜査関係者への取材でわかった。一方、事件当時には現金約10万円を持っており、入手の経緯や生活の実態について調べている。
 捜査関係者によると、岩崎容疑者の金融機関の記録を調べたところ、入金の記録があったが、定期的なものではなかったという。神奈川県警は、岩崎容疑者には給与などの定期収入がなかったとみている。
 岩崎容疑者の親族から相談を受けていた川崎市によると、岩崎容疑者は長期にわたって就労しておらず、親族から小遣いを渡すことがあったという。
 事件当時の岩崎容疑者は黒い服と紺色のジーパンを身につけ、ジーパンのポケットからは現金約10万円と身分証が見つかった。一方で、財布は持っていなかったという。
 県警は5月31日、事件で軽傷を負った女児が新たに1人確認され、重軽傷者は計18人になったと発表した。小6の女児(11)と別の児童の保護者の男性(39)が死亡している。


そして、
もう一つ引っかかっているのが、
わざわざ生活圏から離れた場所まで出向いて
何もメッセージを残していない。
この点です。
社会に対する恨みの場合だと、
もっと日常的に人通りの多い場所で犯行を起こす。場合がほとんどなんですよね。
歩行者天国、とか。
ショッピングセンター、とか。
その方が遙かに目立つし。
社会へ与える脅威が大きいですから。
犯人の住所近辺なら『町田』とか。
JR町田駅の前の歩道橋とかなら絶好のロケーション。
朝の通勤時にアソコで犯行を起こした方がもっと派手になっていたはずで。
この犯人は大人も殺害しているので、
大人が襲えなかったわけじゃない。
なのに、
なぜ、
数駅離れた住宅地の小学生を選んで狙ったのか。
小学生を襲った事例だと、
犯人は、弱者に暴力を振るうタイプで自決しないんですよ。
自分が傷つくこと怖れているタイプがほとんど。
で裁判で『死刑になりたかった』と供述する。という。
でも、これも今回と当てはまらない。
とか、
過去の犯罪事例と付き合わせていくと、
今回の川崎の事件はどこかおかしい。
犯人のしている事がチグハグなんです。
だけど、
周到な準備を重ねて、
そこからは物凄い『執念』――いや『怨念』と言うべきなんでしょう。
それが感じられる。
その『怨念』みたいなものはどこから出てきたのか。
それで、
ちょっと前にこんな記事が出ていたのですけど。

 

friday.kodansha.co.jp

 

「容疑者にとっては、カリタスの児童でなければダメな理由があった。岩崎容疑者の親族の中に子どもカリタスに通わせている、もしくは通っていた人物がいるのではという情報もある。その親族との間で何らかのトラブルがあり、逆恨みした容疑者が凶行に走った可能性も指摘されている」(捜査関係者)


どうも、
こっちが本命じゃないかなぁ。
無差別型というより、
個人的な怨恨に無関係の人が巻き込まれた。
という方が可能性が高い。
特定の人物を狙っていたのだけど、
その場で特定できなかったので、
手当たり次第に倒していった。と。
それを
『無差別型殺人』というのは、
無意味な社会不安を煽るだけなので。
私の推測が事実に近いのなら、
マスコミはきちんと報道を改めるべきです。
むやみやたらと社会不安と弱者への偏見を煽るような今の報道は、
卑劣極まりない。



あーでも、
家に関与してきた親族への怨恨が原因だとしたら
川崎の事件は8050問題の特殊例、となるのですかね。
それはそれで、
きちんとハッキリさせてから議論するべき問題ではないでしょうか。