『凄い』というか。
『恐ろしい』ほどの凄みを感じるのですよ。
私は。
何が、って。
こんな風に記録が出たときには、
マスコミがワーッと取り上げますけど。
最近は、
若いヒーローの、
中学生棋士藤井四段(今は高校生七段になってます)ばかりに焦点を当てて。
それ以外には、
ほとんど光が当たっていなかった……
そういう中でも。
勝ったり負けたりしながら、勝ち星を積み上げていたわけで。
その
『集中力を持続させる力』
一昔前なら、
『闘争心』とか『ガッツ、根性』とか『ハングリー精神』とか
そんな言葉でたたえられていたモノ、
今なら、
なんと表現するのが適当なのか……
ちょっと思い浮かばないのですけども。
とにかく、
凡人の私には、
どうしてそこまで気力が続くのか、途切れないのか。
空恐ろしささえ感じます。
すごいなー
将棋の羽生善治九段(48)は4日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)に133手で勝ち、歴代単独1位となる公式戦通算1434勝(591敗)を達成した。
1985年に史上3人目の中学生棋士となった羽生九段は86年1月のデビュー戦で勝利して以来、約33年4か月で大山康晴十五世名人の保持していた通算1433勝の記録を27年ぶりに更新した。通算1000勝や1200勝も史上最速、最年少で達成しており、通算勝率は7割を超えている。
この日の対局相手・永瀬叡王は、対戦成績で羽生九段が負け越している若手の強豪。永瀬叡王の攻めをしのぎきった羽生九段が、終盤着実にリードを広げた。
羽生九段は終局後、「(1434勝は)今年に入ってからの一つの大きな目標でした。大山先生とは時代背景も違うが、数字として一つ先にいけたことはありがたいことだなと思います」と話した。