一昨日から日本に猛威を振るっていた台風19号。
すでに
日本列島から離れ太平洋の彼方へと過ぎ去ったのですけども。
その被害は、
未だに拡大中で。とどまるところを知りません。
しかも、
そのほとんどが河川の氾濫による水害で。
複数の自治体にまたがった、
かなり広い地域で発生しています。
そして、
支流などの流域では水が引き始めているものの。
本流にあたる、
国が管理するような河川では。
いまだに増水が止まらず、
濁流が溢れ続けているのだとか。
そのために、
捜索も救助もままならない状況で。
災害発生から3日目に突入しようとしています。
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正直、
これ、
台風上陸以前にはまったく予想していなかった事態になりましたよね。
暴風に対する対策は、
連日の様にアナウンスされていたのですけど。
それこそ『沖縄』を例として取り上げたりして。
けれども、
複数の主要河川が同時に、
長時間の豪雨にさらされて増水。氾濫とか。
しかも、
記録的豪雨だとか。
まさに『想定外』でした。
今日は、
朝からテレビで延々と被災地の様子を映して。
解説をたれ流してましたけど。
それを今更言われても……
どうにかなる内容ではないですし。
今後、
今回と同じような状況が発生した場合に。
果たして
『適正』な対処方法とかあるのだろうか。
と悩んでしまう、
そんな内容です。
発生のメカニズムとか、
理屈が判ったとして。
それに
個人で対処できるのか。
いや、
行政で対処する。それすら難しいと思えます。
水をためておくべき『貯水ダム』でも対応できない量、に対して、
有効な手段が何かあるのだろうか。
無ければ、
出来る事は
天に祈るだけです。
人間とは、なんと無力であることか。
台風19号による猛烈な雨の影響で、長野県の千曲川など21河川の24カ所で堤防が決壊し、住宅地などをのみ込む大規模な洪水被害が各地で発生した。土砂災害も相次ぎ、11県の35人が死亡し、17人が行方不明となった。負傷者も多数に上った。孤立状態になった地域も多く、警察や消防のほか、災害派遣要請を受けた自衛隊が捜索や救助を行った。共同通信が集計した。
国土交通省によると、長野市穂保では13日午前3時ごろ、千曲川の堤防が欠損しているのを監視カメラで確認。その後、約70メートルにわたり決壊し、大量の濁流が流れ出したとみられる。福祉施設など5カ所で高齢者ら計約360人が孤立した。堤防決壊は栃木県佐野市の秋山川や茨城県常陸大宮市の那珂川などでも発生。宮城県丸森町や埼玉県川越市でも広範囲で浸水が起きた。
堤防が決壊しなかった川でも氾濫が相次ぎ、相模原市緑区では13日午前、川の下流で30代の母親と小学生の娘が見つかり、ともに死亡。周辺で前日夜、家族とみられる4人の車が川に落ちたとの通報があった。長野県東御市では橋の近くの道路が陥没し、3人が乗った車1台が流され、行方が分からなくなった。