クルーズ船の乗客で
感染した人の中から。
新たな死者が出たそうです。
その事については、
感染者数がかなりのものですから。
驚きはないのですよねぇ。
けっこう慣れてきている、
というか。
この件については
突き放した感じで、
かなり醒めた目で見てます。
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それより気になるのは、
国内での
感染者が新たに12人、確認された件です。
1日での感染者確認が2桁になりましたねぇ。
そこで、
政府は
感染対策を
『次のフェーズ』へ移行する事を表明しました。
ですけど。
正直に言って、
今の日本では。
次の対策、って言っても。
大した事は出来ない、
だから、
現在の感染拡大の勢いをとどめるのは
無理だと思いますけど。
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だって、
やるべき事はハッキリしていて。
『国民全員隔離』
これしかないわけです。
薬を使って『治療』という形で
ウィルスを撲滅、封じ込めが出来ない以上。
感染の対象となる人間を
物理的に封じ込めて感染拡大の機会を減らすしかありません。
つまり、
職場、学校、その他の施設の封鎖、
地域をまたいだ移動の禁止など。
それを
2~3週間ほど継続する。
この先の感染拡大の勢いをとどめるのに、
有効な対策は、
これしかないですから。
そして、
これを一気にやらなければ。
感染の勢いは止められません。
小出しに、
部分的に隔離を進めたところで、
歯抜けになっている部分から、
倍々ゲームで。
感染が拡大し続けるだけです。
たとえば
『時差通勤』によって、
電車やバスなどの混雑を回避する。
とか、
テレビで言ってますけど。
これ、
感染リスクを排除できるレベルまで
混雑率を緩和するなら。
おおよその目安で
乗車率50%以下でしょ。
ひょっとするともっと低い数字が必要かもしれません。
現状、
通勤混雑時の混み具合が、
平均乗車率で120~150%くらいの路線だと。
朝の通勤時間帯、
6時台後半から7時、8時、9時台前半で
先に書いた混雑具合ですから。
だいたい3時間ほど、
乗車率120%越えの混雑が続くわけです。
これを
時差通勤で乗車率50%以下に抑えましょう、
とすると。
輸送量の総量が一定なら、
所要時間を約3倍に増やすしかないわけで。
通勤時間帯が9時間になる計算になります。
つまり
通勤シフトで日夜逆転する人間が出てくる。
それは
通勤の混雑を緩和するためだけに、
必要なシフトで。
営業時間を考えたら、
とても現実的ではありません。
とか
とか、
通勤一つとってみて
考えても、
現在の生活スタイルを
維持したままでは、
感染対策として有効な
『隔離』はまずもって無理です。
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かといって、
小出しにして、
感染者が増えてから
数が増えたので、
厳しく隔離政策をしましょう……
というのは。
中国の『武漢』で起きた失敗そのままです。
時既に遅く、
どれだけ隔離しようが
感染者が増えすぎてしまった後なので。
まったく効果が見込めない、という状況で。
その先は、
免疫の弱い、
感染する人が全員感染して、
死ぬべき人が全員死んで。
もう、
ウィルスが感染できる先が無くなるのを
ひたすら待つだけ、という。
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私的には、
今より段階を引き上げた
感染対策と言えば。
感染者が少ない内にガッツリ隔離政策をやった
『北京・上海』スタイルか、
感染者が増えるまで対策を小出しにして、
増えすぎてどうにもならなくなってから
地域まるごと封鎖した『武漢』スタイルか。
極論すると、
そのどちらかに行き着くわけですけど。
果たして、
日本政府は
どちらを選ぶつもりなのですかね。
厚生労働省は23日、新型コロナウイルスの集団感染があったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っていた日本人の80代男性が、肺炎で死亡したと明らかにした。同船の死者は3人となった。厚労省によると男性には持病があった。新型コロナウイルスへの感染の有無や、乗客乗員のどちらかは「遺族の了解を得られていない」として公表しなかった。
一方、国内では北海道と千葉、愛知両県で新たに計12人の感染が確認された。
北海道では札幌市の70代男性と、道内の20~80代男女8人の計9人の感染が判明した。
千葉県は、県内の40代男性会社員の感染を確認した。男性は関節痛や筋肉痛を発症した後、新幹線などで広島県や岐阜県に出張していた。
愛知県では、名古屋市内に住む70代の男女2人の感染が分かった。いずれも15日に感染が確認された市内の60代女性の立ち寄り先で接触した可能性がある。
加藤勝信厚生労働相は23日の記者会見で、新型コロナウイルスの国内の感染状況について、国内発生早期だが、「次のフェーズ」への移行期との認識を示し、早期の対策の必要性を強調した。
加藤氏は、感染拡大防止に向けた政府の基本方針策定に向けた考え方として、現時点で最も重要な対策に「集団発生を防ぎ、感染の拡大を抑制」することを挙げた。患者の増加のスピードを抑えて「時間を稼ぎ」(厚労省幹部)、その間に医療体制の強化を図って流行のピークを下げるための具体策を24日の専門家会議で検討し、基本方針で示す考えだ。
国内の感染状況について加藤氏は「国内発生早期ではあるが、いつ次のフェーズに変わっていってもという話が(専門家会議で)あったが、まさに移行期」と説明した。
また、集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を下船した乗客が、下船後の検査で陽性であることが判明したことを踏まえ、下船者の健康状態のフォローアップ体制をさらに強化する考えも示した。
具体的にはこれまで定期的に実施するとしていた健康確認を、下船日の翌日を起算日として14日間、毎日、行うよう自治体などに要請した。下船者に対し、周囲と接触する際はマスクを着け、公共交通機関の利用は避けることも求めた。
東京都内で介護老人保健施設に勤務する60代男性が感染したことにも言及。発熱した職員は出勤せず、入所者への面会は原則緊急時に限るなど、感染拡大防止のための留意点をまとめた事務連絡を、24日にも都道府県に出す考えを示した。