前に書いた愚痴記事で、
日本国内の感染状況について触れたときに。
『発熱』だけで、
感染を判断する難しさについて指摘したのですが。
それについて、
学術論文が指摘している事実を、
記事にしているものがありましたので。
ブックマークを付けてみました。
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この手の論文記事は、
最近になってボチボチ数が増えてきました。
日本国内でも、
新型肺炎に関して、
正しい情報を啓発しようと務めている有志の方が
いち早く取り上げて解説していたり。
自分で
情報を探しに行けば。
それなりに
手がかりがあるのですけど。
自分から動かない情報弱者だと……ねぇ。
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今回の新型肺炎は
ようやく、
色々な症例の検討が始まった。
今は、
まだそんな状況で。
今日
正しいと思っていた事実が
明日には
訂正されているかもしれない。
そんな具合なんですよねぇ。
なので、
日々
アップデートしていないと。
目の前で起きている事実を見落としてしまいますよ。
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ただ、
小難しいことは理解出来ない、理解したくない
一般国民向けに。
『発熱』を一つの目安にする。
という簡易的判別手法は、大変有用なんですけど。
それがすべて、
と
思い込んでしまうと。
危ういですねぇ。
新型コロナウイルスによる肺炎で、入院時に37・5度以上の発熱があった患者は4割程度にとどまると、中国の研究チームが発表した。チームは「発熱を重視しすぎると、患者を見落とす可能性がある」と指摘している。
論文が米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された。研究は中国の国家衛生健康委員会が主導し、大学や病院の医師らが参加している。
チームは、中国の約500病院の患者計約1100人について、診療記録を分析した。その結果、入院時に37・5度以上発熱があった患者は43・8%だった。その後の入院中に88・7%まで増えた。
患者は昨年12月11日から今年1月29日までの間に感染が確認された。年齢の中央値は47歳、潜伏期間(同)は4日、入院期間(同)は12日だった。
インフルエンザや重症急性呼吸器症候群(SARS)ではほとんどの患者が発熱するのに対し、新型コロナウイルスは発症初期に発熱しない患者が多いことが大きな特徴だという。
二木芳人・昭和大特任教授(感染症学)の話「国内でも、発熱などがない人から肺炎が見つかる事例は報告されている。論文は、初期症状を見極める難しさをよく示している。症状が出ない原因の解明が待たれる」