弟が、
その昔ゲーセンの店長をやっていた、
というか。
エリア・サブマネージャーをやっていた。
というか。
今はもう、
そっちの業界からは足を洗ってしまっているのですけど。
いまだに昔の関係で、
アレコレと話を聞く機会があって。
昨今の
ゲーセン事情なども
たまに私の耳に届きます。
それがまあ、
ロクなもんじゃない。というか。
景気の悪い話ばかり、で。
ほとんど
愚痴だけ、
という。
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昔から見かける
テーブル型、アップライト型のビデオゲーム、ってのは。
今はまったく人気がなくて。
ビデオゲームでかろうじて客が寄りつくのが、
カードを使って遊ぶタイプ、
もしくは
通信機能を備えた大型筐体系。
ただ、
これは一つ入れるのに100万円単位の費用がかかる、
なので、
よほどの人気シリーズでないと。
まずもってペイしないという。
日銭を稼ぐのは、
UFOキャッチャー。
ゲーセンと言うけれど、
その実態は
UFOキャッチャー屋、だとか。
収支は、
ほとんどカツカツで。
毎日お客さんが寄ってくれる、
駅近の立地ならなんとか生き残れるけど。
それでも、
地代、というかテナント料が高いのでギリギリ。
ちょっとでも、
お客さんが減ると足がでて。
廃業一直線、
ほとんどのお店が
そんな感じなのだとか。
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そういう状況で、
今年の4月、5月の緊急事態宣言の後、
街には人っ子ひとり居なくなる、って
状況になりましたから。
果たして、
それで生き残れるのか。
かなりヤバイのではないか、
3ヶ月後、半年後の節目で、
廃業する店が、
続々出てくるだろうな……
とか。
弟と予想していたら。
その通りになりましたねぇ(泣
私の生活圏内でも
見知った、
20年選手の地元店が、
廃業。
更地になっていました(涙
2店ほど。
どちらも、
駅近の立地だったので。
物件としては、
けっこう優良なんですよねぇ。
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そういう厳しい現実の中で、
新宿の旗艦店とか言ってしまえるほどの
規模を持った有名店が
店じまいする、とかね。
夢も希望もないなぁ……
内情としては、
いったん大きく凹んでしまうと、
たとえ
この先
売り上げ、客入りが
元に戻ってたとしても。
利幅をそこそこしか出ないので。
どうやっても、
取り戻せる見通しが立たない。
と。
なので、
きれいに手じまいできるウチに、
片を付けたのだろう、
と。
なんとなく推察できますけど。
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これも
時世の移り変わりの一部、
と
言ってしまえば。
それまでの話なんですけど……
思い出の地が
消えて無くなってしまうのは
寂しいですねぇ。
「新宿プレイランドカーニバル」11月29日の営業をもって閉店へ 1985年開店の老舗ゲームセンター
東京・新宿歌舞伎町の老舗ゲームセンター「新宿プレイランドカーニバル」が、11月29日の営業をもって閉店すると発表しました。
11月9日に発表されたお知らせで、「2020年11月29日の営業をもちまして閉店いたします」と同店の閉店を発表しました。閉店の理由は「新型コロナウイルスの影響」。「1985年の開店から現在まで長きのご愛顧に心より御礼申し上げます」と感謝を綴っています。 新宿プレイランドカーニバルは、歌舞伎町最大級の機種数を誇る大型ゲームセンターで、UFOキャッチャーをはじめ、音ゲー、大型体感ゲーム、プリクラ、メダルゲームなどさまざまなジャンルのゲームが年中無休で楽しめるとあり、歌舞伎町のランドマークの1つでした。
Twitterでは同店の閉店について「思い出の地が…」「中学生の頃、よく行ってたなぁ。入場料払えば一日中遊べるから電車代考えても破格だったんだよな」「カニバで作った思い出は一生忘れません」と国内外から惜しむ声が広がっています。