kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

色々と判ってきました…… ―― 衝突トラック、列車の通過前から線路上に

今月2日に
台湾で発生した特急列車の脱線事故について。
だんだんと
事故発生当時の状況が
明らかになってきました。



当初は、
列車が通過中にトラックが落ちてきたのか、
とも
考えられていましたが。
脱線列車の運転記録、映像記録と
他の列車の目撃証言から。
列車が現場到達前に
すでに
問題のトラックが崖から転落して。
線路脇に落ちていたそうで。
脱線した列車の運転士は
事故直前
現場に到達して
それに気が付き、
急ブレーキをかけたものの。
減速が間に合わず。
そのままトラックに衝突、
ズルズル引きずる形で
トンネル内に突入したそうな。
さらに、
この転落したトラック。
事故15分前は
別の列車が同じ線路を問題無く通過している事から
事故直前まで
現場に落ちていなかった事も
新たに
判明しました。



しかし
どうしてそんな所に
トラックが転落するのか。

それが大きな疑問なんですけど。
それは
事故現場の俯瞰写真を見ると
トラックが現場に落ちていた理由が
よく分かります。
事故現場がある
山の斜面上方で
別の線路のトンネル外壁改修工事が
行われていたんですねぇ。
そこに、
何台もの工事車両、大型トラックが並べて停車していて。
今回
事故を起こしたトラックも、
このうちの一台。
停車時にサイドブレーキをきっちりと引かずに
停車していたため。
何かの拍子で
下側へ滑り落ちていった。
と。
そして
滑り落ちた先に線路があったと。
台湾の現地警察は
そのように考えているようです。
実際、
現場写真を見ると
そう判断する根拠も推測できて。
事故現場は、
列車が頻繁に通過していく場所です。
なので
トラックが停車している路面は
電車が通過するために
かなり大きく振動するんですね。
それに合わせて
停車している車両も大きく振動します。
すると、
だんたん路面の傾きに従い、
ずるずる滑り落ちていって……
いったん勢いが付いてしまったら、
あとは
真っ逆さま。
おそらく
警察はそのように推測しているのではないかな。



ただ、
そうだとしたら不可解なのが、
トラックが転落するまでには、
それなりに時間が掛かっているはずで。
途中で誰かが気が付いても
おかしくないんですよねぇ。
この疑問は
ブックマークを付けた記事の中でも
触れられています。
事故現場付近の
トラックが停車していた工事現場では
かなりの人数が作業していたようですし。
隣に止めていたトラックの位置が動いていたら
気が付きそうなものです。
一瞬で
真っ逆さまに転落して、
手の内ようが無かった。
というのとは
状況が違いますから。
何か別の原因があるのかな……



あと、
事故に遭われた被害者の数は、
その後
大きな変化が見られず。
事故車両からの乗客の収容も終了しているので。
被害者の数は
おおよそ確定したようですね。
こう言ったら
不謹慎かもしれませんが、
増えなくて良かったです。

 

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衝突トラック、列車の通過前から線路上に 台湾脱線事故

 台湾東部・花蓮県で2日に起きた台湾鉄道の特急列車の脱線事故で、衝突したトラックは事故の前に線路上に転落していたことが分かった。別の列車が事故の約15分前に同じ線路を通過していた。台湾メディアが行政関係者の話として伝えた。
 トラックは線路沿いの斜面から転落した。捜査当局は、直前までトラックを運転していた建設作業員=過失致死罪などで起訴=が、停車時にサイドブレーキをきちんとかけたかどうか調べている。なぜ転落に気づかなかったのか、などについても聴くとみられる。
 台湾紙によると、行政の運輸安全調査委員会が事故列車の走行記録器を解析したところ、列車通過前にトラックが線路内に横転している映像が残っていた。現場は緩い右カーブで、最高制限時速は130キロだった。

死者数を50人に訂正
 一方、行政の事故対策本部は死者数を50人に訂正した。DNA型鑑定の結果、同じ遺体を重複して数えていたことがわかったという。