この前
車椅子の話題について
アレコレ書いたので。
ついでに
こちらにも
書いておこうと思います。
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聖火リレーのニュースを見て回っていた時に
見かけたニュースです。
これは、
私的には
言語道断、許してはいけない、
と思います。
人として
主催者側として
大変失礼な対応ですから。
参加者が取材を受けるために
大会側が
取材会見会場を指定しておきながら、
その場所は
車椅子参加者にとっては
入場出来ない場所でした、という。
なんで
そんな場所を指定したんだ、って
大問題ですよ。
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運営側は
式典を開く上で
誰が参加するのか、
把握しているわけですから。
その上で、
この場所を指定しているのですから。
招致した人に対して
全員分を席をきちんと
用意するのが
常識です。
運営側として
当然の準備です。
それをしていなかった、というのですから。
明らかな職務怠慢、
話になりません。
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新型コロナ感染予防のために
急遽会場が変更になった、
という
事情があるにしても。
だから、
一部の参加者のことは
想定していませんでした。
って、
そんな対応はありえませんよね。
その場で、
『抱えて運びます』とか言われても
言われた方は困ります。
せめて
事前に会場の状況が告知されていれば、
参加する方も、
普段から頼りにしている
気心知れた介助者を連れて。
介助者に抱えて貰って
二階まで移動。
車椅子は現地スタッフに運んで貰う、
とかの
対応で移動しよう、とかの覚悟をして。
事前にそれが可能かどうか
問い合わせたりして。
参加できるのですが。
いきなりその場で、
知らない人から
唐突に『抱えて運びます』とか言われても
困惑するだけです。
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運営側が
すべてにおいて完璧に対応することは無理、
だとしても。
事前に
状況を詳細に告知するだけで、
解決出来る事が
たくさんあります。
今回
ブックマークを付けた記事の場合は、
運営側が
参加者に一報を入れるべきでした。
こういう、
本来想定されてしかるべき
きちんと準備した対応があって当然なのに。
それが
まったく想定されていない、
当事者の
思い込みの中に
障碍者の存在が入っていない。
こういうのが『差別』です。
こういう事例を
許してはいけない。
こういう事例は、
もっともっと大きく取り上げられて
厳しく批判、批難されるべきです。
聖火リレー参加の電動車いすランナー、エレベーター小さくて取材会場に入れず…「仕方ない」
三重県四日市市の聖火リレーに参加した電動車いすの男性ランナーが走行後、大会組織委員会の指定場所に到着できず、取材を受けられないトラブルがあった。
京都市内での式典参加者、2千人から5百人に縮小
取材場所は市文化会館2階のホールだったが、エレベーター(開口部80センチ、奥行き135センチ、幅140センチ、11人乗り)が小さく、男性は乗れなかった。運営スタッフが会場に男性を抱えて運ぶことなどを提案したが、断られたという。
組織委は「会場を1階に移すなど柔軟な対応ができず、申し訳なかった」としている。男性は読売新聞の取材に「よくあることで仕方ないです」と残念そうに語った。