今月8日、
少年を含む男性4人組が、
銀座の高級腕時計店に押し入った強盗事件。
これに関する続報が
本日出まして。
それが
なかなか興味深い内容でしたので、
関連するニュース記事にブックマークを付けました。
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この事件、
当初は
インターネット上のSNSなどを通じて
見知らぬ人が寄せ集められて、
指示役の指令に従い犯行に及んだ……
今年
にわかに注目されて世間を騒がせている犯行形態、
いわゆる
『闇バイト』事件の新たな一例ではないか、
と
見られていたのですが。
どうも、
捜査を進めていくと
実態は
そうではないようでして。
事件直後は、
面識がない、と供述していた4人組でしたが、
実は
そのうちの3人は顔見知り、
その中の一人がリーダー格で
今回の犯行を計画したそうな。
ただ、
これも
現時点での暫定的な情報による推察なので。
今後、
状況が変化する可能性がありますけど。
なんにしろ、
当初
報道されていた
見知らぬ人が集められた即席の犯行ではなくて。
仲良しグループのメンバーが
かなり入念に計画を立てて犯行に及んだ、
という。
ある意味、
訓練されたプロもしくはセミ・プロによる犯行、
みたいですね。
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さて、
こういう展開になると。
事件が、
仲間うちで
用意周到に計画、準備された犯行だった、となりますと。
次に気になるのが、
今回襲撃された高級腕時計店の内部に
犯行組の協力者がいるのではないか、
という疑惑ですよ。
今回の事件は
2分という短時間で犯行を終わらせて
逃走したそうですから。
これは、
外から見ていたらだけの情報収集では、
そこまで
上手く段取り組めませんよねぇ。
何を狙うのか、
どこに何が置いてあるのか、
行き当たりばったりで
必ずアタリを引けるとは限りません。
とくに難しいのが、
客がいない隙を突くことでして。
こればかりは、
外で見ていれな、おおよその動向、傾向は掴めても。
犯行日に
必ず同じような客入りになる、とは限りませんから。
客入りを絞って
店内を確実に無人にするためには、
店側内部協力者の存在が不可欠です。
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これは当然、
警察も
その可能性を考慮して
捜査を進めていますよね。
それで、
今回
この捜査情報を公表してきた、ということは……
白い仮面の銀座強盗、きょうにも4人再逮捕…「知らない人」供述も実は横浜の仲間・犯行2分と判明
東京・銀座のロレックス専門販売店「クォーク銀座888店」で起きた強盗事件で、警視庁は、別の邸宅侵入容疑などで逮捕した16~19歳の男4人を強盗と建造物侵入容疑で18日にも再逮捕する方針を固めた。警視庁は4人のうち少なくとも3人は顔見知りだったとみて調べている。
捜査関係者によると、4人は逮捕後の調べに当初、互いの関係について「知らない人」などと供述していたが、関係者への聞き取りや押収したスマートフォンの解析結果から、男子生徒を除く3人は地元の仲間とみられることが判明した。
警視庁は、このうち飲食店アルバイトの男が他の2人を誘ったとみており、男子生徒が加わった経緯を調べている。4人はその後、黙秘しているという。
事件は8日午後に発生。白い仮面で顔を隠した3人組が刃物で店員を脅し、工具でショーケースを割って高級腕時計など74点(販売価格計約3億円)を奪って逃走した。
警視庁は当初、3人組が店内に約10分間いたとみていたが、周辺の防犯カメラを解析した結果、侵入から約2分後には店を出て、路上に止めていたレンタカーで逃走したことが確認された。運転役の1人が車内で待機していたとみられる。
逃走車両は銀座中心部を抜けて皇居方面に向かい、警視庁本部の前を通過した。警察官が発見してパトカーで追跡したが、いったん振り切られ、港区赤坂の路上で乗り捨てられている車両を発見。付近のマンションに侵入したとして邸宅侵入容疑などで4人を現行犯逮捕していた。
レンタカーは事件前日に都内の店舗で貸し出されたもので、ナンバープレートは埼玉県川口市で同じ日に盗まれたものに付け替えられていた。車内からは強盗事件で使われたとみられるナイフやバール、手袋、黒色の服が見つかり、車
内と周辺から全ての被害品が回収されている。