kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

人手不足とは関係ないような…… ── 高島屋のクリスマスケーキ崩れた状態で届く SNS投稿相次ぐ

なんか、
高島屋がネット注文とかで受付けていた
クリスマスケーキが、
一部で
配送中に形が崩れてグチャグチャになったそうで。
それで、
配送現場の人手不足が原因だとか、なんだとか言われているんですけども。
それって
ちょっと違うのではないかなぁ、
と思ったりして。
関連するニュース記事にブックマークを付けてみました。



以下
私のアルバイト経験とか交えての推測ですが。
このケーキ、
去年も同じ内容の商品を販売していて、
その時には
問題がなかったそうで。
どんなクリスマスケーキなのかというと。
配送時に冷凍チルド状態で配送されて、
その後、自宅到着後に自然解凍するなり、冷蔵庫で解凍するなり、の
チルド商品ですね。
それが、
自宅到着時点でグチャグチャに崩れていた、と。
その
グチャグチャになった現物写真が
ネット上などにアップされて公開されています。
それを見ると、
『ああ、これ途中で解凍して崩れたな』、
多分、
この手の配送に関わったことがある人なら、
まあまあ想像つくような惨状になっています。
この手のチルド商品は
常温解答をした場合、
水分、というか
ドリップ部分から先に解凍されて
固形部は後々まで残るので、
なので、
配送後に解凍したら
汁っぽいビシャビシャの状態になります。
判りやすい例だと、
お刺身の解凍経過がまさにそれでして。
零度に近い低温に入れて
じっくり解凍していかないと。
先に、
肉汁部分だけが解凍されて、
汁っ気が抜けた肉身が解凍されずに残り、
全体が解凍できた時には、
肉身の細胞組織が破壊されてグシャグシャになるのですが、
それと、
同じことが
今回のクリスマスケーキにも発生した、
と。
チルド商品の配送に携わったことがある人なら、
まず
それが原因だろう、と
現物写真を見てすぐに思い浮かびますね。



そこで問題になるのが、
それが
どこの段階で起きたのか。ですが、
これは、
配送の経路を一つ一つしらみつぶしに確認していくしか、
ありません。
ということで、
今、
高島屋が原因究明作業でそれをやっていると思われますね。
現時点で
可能性が高そうなのは、
配送過程のどこかの段階で
『冷凍(チルド)保管』から『冷蔵保管』に移されて。
そこで、
一時解凍してしまった。
この手の商品は冷蔵不可、冷凍必須なんですよね。
いったん
冷蔵に移して解答が始まってしまうと、
そこから
配送中に再冷凍したときに
中の水分が分離してしまって。
クリームなどは成分がバラバラになってしまいます。
それでクリームのの中身がスカスカになって潰れてしまう。
問題が起きたクリスマスケーキの写真を見ると、
だいたい上に書いたような問題が起きたと推理できるんですよねぇ。
で、
考えられるのは
倉庫で冷蔵保管した場合と……これは中継でのトラック乗せ換え時が多いですね、
それと冷凍車ではなくて冷蔵車で配送してしまった場合と。
この2つの可能性が考えられて。
問題が起きたクリスマスケーキの配送伝票を遡っていけば、
どこかで
一点に集まるはずなので。
そこで
現場の管理記録を照合すれば原因が特定できるハズ……
なので、
特別な問題が発生していない限り、
年内には
問題が特定できると思うのだけど。どうかなぁ。



あと、
この件で『食中毒が~……』とか、
証拠もナシに騒いでいる人がいますけど。
今回の場合、
食中毒の原因となる菌が大量発生している可能性は低いですね。
単に
生クリームの気泡が潰れて、膨らみが無くなってしまっただけ、
という写真が多いですから。
生クリームって、
卵白と乳液を混ぜて一緒に攪拌していくと、
中に細かい空気を取り込んで膨らむんですけど。
これの形を保持するために
チルド冷凍した後、
正しく解凍しないと解凍時にドリップが発生して
生クリームが液体と脂肪分に分離、
中に含んでいた空気層が消滅してしまって、
ドロドロの脂肪と液体に戻ってしまうんですね。
それで
クリーム部分が無くなり潰れてしまいます。
つまり
原材料に戻って味は壊滅しますけど、
原材料に戻るだけで衛生上の問題は起きません。
判りやすく言えば、溶けたアイスクリームを食べている状態です。
そう、
今回のクリスマスケーキは
まさに『溶けたアイスクリーム』と同じ状態です。
アイスクリームを冷凍庫ではなく冷蔵庫に保管していたら
溶けてしまって形が崩れただけ。という。
そういう話。
食中毒が発生する場合、
まず『臭い』がもうダメだめです。
箱を開けた瞬間に生臭くて『生ゴミだ』って感じるレベルになっているはずで。
そうなっていないのなら、
衛生面に関してはまず大丈夫ですね。

 

 

www3.nhk.or.jp

クリスマスケーキ崩れた状態で届く SNS投稿相次ぐ 高島屋 謝罪
2023年12月24日 18時40分 

 大手デパートの高島屋は、クリスマスにあわせて予約販売した一部のケーキに崩れた状態で購入者に届けられたものがあったとして謝罪のコメントを発表しました。
デパートでは、原因について調べるとともに返金などの対応を行うとしています。
 発表によりますと、崩れた状態で届けられたのは高島屋オンラインストアでクリスマスにあわせて予約販売したケーキのうち、レストランの監修のもとで埼玉県羽生市にある菓子メーカーが作った一部のショートケーキです。
 ケーキは消費税込みで5400円で販売され、冷凍の状態で配送される商品です。
 SNS上ではケーキが崩れていたなどと投稿する人が相次ぎ、デパートによりますと、24日午後1時の時点で、のべ220件ほどの問い合わせがデパートに寄せられたということです。
 デパートによりますと、菓子メーカーがケーキを製造して箱にこん包し、その後の配送はデパート側が契約した運送業者が行っているということです。
 デパートは、原因を調査するとともに、購入した人に返金などの対応を行うとしています。
 高島屋は、オンラインストアのホームページ上で「商品をお買い上げいただいたお客さまにはたいへんご迷惑をおかけすることを深くおわび申しあげます。今後、管理体制の徹底に努めてまいります」などと謝罪のコメントを発表し、問い合わせ窓口などを周知しています。

崩れたケーキ届いた女性「楽しみにしていたのにショック」
 福岡県の30代の女性はクリスマスに家族で食べようとインターネットで高島屋のケーキを申し込み、23日午前中に配送されてきたといいます。
 中を確認すると、本来、生クリームの上にカットしたイチゴがのったホールケーキのはずでしたが、大きく崩れて凍った状態で、イチゴや生クリームが取れている部分がありました。
 女性は「1年に1度のクリスマスなので、百貨店の少し高くてもいいケーキを奮発して注文し、楽しみにしていたのでショックです。配送なので多少崩れるのはしかたがないと思っていたが、予想以上に崩れていてびっくりした」と話していました。
 そのうえで「SNSでは『食中毒は大丈夫か』という声があがっていたので、高島屋に問い合わせて食べても大丈夫か聞いてから対応しようと思う」と話していました。