kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

いろいろ出てくるね…… ── 北朝鮮「誘導機能備えた240ミリ放射砲を開発」

最近、
やたらと
巡航ミサイルをブッ放していた北朝鮮
ですが、
昨日は
ロケット砲=北朝鮮が発表した用語では『放射砲』と表現されていますね。
それの
新型の開発を進めている旨を
北朝鮮大本営発表の御用メディア、
朝鮮中央通信に掲載しました。



今回発表された
この内容については、
韓国政府、
韓国軍が裏を取ったそうで。
韓国軍が補足した情報では、
北朝鮮西部の平安南道南浦付近から、
ロケット弾が発射されて。
発射された砲弾は、
発射地点から数十キロほど飛び続け、
朝鮮半島西側の黄海へ落下したそうな。



ところで、
これまで何度も北朝鮮が行ってきた
軍事挑発の中に出てきた、
弾道ミサイル』『巡航ミサイル』などの『ミサイル』と
それから
今回発表された『ロケット砲』、
これは、
ロケットエンジンを搭載して、
燃料を燃焼して、その噴射力を推進力に変えて、
空中を飛行する原理は同じなのですが。
『ミサイル』は誘導装置を搭載していて、
自ら飛行軌道を変更して、
目標に向かって飛んでいく機構、装置を備えた『誘導弾』であるのに対して。
『ロケット砲』は、
ミサイルのような誘導装置は搭載せず、
自ら飛行軌道を変える能力は持たず、
ロケットの噴射力を使って大きな砲弾を遠くまで飛ばすだけの
撃ちっぱなし大型砲弾、
というのが、
欧米での一般的な区分になります。




『ミサイル』と『ロケット砲』の一般的な分類基準を頭に入れて、
今回
北朝鮮が新たに開発した、と発表した
『誘導機能備えた240ミリロケット砲』を見ていくと。
北朝鮮大本営が『ロケット砲』と表現しているものの、
その性能は
砲弾に誘導機能が搭載されていて、
砲弾が自ら飛行軌道を調整して目標に向かって飛んでいく、
という。
その実
欧米の分類に照らし合わせれば
巡航ミサイル』にあたる兵器です。
ということで、
ロケット砲の実射試験を実施した、
と言いつつ。
実際には、
新開発した小型の巡航ミサイルの発射実験を行っていた、
というか、
ミサイルの大きさからすると、
地対空迎撃ミサイルとか、地対地攻撃ミサイルとか、
そういう種類になりそうですね。
それで、
それらが黄海に向けて発射されて
海へ落ちた、と考えられます。



海に落ちた、ということは
標的に命中させられなかったのかなぁ……
目標に命中させたのであれば、
爆発四散して
消えるはずですからねぇ。
300発という大量の数を発射したらしいので、
今回は
命中精度の試験ではなくて、
単純な
ミサイルの飛行距離、飛翔速度を測定するための試験だったのかな。

 

 

 

jp.yna.co.kr

北朝鮮「誘導機能備えた240ミリ放射砲を開発」 韓国軍が試射確認

【ソウル聯合ニュース北朝鮮朝鮮中央通信は12日、国防科学院が「240ミリ操縦(誘導)放射砲弾と弾道操縦体系(システム)」を開発したと報じながら、「わが軍隊の放射砲(多連装ロケット砲)力を質的に変化させることになる」と主張した。ソウルなど韓国首都圏を狙う主要兵器の一つ、口径240ミリの多連装ロケット砲が軌道操作の機能を備えることで性能を改良したとアピールするものといえる。
 朝鮮中央通信によると、国防科学院は11日、240ミリ放射砲弾道操縦の発射実験を実施し、命中力を検証した。科学院は「技術的急進により240ミリ放射砲の戦略的価値と効用性が再評価され、戦闘の場で240ミリ放射砲の役割が増大するだろう」と自信を示した。
 韓国軍は11日、北朝鮮による240ミリ放射砲発射実験を捉えていた。軍関係筋によると、北朝鮮西部の平安南道南浦付近から発射された放射砲弾は数十キロ飛行し、朝鮮半島西の黄海に落下した。  
 北朝鮮は挑発時にしばしば放射砲を用いてきた。先月5~7日にも黄海に浮かぶ韓国・西北島しょの北方で、海上緩衝区域などに向かって300発以上の放射砲や野砲を発射した。
 北朝鮮の放射砲は口径122ミリ、240ミリ、330ミリなどがある。240ミリ砲は北朝鮮が「ソウルを火の海にする」などと威嚇する際、その手段として挙げられる長射程砲だ。また昨年1月初めには、600ミリ級の超大型放射砲30門を新たに生産、配備したと明らかにしていた。
 北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は昨年8月、放射砲の生産工場を2度視察し、122ミリ砲と240ミリ砲の生産能力向上を促した。
 誘導機能を備えた240ミリ放射砲の発射実験が報じられるのは今回が初めて。その主張通り実験が成功したなら、同放射砲の射程は伸び、精度も向上したことになる。
 積極的な放射砲開発は、緊張が高まる南北関係への対応だけでなく、ロシアによるウクライナ侵攻を機に軍需産業での経済的利益の獲得を狙ったとも考えられる。
 韓国政府系シンクタンク・統一研究院の洪珉(ホン・ミン)先任研究委員は北朝鮮の240ミリ放射砲について「実用的な面ではロシアからの注文を念頭に置いた可能性がある。政治的には対南(韓国)戦争準備に言及する状況であり、韓国に圧力をかける意図もあり得る」と述べた。
 韓国軍当局は、北朝鮮がロシアに対し双方で互換可能な122ミリ放射砲などを供与しているとみている。240ミリ放射砲の改良もロシア輸出を見据えたとの見方がある。