昨日、
この与太書きブログで取り上げた
北朝鮮が日本海に向けて短距離ミサイル10発以上発射した件に関して。
衛星打ち上げロケットが爆発墜落して
打ち上げ失敗した直後の
この意味不明な暴挙は
果たして
いかなる目的があるのか。
これについて
韓国軍、韓国政府が見解を発表して、
それがニュースとして取り上げられていましたので。
関連するニュース記事にブックマークを付けてみました。
・
・
・
というわけで、
北朝鮮、北の将軍サマは
如何なる理由で
短距離ミサイルを大量に打ち上げたのか。
韓国軍の分析によると、
大きく2つの意図があった、ようでして。
まず
第一に、
衛星ロケット打ち上げ大失敗で失墜した
北朝鮮、北の将軍サマの権威の回復、というか。
韓国に対する即戦の戦闘能力を誇示することで、
ロケット打ち上げ失敗しても
北朝鮮、北の将軍サマが誇る軍事力は
何一つまったく揺るがない、という。
その姿勢をアピールする目的で、
10発以上の短距離ミサイルを一斉に日本海に向けて
発射しました。
と、
そして
短距離弾道ミサイルを発射したほかにも、
ジャミング電波を発信して
韓国周辺の通信網をかく乱したり。
汚物を積んだ風船爆弾を韓国に向けて飛ばして。
韓国軍、韓国政府を挑発したり。
ロケット打ち上げ以外にも
韓国軍への攻撃手段が豊富に存在する事実を見せつけて、
韓国に対する優位性をアピール。
・
・
・
さらに、
第二の目的として。
韓国、
そして日本、米国相手に
軍事的緊張を高めることで。
疑似的に
戦時状態を作り上げ。
メディアの注目をそちらに向けて。
ロケット打ち上げ失敗に対する注目を減らして。
ロケット打ち上げ失敗に関する
北の将軍サマ、
北朝鮮の話題を減らし。
この件での
北の将軍サマ、北朝鮮の権威、国威の失墜を
可能なかぎり減らして防ぐ。
というか防ぎたい。
そういう意図ではなかろうか。と、
韓国軍、
韓国政府は
昨日の北朝鮮の行動を
そのように見ているのだとか。
・
・
・
うーむ……
実利よりも
面子、体面を
何よりも重視する中韓の価値観ならば、
そういう発想になるのか。
北のミサイル十数発、韓国軍基地への攻撃能力誇示か…ゴミ風船はソウルの日本大使館のビルにも落下
【ソウル=依田和彩】北朝鮮が30日、短距離弾道ミサイル十数発を発射したのは、在韓米軍や韓国軍の基地を打撃する能力を誇示する狙いだったとみられる。27日に軍事偵察衛星の打ち上げに失敗した後、韓国に対する挑発行為を強めている。
十数発の短距離弾道ミサイルは30日午前6時13分頃、首都 平壌ピョンヤン の北部からほぼ一斉に発射されたとみられ、日本海方向に約350キロ・メートル飛行した。韓国に向けて発射すれば、米韓両軍の主要な基地が射程に収まる。多数のミサイルが同時に飛来すれば米韓の対空ミサイルでも迎撃は難しくなる。
韓国軍では、飛行の特徴などから北朝鮮が「超大型ロケット砲」と呼ぶミサイルとの見方が出ている。北朝鮮が戦術核兵器として開発したもので、3月と4月にも発射訓練を行った。
韓国軍によると、北朝鮮はミサイル発射の約1時間半後の30日午前7時50分頃、海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の北側から黄海に向け、全地球測位システム(GPS)の妨害電波を発信した。
NLLに近い韓国の離島周辺の海域で操業する漁船の航行をかく乱して緊張を高める狙いとみられる。聯合ニュースによると、仁川沖合を航行中の旅客船と漁船が使用するGPSが一時誤作動を起こしたことが確認された。GPSの妨害は29日にも行われたという。
北朝鮮は28日から、ゴミや汚物の入った袋をぶら下げた大型風船を韓国に向けて飛ばした。韓国軍などによるとソウルを含む韓国各地で200以上落下した。ソウルの韓国外交省庁舎や在韓日本大使館が入居するビルの屋上にも落下した。
金正恩キムジョンウン 朝鮮労働党総書記の妹の 金与正キムヨジョン 党副部長は29日、韓国在住の脱北者らが北朝鮮に向け、反体制ビラを風船で飛ばしたことへの対抗措置だと主張した。
韓国統一省の当局者は30日、一連の挑発行為について「偵察衛星の打ち上げ失敗で面目を失った正恩氏が、失敗を挽回するため緊張を高めようとしている」と分析した。
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の指導の下、超大型放射砲(多連装ロケット砲)を動員した「威力示威射撃」を30日に実施したと伝えた。韓国軍合同参謀本部は、30日午前6時14分ごろに北朝鮮の平壌・順安付近から朝鮮半島東の東海に向け短距離弾道ミサイル(SRBM)と推定される10発超が発射されたと発表しており、これを指すとみられる。
朝鮮中央通信は「敵が軍事力使用を企図する時にはいつでも自衛権を発動して先制攻撃も辞さないわれわれの対応意志を明白に示すため」と説明。韓国による「わが国家の主権的権利行使にとって危険千万な武力示威」への対応だと主張した。金正恩氏が射撃を命令し、365キロ先の目標に命中したと伝えた。
この超大型放射砲は、韓米の情報当局が「KN25」と呼ぶ射程400キロの短距離弾道ミサイルで、事実上韓国を狙う兵器だ。戦術核の搭載が可能とされる。
金正恩氏はこの日の射撃が「われわれに手出しするとどのような結果に直面することになるかをはっきりと示す契機になる」と述べ、「われわれの核武力は戦争抑止と戦争主導権獲得を任意の時刻、不意の状況下でも迅速正確に遂行できるよう、さらに徹底して準備されなければならない」と強調した。
北朝鮮は、一列に並ぶ移動式発射台18台から放射砲が一斉に発射される様子を撮った写真も公開した。