さて、お仕事が急がしてくてバタバタしている間に、世間では新しい内閣が発足していました。
で、まあ、いろいろな立場の人が新政府の門出を祝ってあれこれと要望を口にしているのですが。
私が、この新しい政府に臨むことは、
1、行政改革
2、増税
3、……もう一つ何かあったのですが。忘れました。
ざっと、こんな感じです。
世間では、
これだけ景気が停滞しているときに、増税してどうするんだ。
むしろ国債をバンバン刷りまくって、金をジャブジャブつぎ込んで政府が市場を下支えしろ。
という意見もありますけど。
でもねぇ……
じゃあ、増税しないで金をジャブジャブつぎ込んだら景気がよくなるのか。
って言ったら、どう考えても無理ですよね。
だって、日本は外需主導なんですもの。
内需主導型の経済なら、
金をジャブジャブ国内市場につぎ込んで景気にカンフル剤を打つことも出来ますけどね。
日本の場合、国内に金をつぎ込んだところで、海外の景気が好転しなかったら死に体ですよ。
国内市場だけで、製造業をどの程度支えることができますか?
どう考えても無駄金にしかなりませんよね。
それなら、次の産業を興すために投資した方が、よほど意味のある生きた金になります。
それに払う当てのない借金で市場を起こして、経済を活性化させよう、っていう考え方は……
リーマンショックでひっくり返ったアメリカの、サブプライムローン問題と同じ思考回路ですよね。
サブプライムロームの場合には、
一個人が家を担保にして借金を重ねて市場を下支えして、バブルを発生させましたが。
いま国債で景気回復って言う人達は、
国家が国の信用を担保にして借金を重ねて市場を下支えして、バブルを発生させろ、ってことで、
個人がやるか、国家がやるかの違いで、構図はまったく一緒です。
リーマンショックの二の舞になる道は選べませんよ。
……それでも国債刷ってバブルを望むのですかね。