今日の気になるニュースは、ちょっと前に朝鮮日報日本語版に掲載された、こんな記事です。
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記事入力 : 2013/05/23 08:27
国連が日本政府に対し「(旧日本軍の従軍)慰安婦(性的奴隷)に対する偏った憎悪発言(ヘイトスピーチ)や元慰安婦たちへの中傷を防ぐため、一般人を対象に慰安婦問題に対する教育を実施せよ」と勧告した。
国連の「経済的、社会的および文化的権利委員会(社会権規約委員会、CESCR)」は21日、こうした内容の「日本の経済・社会・文化的権利に対する観察結果」と題する報告書をウェブサイトで公表。「委員会は元慰安婦が享受すべき経済・社会・文化的権利の侵害による悪影響を懸念している」とし、日本政府に「元慰安婦の経済・社会・文化的権利の享有」を保障するよう促した。ただし「憎悪発言」の具体的な内容には触れなかった。
同委員会は1966年に採択された「経済的、社会的および文化的権利に関する国際規約」にのっとって設置された国連の独立審査機関。ロシアや中国など18カ国の専門家で構成され、締結国の経済・社会・文化的権利の状況について5年ごとに報告を受け、意見を提示している。法的拘束力はないが、該当国は委員会の勧告の履行状況を報告する義務を負う。
報告書は、日本維新の会の橋下徹・共同代表(大阪市長)による「戦時下ではどの軍隊にも慰安婦が存在した」という発言が出る前に行われた審査に基づくもの。韓国外交部(省に相当)の関係者は「ここ数年間続いてきた日本国内での歴史歪曲(わいきょく)問題に対する国際社会の警告と受け止められる」と話している。
朝日新聞は21日付で、日本に対する審査では、日本のバンドが元慰安婦を「売春婦」などと中傷する曲を作り、そのCDを元慰安婦たちに送り付けた出来事などがNGO(非政府組織)により紹介されたと報じた。
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まあ、これはそうだよね。という話。
国連は勧告なんて出してないよ、単に話題が出ただけ。談話があっただけ、とか。記事の内容がかなり偏見に基づくものだ、ということはさておいて。
この記事が気になったのは、ぶっちゃけ、日本人でも『従軍慰安婦』と『慰安婦』の違いとか。「強制連行」があったのかなかったのか。とか。
韓国と日本の間で、なぜこんなに問題になっているのか、とかとか。
現在進行で起きている『従軍慰安婦』に関わる問題について、きちんと内容を把握している人って、かぎりなく少ないと思います。
かくいう私も、つまみ食いでの知識、断片の寄せ集めでしかなく。
体系的に全体を把握している、とは言えません。というか、そもそも体系的に整理された情報が存在していません。
『従軍慰安婦』問題については、そのことが一番の問題で。国連もそれを指摘してきた、ってことですね。
そこで、日本政府としては、『従軍慰安婦』問題について教科書から記述を外して国民の目から遠ざけるのでなく、
きちんと『慰安婦、戦場における女性への暴力を研究する』学会を立ち上げて研究をまとめ、
(私見ですが、日本の『従軍慰安婦』だけを研究する学会では、問題を特殊化・矮小化して、本質を見誤るだけだと思うのです。世界史、近現代史の中における数多くの事例について事実を把握し比較対照し、相対化して、日本で起きた事件を評価することが全体を把握するために必須ではないでしょうか)
その上で、教科書にも韓国との間に横たわる現在の問題として、きちんと記述を入れて国民に正しい知識を教育し啓蒙するべきです。
なぜ問題となっているのか、
売国メディア朝日新聞の大誤報、それをきちんと検証もせずに自分に都合良く利用した一部の国会議員の行動が問題をさらに深刻かつ混迷させてしまったこと。
さらに儲け主義にはしったジャーナリストが、フィクションをノンフィクションとして出版し、
虚構の事実をデッチ上げた創作物を世界中に広げたことが、
さらに混乱に拍車をかけたこと。
それでも日本政府としては、不完全ではあるかもしれないが、そのときそのときで対応してきたこと。などなど、
事実をきちんと啓蒙して、
慰安婦を思い込みだけで、個人攻撃するような間違った行動を起こさないように努めるべきだと思います。
それが日本の国益にもかなうはずですよね。
問題なのは、こういう当たり前の事実を「これも韓国の日本ヘイトか」「国連まで韓国の見方なのか」とかとか。
『従軍慰安婦』について、世界中に間違った認識が広がっていることを嫌悪して、
すべて「韓国の仕業」と偏った視点で決めつけて、ごく当たり前の指摘すら拒否するようになってしまい、
日本国民の中に世界から孤立する道を選択する気分が蔓延してしまうことです。
それこそまぎれもない右傾化であり、国益を大きく損ねる結果になってしまう、まさに「韓国の思うつぼ」なのですよ。
日本政府には、
日本国民がそうならないように、国民を正しく啓蒙する義務があります。
わざわざ国連に指摘されるまでもなく、その責任をきちんと果たして欲しいモノです。
追記:
私見ですが、「日本で慰安婦に対するヘイトスピーチが〜」という問題については。そもそもにおいて「慰安婦」の定義が一部の人たちによって大きくゆがめられてしまっていることが原因だと思います。
慰安婦というのは、金銭の対価を受け取って男性に性的なサービスを施していた女性を差す言葉であったのに。
なぜか、一部の人たちが、『従軍慰安婦』問題において日中、太平洋戦争中の特殊な事例、本人の意志とは関係なく性的なサービスを強要された女性がいたことを、「慰安婦」の語彙の中に無理矢理押し込めて、一般化しようとしたためではないでしょうか。
後者については、これは「慰安婦」と呼ぶべきではなく、「日本兵の暴力による被害者女性」として扱うべきモノなのに。
たまたま、彼女たちが慰安所で働かされていたから、これを「慰安婦」全体とみなして、「慰安婦」と呼称するから混乱するし、
「金をもらって働いていたじゃないか」というような発言で――しかし、「慰安婦」の語句の意味からすれば当然の内容の発言――「日本兵の暴力による被害者女性」の尊厳を傷つける結果になっているわけで。
今後は、「日本兵の暴力による被害者女性」は被害者として、「慰安婦」は「慰安婦」として。きちんと分けて言葉を使うべきだと思います。
現代でも、強制されて売春をさせられていた被害者女性に対して、「売春婦」と呼称するのが無神経であるのと同じ事で。
戦場で日本兵の暴力にさらされた女性も、被害者女性として、何か適当な呼称で著すべきです。彼女たちを呼ぶのに、「慰安婦」は適当ではありません。
また、同様の理由から一部の人が好んで使う「SEX SLAVE(性奴隷)」という言葉についても、これも女性の尊厳を傷つける言葉だと思います。
勇気を出して自ら名乗るならともかく、他人が言うことではないでしょう。
ゴシップ紙かパパラッチかアダルトビデオ営業のセンスです、非道すぎますよ。
仮に私の身内が、不幸にも暴力を受けて、傷を負い、それでもかろうじて事件が解決した後に、このような言葉をメディアに使われて報道されたら死にたくなります。
もう少し適切な配慮があってしかるべきだと思います。