昨日つらつら書いたニュースの続きというか。
民放連が政府に苦情を呈しました。
……でもねぇ。
政府が打ち出した改革は、
『今までの護送船団方式で、民放の抱えている電波事業の保護は、これ以上出来ません』って内容で。
これはこれで正しいのですよね。
『政府として放送として保護するのはNHKだけ』と言い切ったわけで、
それ以外は民間に開放して政府としては関与しない。
という方針を打ち出したわけで。
実際のところ、
新聞とか、放送法とは無関係の分野で自由にやっているわけで。
それで政府介入の問題とかは起きていませんし。
ただ、
経営的に苦しくなってきていますけど。
それは政府の問題ではないですよね。
『だいたいネットと同じ内容が……』とか言ってますけど。
すでにテレビでやっていることはネットと同じレベルのことを何度もやっているわけで。
「セシウムさん」とか
公共の電波使って流しておきながら、謝罪だけ済ますとか。
これ間違いで済むレベルの事故じゃないですよね。
この事故やった静岡放送が取り潰しになっているのなら、
民放連のお偉いさんが言っている言葉にもそれなりの価値がありますけど。
謝罪と番組スタッフの処分だけで済んでますし。
その程度の覚悟しかないなら、
ネットと対して変わりませんよ。
YouTubeやFacebookが広告取り締まったり、
動画の内容をチェックしてアカウント、バンしたりしている方が、
まだ真面目に対策しているって言えます。
苦情出したら、
明らかに全体のチェック機能を強化しているのですから。
民放は、
改革するのは問題を起こした番組だけですもの。
それ以外は、ずっとノーチェック、
ほぼ従来通りのママ、なんの改善もなし。
客観的に言えば、
ネット動画の配信体勢と大差ないです、って。
あとは、
視聴者が判断して、
番組に苦情を出して、スポンサーを引きずり下ろして。
それで
不適当な番組は引きずり下ろしていけばいいのではないですか。
私は、
ネットで、『ニュース女子』の視聴続けますけどね。
今度の政府の改革では、
『それで、いいだろ』って話です。
あーでも、
政府の唱える改革が進むと、
BPOとかの法的な裏付けとかなくなるのかな。
『なんでお前らの言うことに従わなくちゃいけないんだよ?』
って話になるから。
番組に対して、
スポンサーの意向がいよいよ強まってはっきり出てくるようになるのかも。
『それがイヤだ』って民放連がダダ捏ねている、
その気持ちは分かるかな。
日本テレビの大久保好男社長は26日の定例会見で、安倍政権が検討する放送制度改革について「仮に報道通りの内容であるならば、民放事業者は不要だと言っているのに等しく、とても容認できない」と強く反対する姿勢を示した。
政府は、放送局の政治的公平などを定めた放送法の規制を撤廃し、インターネット通信の規制と一本化する方針だ。これに対し、大久保社長は「放送が果たしてきた公共的、社会的役割について考慮がされていない」と懸念を示した。
その上で「何の規制もないネットと同様のコンテンツが放送に流れた場合の社会的影響の大きさを考えると、放送事業者としては間違った方向の改革ではないかと思わざるを得ない」と語った。
大久保社長は民放連の次期会長に6月に就任することが内定している。
沖縄の米軍基地問題を扱った内容が問題視された番組「ニュース女子」について、制作会社の「DHCテレビジョン」は5日、東京MXテレビ(MX)が今月末の放送終了を決めたことを受け、4月以降も番組制作を継続し、インターネットなどで配信を続けると公式サイトで発表した。
同社は、「『ニュース女子』東京MXテレビの放送終了について」と題する社長名のコメントを掲載。それによると、MXでの放送は26日が最後となる。4月以降はユーチューブなどインターネットで配信するほか、衛星放送や地方局での放送を続ける。
同社は化粧品会社、ディーエイチシーの子会社で同番組を取材・制作。完成版をMX側に納品する一方、これまで独自に番組をネットなどで配信してきた。
同番組は昨年1月2日の放送で、沖縄県の米軍ヘリパッド建設をめぐり先鋭化する反対運動を特集。VTRで運動について「日当を貰(もら)ってる!?」などと表現したほか、反対派による救急車の運行妨害などを事実として伝えていた。
これに対し、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は昨年12月、「重大な放送倫理違反があった」とする意見書を公表。MXが今月1日、今月末で放送を終了すると発表した。