こういう書き方したくないのですけどね。
でも、
みんなこの点から目を逸らして『アーだコーだ』言っているのが。
なんとも、
如何にも日本らしい、というか。
日本政界の悲哀、というか。
パヨク系のブロガーは、
『安倍支持は盤石じゃない』とかで、
アナリストが今回の結果を見て、
『来年には安倍政権がダッチロール化する可能性もある』と発言したのを受けて、
大はしゃぎなのですけど。
いつまで現実逃避続けるのかなぁ。
問題は、安倍首相の支持が盤石とか脆い、とか。
そこじゃないんですよ。
「じゃあ、代わりに誰がいるの?」
と聞いた時点で、
安倍首相以上に支持を集められる候補が出てこない、
この現実なんですよ。
立憲民主党の枝野さんとかは、
そういう現実が身にしてみて分かっているから。
総裁選の結果についてマスコミにコメント求められて
評価は出さず、
「早く国会開け」としか言ってませんし。
そろそろ、
現実を見据えたまともな議論がおきないかなぁ。
なぜ、1年後のレームダック化が心配されるのか、と言えば。
『消費税増税』と『参議院選挙』が控えているから。
増税めざす与党が、直前の選挙戦が不利なのは当たり前。
アナリストの分析は、そういう事情を踏まえた上での発言だろうけど。
その肝心の点とかには、ほとんどの人が触れない。
あと、
1年後に迫った消費税増税、
これが具体的にどのように使われて、
国民の暮らしがどうかわるのか、
それこそが最も重要な『政策論争』のはずなんですけど。
この点については、
一切触れられなかった。
つまり、すでに『決定事項』として変更の余地はない、のだろう。
という
所詮は『コップの中の嵐』なんですよね。
安倍政権、というか自民党の凄みは、
そんな風に、
嵐を『コップの中』に収めてしまう手腕、に尽きるわけですけど。
その点にまったく触れない、
的外れな安倍政権批判ばかりで、
日本の政治改革は、まだまだ遙か彼方だなぁ。と
政界よりも、まず国民がきちんとした批判する目を身に付けなければ、
まったく話にならない、と。
痛感させられました。
自民党総裁選は20日、国会議員の投開票と党員・党友票の開票が行われ、安倍晋三首相(63)が石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選を果たした。任期は平成33年9月末までの3年間。首相は10月1日に内閣改造・党役員人事を行い、秋の臨時国会に新体制で臨む方針だ。
首相は選挙戦で、現職の強みを生かし、雇用状況の改善など経済政策「アベノミクス」や外交など5年9カ月にわたる政権の成果を強調。憲法9条に自衛隊を明記する憲法改正を唱え、秋の臨時国会への党改憲案提出を目標として打ち出した。
一方、石破氏は地域経済の潜在力を引き出す地方創生を看板政策に掲げ、アベノミクスの見直しや、防災省の創設などを訴えた。「首相官邸の信頼回復」も掲げ、政権への批判票の取り込みを図ったが、届かなかった。
石破茂氏「自民党が一色ではないことを示せた」ポスト安倍にも意欲
首相は、自身の出身派閥で党内最大の細田派(94人)をはじめ7派中5派の支持を受けたほか、自主投票の竹下派(55人)の衆院議員27人や菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い無派閥議員らが支持した。党員票でも確実に得票した。石破氏は石破派(20人)と竹下派会長の竹下亘総務会長や同派参院議員18人らが支持してきた。
今回の総裁選は、首相の9月末の任期満了に伴い実施され、6年ぶりの選挙戦となった。
首相は24年の総裁選で国会議員による決選投票で石破氏に勝利し、同年の衆院選を経て首相に復帰。27年は無投票で再選された。自民党は昨年、「連続2期6年まで」だった総裁任期を「連続3期9年まで」に延ばす党則改正を行っていた。
総裁選は国会議員票と党員票各405票の計810票で争われた。