なんか今年は、
こういう絵面、写真ばかり見せられてきた。
そんな気がします。
ほとんど毎月？ みたいな。
２ヶ月毎のペースで。
今回は、
高知で水害が発生したようです。
車が水没してます。
これ、
大丈夫……ではないですよね。
なんでこんなことになるのか。
と言えば。
ザックリ言ってしまうと。
『治水対策』を怠ってきたから。
それに尽きる、それしか原因はないわけですけど。
これがまた、
難しいのですよねぇ。
物凄くお金が掛かって。その上時間も掛かる事業ですから。
高層ビルみたいに、
地盤固めから始めて、上物建てるまで１年で終了。とか。
そんな短期で終わりませんからねぇ。
河川一本改修するにも、
全長数十キロを、１キロぐらいの区間毎に分けて。
それで、
１区間を整備するのに１年がかり。
とか。私の近所の川でも毎年やってます。もう何年もかけて延々と。
水の流れを止めるわけには行かないので、
並行作業するにも、
河川の流行に影響が出ない範囲で。
数を絞って、
ある程度離れた区間を選択して。
とか。
国家百年の計で、
毎年どこかしらやってないと、とてもじゃなけど。
作業が追いつかない。
そういう現実があります。
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で、
多分、今、
その現実が一気に噴出しているのじゃないですかね。
私的には、
そんな風にも見えたりするのですけども。
国家予算を
思い切り社会保障に振り切って、
治水対策やら、
道路改修やら。
そちらに当てる……いわゆる公共事業費をガッツリ削ってきた。
それで１０年？
もう２０年？
かなりの間、
対策が放置されたまま、現場任せにされてきたわけです。
そのツケが、
全国的に、
至る所で噴出してきた。と。
たしかに、
『観測史上最大』『記録的な豪雨』……とか。
今までにない降水量、に対処しきれない。
という、
自然環境の変化が原因として挙げられますけど。
では、
記録的な豪雨に見舞われた地域で、
すべて水害が発生していたり。
被害が出ているのか。
と、
そうとも言えないわけで。
金回りの良い、
対策に金をかけてきた地域では。
ほとんど被害らしい被害がなかったりしてますし。
となると。
自然環境の変化だけが、問題の原因、とは。
言えないと感じるのですけど。
なぜか、
そういう議論は起きないのですよねぇ。
『政府の対応が悪い』『政府の責任だ』の一点張りで。
そろそろ。
真面目に現実と向き合う時期ではないでしょうか。
３日午前、高知市を流れる鏡川が大雨で増水し、同市天神町の天神大橋の近くにある駐車場で約２０台の車が水没するなど、被害の情報が相次いだ。高知地方気象台によると、高知市付近では午前９時１０分までの１時間に約１２０ミリの記録的短時間大雨を観測。市災害対策本部などによると、けが人の情報はない。
午前１０時５０分ごろ、天神大橋付近で「車が水没した」と通行人から１１９番があった。市消防局によると、近くの駐車場から車を移動させようとした際、川が増水して身動きが取れなくなり、その後水没した。運転手は脱出して無事だった。高知南署によると、約２０台が水に漬かった。
午前１０時２５分ごろには、同市梅ノ辻の潮江橋付近で「車が流されている」と１１９番があった。似た車が、上流にある駐車場から流されたとの情報がある。人が乗っていたかどうかは不明。
