kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

微妙な言い回し ―― 厚労相「インフル薬が効くなら全国展開を」…中国で効果確認

これ、
最近話題の『アビガン』って薬について、
というか。
薬剤の『ファビピラビル』について。
私も、前にネタに取り上げてチョロっと書きましたけど。
いま中国でかなりの数の臨床試験を進めているので。
その結果も踏まえて、
使いたい人がいるなら、
使えるようにする。
後は、
現場で患者を担当している医師の判断に任せる。
という。
『手段は用意するので自己責任でどうぞ』
って説明ですよねぇ。
『効くということになれば』
って。
前提条件付きでの発言ですから。
じゃあ、
誰が『効く』部分を判断するのか。
少なくとも、
日本政府はその部分についてノータッチです。
何も言及していない。
なので、
政府以外の人の判断に委ねます……
政府は責任持たないよ。
という内容。



ただ、
治療については、
普通
そんなものです。
政府が義務化している
『ワクチン』などについては、
政府で責任を負いますけど。
一つ一つの治療で使われる薬などについては。
使用するリスクは
患者が負うのがスタンダード。
医者の責任が
追及される場合は、
明白な
『誤診』『医療過誤』があった場合のみ。
予期せぬ副作用が出てきても、
『仕方が無い』。
というか、
『副作用が無い薬、治療は、存在しない』ってのが
常識の世界ですから。



あと、
気になるのはどの段階で使われるのか、
って事ですけど。
臨床試験、ということは。
肺炎で入院した、
重症患者が対象で。
重篤化を防ぐために、
症状の軽減、
悪化の阻止を目的に使うのかなぁ。
だとしたら、
まだ
患者側の体力に多少の余裕がある段階で。
副作用のリスクと秤に掛けた場合、
使用の決断に踏み切るのは。
なかなか勇気が要る状況ですね。



ネット上では、
かなり期待している人がたくさんいますけど。
現状を冷静に見れば、
藁にもすがる思いで
手当たり次第に試した中で効果が認められた、
って具合ですから。
薬効と副作用のリスク、
それから薬価を比較したら。
『効率の良い』『効果の高い』物ではない、という印象を
受けるのですよねぇ。
『上手く効いたら儲けもの』ぐらいの。
中には効果がある人がいる。
ぐらいの感覚でしょうか。
ただ、
現状で
他に治療法がないので、
これを使う……みたいな。
医者としては、
『最終手段』的な選択になるのかなぁ。
データが不十分な薬剤は
怖いですから。
数年後に副作用が出てきました、とか。嫌だもの。

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

 

加藤厚生労働相は22日の読売テレビの番組で、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」(一般名称・ファビピラビル)の新型コロナウイルスの感染者への投与について「効くということになれば、全国に展開をして治療に使っていきたい」と述べた。個別の感染者への投与に必要な手続きについては、「数日ぐらいのイメージだ」とも語った。
 「アビガン」は新型インフルエンザ治療薬として国内で製造され、2013年に決定された政府の「新型インフルエンザ等対策ガイドライン」に基づいて約200万人分が備蓄されている。政府関係者によると、中国で新型コロナウイルスへの効果が確認されているという。
 また、加藤氏は感染拡大時の対応策を盛り込む基本的対処方針について、「連休明けには発表できるようなスケジュールではやっていきたい」と、番組終了後、記者団に語った。25日にも決定する方向だ。