まあ、
この手の話は『節税』って言葉を知っていれば。
別に、
騒ぐほどの事でも無い。
って
受け止め方になるのですけどね。
実際、
ニュースとして取り上げられているのは、
所得税の金額だけで。
納税金額総体で、どうなっているのか。
については
一切触れられていませんし。
トランプ氏が払った所得税の内訳について、
税理士とかに精査させて、
コメントをもらっているわけでもないみたいですし。
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所得税、って。
『収入』に対してかかる税金で。
この『収入』ってのが、
資産家の場合、
たいてい、
何かしらの投資の結果。のリターンなんですよね。
いわゆる
不労所得。
この
投資のリターン=利益は、
投資の損金と相殺することで、
黒字を計上しない限りは税金を納めなくても済む、
仕組みになっています。
なので、
リーマンショック時に大きく値下がりしてしまった資産を、
そのまま『塩漬け』にして、
毎年少しずつ損切りしていけば、
延々と黒字にならずに。
所得が生まれない、って結果にすることも出来ます。
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あと、
会社の役職に就いていれば、
給料が貰えて、
それが所得になり、
税金を支払う必要性が出てくるのですけど。
これにも抜け道があって、
たとえば
自分で会社を所有している場合、
毎年、
会社に増資させて、
増資に必要な資金を会社に貸し付ける形を取ります。
そして、
会社に貸し付けたお金を、
毎月少しずつ返して貰う。
という形で、
会社からお金を支払って貰う。
こういう形をとると、
借金を返済してもらっているだけなので。
所得になりません。
とはいえ、
これ帳簿の上では、
個人の金を会社に積み立てている形になるので。
会社の価値がどんどん増えていきます。
なので、
その分、
会社を所有している当人の資産が
増えていることになるので
そこに税金が掛かるのですけど。
それは、
所得税とは別の項目になるので。
所得税は増えていない事になります。
とかとか。
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単に
所得税だけ取り上げても。
それは
納税額全体から見れば、
単なる
一部分の見かけだけの問題に過ぎないので。
そこに
こだわる意味はありません。
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ちなみに、
上にざっくり書いた方法も、
国によっては『脱税』と捉えられたりしますし。
何年か前は適法でも、
今だと違法になっていたり。
その時々で税制上の扱いがころころ変わりますし。
なので、
今回の話題で気になるのは、
むしろ、
そっちの『脱税疑惑』に関わる具体的な金の流れ、節税の手法。
なのですけど。
そちらについては、
いまだに非公開、
闇の中みたいです。裁判で係争中。なのだとか。
一番大事なところが
判らない、とか。
それでは
この話題、
あまり
意味がないですねぇ。
トランプ氏に「金銭的な余裕ない」、所得税10年納めず…米紙
【ワシントン=横堀裕也】米紙ニューヨーク・タイムズは27日、独自に入手した納税資料に基づき、トランプ大統領が過去15年のうち10年にわたって、連邦政府に所得税を納めていなかったと報じた。大統領選で当選した2016年と、就任1年目の17年の納税額は、それぞれ750ドル(約7万9000円)だったという。
トランプ氏は27日の記者会見で、報道に対して「完全なフェイク(偽)ニュースだ」と語り、内容を全面的に否定した。
タイムズ紙は、トランプ氏個人や関連会社に関する20年以上に及ぶ納税資料を根拠に、事業で多額の損失を出し、所得税が減額されていたと伝えた。
トランプ氏は、ホテルやゴルフ場経営などのビジネスで巨額の財をなした資産家として知られる。タイムズ紙は「トランプ氏に金銭的な余裕はない」とし、「彼が必死に隠そうとしてきた納税記録からは、彼の触れ込みとは全く違う実態が浮かび上がる」と指摘した。
納税記録の開示は、歴代大統領の慣例となっているが、トランプ氏は「監査中」を理由に挙げ、一貫して拒み続けている。野党・民主党は、過去の資金の流れを明らかにする必要があるとして公開を求めており、開示の是非を巡って法廷闘争に発展している。