以前から、
何度も社会事件化している、
老人の
アクセル踏み間違い暴走事件。
これ
いまがに毎月のように
この手の事件が起きていて。
そのたびに、
高齢者には
『限定付き免許を交付するべき』とか
話が出ているのですけど。
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実際、
市場にはこうして各メーカーから対応した装置が
次々と発売されて。
それを購入して
きちんと備えている人もいる、
一方で。
いまだに
時間とお金に余裕があるのに
放置して
事故を起こしている人がいるわけで。
そろそろ
きちんと法制化して。
普及を促し
浸透させるべきではないでしょうか。
ここまで
モラトリアム的な時間的猶予、
配慮として十分に与えられた、
と思いますし。
ドライバーの善意に頼るだけでは、
いずれ
対応が
頭打ちになるのは確実です。
具体的な移行期間へと
踏み切って、
事故件数を減らすために強制していく段階ではないかなぁ。
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これ、
すべての車に取り付けろ、
って話ではありませんから。
AT車で老人が運転する場合、と条件が限定されます。
たとえば、
現行の道交法では、
乳幼児を乗車させる場合には、
チャイルドシードに着席させるよう法令で義務付けられていますよね。
これと同じ考え方で、
危険回避のための措置として、
法令化されるべきではないでしょうか。
同種の事故が多発し、
時には死者もでているのですから。
法制化について
それなりの理があると思うのですが。
アクセル踏み間違い防止へ 後付け安全装置が続々登場
自動車のアクセルペダルの踏み間違いによる加速を抑制する機能をマイカーに追加できる「後付け」の安全装置が続々と登場している。加速抑制装置に注目が集まったのは昨年4月に東京・池袋で起きた暴走事故がきっかけのひとつ。自動車各社は通常の加速か踏み間違いかを判断する仕組みを進化させるなどして、安全性向上に取り組んでいる。政府も普及を後押ししており、幅広い年齢層への浸透も期待されている。
「今回は障害物がない前進時でも加速を抑制できる。交差点での踏み間違いによる暴走など、より多くのケースを防止できる」
トヨタ自動車の技術担当者は、7月に発売した後付け装置「踏み間違い加速抑制システムII」の新機能の意義を強調する。
トヨタが平成30年に投入した初代の後付け装置は後退時は障害物がなくても作動する一方、前進時は障害物を検知した時のみ作動する仕組みだった。今回のIIでは前進時でもペダルの踏み間違いだと判断できる状況であれば、障害物がなくても加速を抑制する。 開発のきっかけのひとつは昨年の池袋での暴走事故だった。この事故では当時87歳の男性が都道でトヨタ車を運転中、ブレーキとアクセルを踏み間違えたとされ、時速約96キロまで加速。歩行者ら10人をはねて、このうち2人が死亡した。
トヨタはIIの開発にあたり約百台分の事故車両のビッグデータを解析し、時速約30キロ以下で直進している場合に、アクセルを踏む素早さと強さで踏み間違いかどうかを判断するシステムを完成させた。踏み間違いと判断すれば加速せずにゆっくり進むだけに抑え、落ち着いて踏みなおせば加速が戻る。坂道や右左折などでは作動しない。
機器の簡素化もあり、本体価格は初代の5万円台から3万円台に値下げ。対応車種はまだプリウスの5年前以降に発売したモデルのみだが、来年1月に10年以上前の車も追加。順次増やす。これまで後付け装置がなかったメーカーからも発売が相次いでいる。
日産自動車は9月に「後付け踏み間違い加速抑制アシスト」を発売。前後4つの超音波センサー、駆動システムに介入するコントローラーなどを追加する。前進時は障害物を検知した状態でアクセルが強く踏まれれば加速を抑え、後退時は障害物なしでも作動する。同様の装置は5月以降、SUBARU(スバル)、ホンダ、マツダ、スズキ、三菱自動車が発売。ダイハツ工業はすでに2年前から販売済みで、国内各社が出そろった。
自動ブレーキなどを備えた安全運転サポート車(サポカー)」を購入する65歳以上の高齢者を対象にした政府の「サポカー補助金」も始まっており、後付け装置にも最大4万円が補助される。販売関係者によると、補助金対象ではない若者の取り付け希望もあるという。中古車では後付け装置を取り付けた上で販売する例も出ているといい、徐々に浸透していくことになりそうだ。