kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

お悔やみ申し上げます ―― 「おたく評論家」宅八郎氏が死去、57歳

この人は……
何をした人なのか、と問われると。
ちょっと
答えに詰まってしまう。
業績よりも、
本人の特徴的な風貌と、
バラエティータレントとしての、
ある種の奇矯な、独特な
活躍当時、
いまから10年も20年以上も前の時代の
その当時、
世間が抱いていた
『オタク』イメージを体現した言動で。
一躍
一世を風靡した芸人。
というのが、
もっとも的確な
この方の業績に対する評価、
だと。
私は、
そのように評価しています。



『オタクマーケット』と言われていた、
サブカル市場が、
膨張し続けた結果。
アングラでは収まらず、
表に出て広がりメジャー化した。
その過程で、
初めてサブカルチャーに接して理解出来ない
一般人に対して。
分かりやすい
ステレオタイプの『オタク像』を演じて。
オタク文化』と呼ばれていた
サブカルチャーを世間一般に啓蒙し、
誤解をとくきっかけを作った人。
と言うべきなのかな。
この方が演じた『オタク像』は、
今でも
ステレオタイプとして用いられて。
脈々と受け継がれていますから。



その意味では、
まぎれもなく
一時代を築いた
時代の寵児』であるのですよねぇ。
なので
もっと高い評価を受けて良いはずなのですけど。
ただ、
彼が演じていた『オタク像』のイメージが、
あまりにも
強烈に負の方向に特化していたので。
その影響で
正当な評価を得にくい、得られないまま、
表舞台から
消えてしまった。
という感じですねぇ。



当時を知る人間として
とても残念です。

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

 

「おたく評論家」宅八郎氏が死去、57歳

 評論家の宅八郎(たくはちろう)氏(本名・矢野守啓やのもりひろ)が8月11日、小脳出血で死去した。57歳だった。告別式は近親者で行った。
 浜松市出身。「おたく評論家」の肩書で知られ、テレビや雑誌などで活躍。主な著書に「イカす!おたく天国」「処刑宣告」など。

 

 

 

 

www.nikkansports.com

 

宅八郎さん死去 森高フィギュア&紙袋…オタク開拓

「おたく評論家」としてテレビ番組などに出演したコラムニスト宅八郎(たく・はちろう)さん(本名矢野守啓=やの・もりひろ)が8月11日に、小脳出血のため東京・府中市の病院で死去していたことが4日、分かった。57歳。葬儀・告別式は近親者で行った。
90年代にオタク文化の盛り上がりとともにブレーク。長髪のめがね姿で、森高千里のフィギュアや紙袋を持つ姿で異彩を放った。日本テレビ系「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」や「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」などに出演するなど活躍。「イカす!おたく天国」「処刑宣告」などの著書も出版した。
また07年には東京・渋谷区長選に出馬。第一声では、トレードマークだったマジックハンドを手に「『渋谷系』といわれた時代は何だったのでしょうか。あのころのきらめきを今、取り戻そうではありませんか。渋谷を『萌える街』にしたい」と訴えた。落選したが「こういう機会が与えられることがあれば、チャレンジしたい」と話していた。
宅さんと交流のあった作曲家の片岡宏介氏はツイッターで「一時期は一緒にバンドもやり、アイドルのリミックスも一緒にやってCD出したり、ホントに毎日のように連絡とって仲良くしてました。ここ10年くらいは疎遠になっていましたが、突然の連絡で本当に驚いています」とつづった。精神科医香山リカ氏や、劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏らも追悼した。