最近、
やたらと日本国内メディアと、
政治家と、
特定勢力の方々とそれに引きずられた国民が
騒ぎまくって、
収拾がつかなくってしまった。
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長である、
森会長の暴言問題。
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私はこの件について、
国内メディアのバカ騒ぎについては。
これは
総務省役人の接待疑惑、収賄疑惑から
国民の目をそらすためのバカ騒ぎだと見なしている、
とは、すでに書きましたけど。
それとは別に、
この問題は
国外でも騒がれています。
そして
日本国外というか
欧米での騒ぎは、
日本国内で騒いでいる人たちが
問題視している問題点と
全く異なっていて。
日本国内で騒いでいる人たちは、
何が問題なのか全く理解出来ていないまま、
欧米での批難を引き合いにだして
森会長に辞任を迫っていて。
これはこれはヤバイだろう、
と
私なりに気になってきたので。
ちょろちょろと思うところを書いておく気になりました。
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今回の森会長の発言の問題点は。
『女性蔑視』ではありません。
『女性差別』です。
『蔑視』と『差別』では全く意味が異なります。
日本メディアは、
森会長の発言を
やたらと『女性蔑視』と表現しますが。
それは、
どう見ても問題の本質を全く理解していない、
としか言い様がありません。
森会長の発言は……
女性だけを例として取り上げて、特別な条件を付けています。
会議に時間がかかる点を挙げていますが、
男性が参加している男性のみの会議でも
同様に時間がかかった場合には一切言及せずに、
女性のみに対して
何らかの措置を講じなければならない、
と。
説明しているのです。
これは、
どう考えても『合理的な区別』では在りません。
女性だけに特別な条件……というよりも
今回の場合は『制限』と言うべきですね。
女性にのみ特別な制限を付けて、
男性と比べて活動の機会を奪う提案をしているのです。
つまり、
女性に対して『排除の論理』を提案しているのです。
これが問題なんです。
女性が優れているとか劣っているとか、
そういう判断をする以前に……
女性にだけ特別な条件をつけて男性と区別し排除する。
これこそ『女性差別』そのものであって。
そのような姿勢が森会長の発言から見て取れるのが問題なんですよ。
その上で、
女性に制限を課して『排除』しようと提案しています。
会長の立場にある人が提案しているのです。
この点が、
『オリンピックの理念』とはどうあっても相容れないのです。
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しかるに、
日本メディアが今回の騒動でどういう解説をしているのか。
何を問題として取り上げているのか。
と見れば、
『女性蔑視』です。
『差別』『排除』ではなくて『蔑視』です。
女性が劣っている、
という
男尊女卑的な発言をしたのが問題だ、
と解説しています。
これは、
全く問題を理解出来ていない、としか言いようがありません。
『劣っている』とか『優れている』とか
優劣をつけた点が問題なのではないんです。
……まあ、
それはそれで別の問題なのですけど。
ハッキリ言ってその程度なら
失言で謝罪して済みます。
『蔑視』とは
俺はおまえが嫌いだ、とか暴言吐いている程度の話ですから。
女性に対して偏見を抱いている、だけで済む程度の話ですよ。
しかし今回の場合は、
そうではありません。、
海外で大事になってしまったのは、
森会長が
『差別』による『排除』を提案しているからです。
これは絶対に許されません。認められません。
日本国外の人たちが、
言うならば世界中の人たちが問題視している点とは
全く異なります。
『蔑視』という言葉は
『差別』も『排除』も表していません。
『男尊女卑』も含みません。
問題の次元が異なります。
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この問題かなりヤバイです。
海外から見たら、
今、
日本国内で大騒ぎになっている
『女性蔑視』騒動は、
『日本人は問題を全く理解していない』
としか見えません。
もはや、
この問題は
森会長の辞任どころで収拾できるレベルではなくて。
『日本人は差別に鈍感だ』
レベルへと
移り変わりつつあります。
なにより、
事態がそうなるように
日本国内メディアが総力を挙げて国民を煽っている、
という。
始末に負えない展開です。
しかも、
それで
森会長を『女性蔑視』批判している人たちは、
自分たちの行いが正しい、と
過信していて。
やっていることは
森会長とまさに同列の内容です。
無意識、消極的に『差別』を許容しているという結果。
では、
これに対して
日本国外ではどうなのか、と言えば。
たとえば、
今回の森発言を取り上げた
海外メディア
米国『ニューヨークタイムス』。
ここが
今回の件について言及した記事が
日本国内でも話題になっていますけど。
『ニューヨークタイムス』では、
森会長の発言の何が問題なのか。
見出しでハッキリと指摘しています。
『東京五輪の会長が会議における女性の制限を示唆した』
会長が差別と排除の論理を提案した事が問題、
と、
はっきり具体的な言葉で、
これ以上無いくらい簡潔明瞭に指摘しています。
でも、
この『ニューヨークタイムス』の記事内容を
日本国内に報じている
日本メディアが、
記事の内容を全く理解せずに曲解していて。
それを読んだ日本人が、
これまた、
曲解したままバカ騒ぎしまくっているという（呆
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私は、
この騒動が始まってから。
国内で
この問題に言及している記事とか書き込みとか、
つぶやき、とか。動画とか。
ネット上に掲載されている、拡散している
情報をかなりの数、見てきましたけど。
どれもこれも、
森発言を男尊女卑的な問題発言と捉えて、
『差別による排除の論理』を指摘している物は
まったくありませんでした。
『強権的な、異論を認めない威圧的な姿勢』を
問題点として指摘する人は居ましたが、
それは
『排除の論理』とは全く異なります。
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この騒動、
このままでは、
日本は
マジで本当にヤバイです。
日本人の
『差別に対する鈍感さ』がどんどん露呈して、
世界から白眼視されるだけです。
繰り返しますが、
問題は、
森会長の発言だけではありません。
問題点を的確に指摘できない、理解出来ない
日本人の差別意識、
それは
潜在的な無意識の差別、とも言えるでしょう。
それに無自覚なのが大問題です。
誰か
立場のある人が
この問題をハッキリと明確に適切に指摘してくれないかな。
というか
問題点をきっちり指摘して、
日本人の意識を改めさせないと。
本当に、
ヤバイです。
菅首相、
国会で発言してくれませんかねぇ（切望
メディアの大いなる勘違いについても、
言明してください。
是非ともお願いします（熱望
森会長発言 IOC声明「完全に不適切」
IOC＝国際オリンピック委員会は東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視と取れる発言に対する声明を発表し、「完全に不適切なものだ」と厳しいことばで非難しました。
IOCは、森会長が3日、日本オリンピック委員会の会合で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと女性蔑視と取れる発言をし、その翌日に発言を撤回し謝罪したことを受けてNHKの取材に対して「謝罪によってIOCはこの問題は終わったと考えている」とコメントしていました。
しかし、ホームページ上で9日に発表した公式の声明で、森会長の発言について「IOCの公約や取り組んでいる改革に矛盾するもので、完全に不適切なものだ」と厳しいことばで非難しました。
そのうえで、「IOCはオリンピック憲章に記載されているようにすべての階層のすべての組織においてスポーツにおける女性の活躍を奨励し、支援することを使命としている。東京大会の組織委員会などがそれぞれの責任の範囲内で望ましい目標を達成するために支援する準備がある」と記しました。
森会長の発言をめぐっては国内外のメディアをはじめIOC委員や選手、スポンサー企業などから「オリンピックの精神に反する不適切な発言だ」などと厳しい批判の声があがり、390人のボランティアが辞退するなど影響が広がっていて、多様性や男女平等の理念を掲げるIOCとして厳しい姿勢を示したものと見られます。
森会長の女性蔑視発言にＮＹタイムズ「激しい怒りに直面した」海外メディアでも大々的に報道
東京五輪組織委員会の森喜朗会長（８３）の女性蔑視発言が瞬く間に海外に拡散し、波紋を広げている。
米ニューヨーク・タイムズ（電子版）は３日付で「東京五輪の会長が会議における女性の制限を示唆した」との見出しを取り、問題発言を詳細に報じた。同紙は「五輪は増大するコストや世論の反対に遭っているが、水曜日には新たに激しい怒りに直面した」と、表現。ＳＮＳなどで批判が高まっていることを指摘し「ツイッターのユーザーがすぐに会長の辞任を求め始めた」「他の人たちは森会長の年齢と時代遅れの考えが大問題だと主張している」と続けた。また、あるツイッターの投稿を引用し「彼はすぐに辞職すべきだ。しかし、問題は誰も彼を止めなかったということ。最大のニュースは、ＪＯＣ会議の公式の場所でこれを言い、誰も差別を止めなかったこと」と締めた。
また、米ワシントンポスト紙は「東京五輪の会長が女性が会議であまりに話しすぎ『迷惑だ』と発言」との見出しで報道。フィギュアスケートの浅田真央さんへ「大事な時には必ず転ぶ」と発言したことなど、過去の失言を並べて詳細に扱った。ＵＳＡトゥデイ紙でも「東京五輪の会長が女性は会議で話しすぎると示唆し、反発を引き起こしている」として実情を報じた。
森会長は３日にオンラインで行われ、報道陣にも公開されていた日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」「女性の理事を増やしていく場合は、発言の時間もある程度規制しておかないとなかなか終わらない」と、女性蔑視ともとられる不規則発言を連発した。
五輪組織委の森会長、性差別発言で「謝罪」 辞任は否定 - BBCニュース
やはり海外メディアは『差別』と表現して『蔑視』とは言わない。統一されている。問題の本質を理解している。『蔑視』を使い続けて未だに問題点が理解できない日本メディアとのこの差よ（泣
2021/02/10 19:57
五輪組織委の森会長、性差別発言で「謝罪」 辞任は否定
東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会の森喜朗会長（83）は4日、女性に対する差別だと批判された発言について記者会見を開き、「不適切だった」と謝罪した。一方で、辞任の可能性は否定した。
森会長は3日、日本オリンピック委員会（JOC）臨時評議員会で、女性は会議で長く話しすぎるため、女性の多い会議は「時間がかかります」と発言した。
「女性はそういう、あまり私が言うと、これはまた悪口を言ったと書かれるが、必ずしも数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないので困る」
「組織委にも女性はいるが、みんなわきまえている」
JOCの理事会メンバー25人のうち、女性は5人。JOCは2019年、女性の理事を40％まで増やす目標を掲げている。
