この件、
勘違いしている人が
多数見受けられますが……
政府が
朝日と毎日を新聞社を訴えて
賠償を求めるべき案件です。
というか、
システムを作ったのが民間だったら、
まず朝日と毎日訴えられて
賠償を求められている案件ですよ。
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この手の話は、
システム系で
良くある案件で。
ゲームなどではよく使われる言葉、
プログラム仕様の『バグ』ですね。
ただし
システムの欠陥を偶然に見つけるのと、
意図して欠陥をついてそれを公表する行為は、
まったく問題の次元が異なります。
情報を拡散した場合、
当然、
それを見た模倣犯が殺到して、
被害が拡大します。
たとえば、
この様な状況を想定すると判りやすいのですが。
他人の口座から
誰でも簡単に不正にお金を引き出せる方法があったとして。
その方法を
新聞上で公開していいのかどうか。
これ、
普通に考えて『犯罪幇助』ですよね。
今回、
朝日、毎日新聞社が行ったのは
そういうことです。
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ここが
良く勘違いされる点なのですが、
システムの
不正操作の情報を一般公開する必要性は
どこを探しても見つかりません。
公開すること=改善には繋がりません。
改善して欲しいのなら、
要望書をシステム運営側に出して。
もしくは
この点に関しての
その結果、
どういう答えが返ってきたのか。
これを記事として掲載していいのかどうか、
不正操作の情報を公表して問題あるのがないのか、
その点を確認してから
掲載するべきでした。
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先に
民間の場合なら
訴訟対象と言いましたが。
まあ、
被害が拡大した場合、
十中八九、
訴訟沙汰になります。
増えた被害についての賠償を求めて
相手は裁判を起こすわけです。
ただし、
裁判を起こしたから
必ず勝てるとは限りません。
被害が
情報を公開したことによって引き起こされた事実を
証明をしなければ
賠償は成立しないので。
ここが
かなり高いハードルになっています。
その一方で、
記事の差し止め命令については
比較的ハードルが低く。
実行されることが多いですね。
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というわけで、
ちょっと
推移を見てみたいので。
問題の記事についても
ブックマークを付けてみました。
この後、
私が掲載したこの記事にも
削除要請がくるのかな。
どうなんだろう……
「朝日新聞出版・毎日新聞の記者、ワクチン接種で虚偽予約」岸防衛相が抗議の意向
岸防衛相は18日午前の記者会見で自衛隊による東京都と大阪府での新型コロナウイルスワクチンの大規模接種を巡り、朝日新聞出版と毎日新聞の記者が架空の接種券番号などを使って虚偽の予約をしたとして、両社に抗議する意向を示した。
岸信夫・防衛相
防衛省によると、予約には専用サイトに接種券番号や生年月日などの入力が必要だが、架空の番号でも予約可能な状態になっているという。
岸氏はシステムの不備を認めた上で、不正防止のためのシステム構築は「短時間で実現するのは困難」で、迅速なワクチン接種を優先したことを明らかにした。今後、可能な範囲でシステム改修を実施するという。
岸氏は「不正な手段によって予約することは、貴重なワクチンを無駄にしかねない悪質な行為」と述べ、虚偽予約をしないよう呼びかけた。悪質なケースには法的措置も検討する。
朝日新聞出版はニュースサイトに、毎日新聞は紙面に、それぞれ担当記者が虚偽の予約が可能かどうかを実際に試した記事を掲載している。
大規模接種ウェブ予約 架空の数字で登録可 券番号も、年齢も | 毎日新聞
これは酷いマスコミの仕事ではない。システムに不備がある点を質問書を送りその回答を報道するのならまだ理解出来るが、単に不正操作の方法を掲載したとか。不正操作の情報を拡散しているだけだ。
2021/05/18 14:13
大規模接種ウェブ予約 架空の数字で登録可 券番号も、年齢も
東京23区と大阪市の住民を対象に17日始まった新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け大規模集団接種のウェブ予約で、実際の接種券に記載されていない架空の数字を入力しても予約ができることを、毎日新聞記者が複数の数字で確認した。予約の対象は65歳以上だが、65歳未満となる生年月日を入力しても予約できることも確認。架空の数字を使って予約枠を「占拠」することもできるとみられ、予約システムの信頼性が問われそうだ。
17~23日の予約は東京23区と大阪市に住む65歳以上の人に限定されており、地方自治体から送付された接種券の6桁の市区町村コード▽10桁の接種券番号▽生年月日――を打ち込んで、希望日と会場を予約する仕組みだ。
しかし、予約システムが正常に機能するかどうかを検証するため、記者が防衛省のウェブサイトから、架空の市区町村コードに加え、架空の接種券番号の10桁の数字を入力すると、手順が進んで接種会場と時間帯の指定ができ、予約が完了した。65歳未満となる生年月日を入力して予約できることも確認した。記者が試した予約はすでにキャンセルした。
この方法で予約をしても、実際の接種券の番号と一致しないためにワクチン接種はできないとみられる。しかし、この方法で何枠も予約が取れるとみられ、実際に接種を希望する人が、望んだ日時に受けられない可能性もある。
防衛省によると、今回の予約システムは、予約画面で、市区町村から配られた接種券にある「市区町村コード」と「接種券番号」以外の数字を打ち込んでも、そのまま予約を進めることが可能な仕様になっている。市区町村の予約システムと連結しておらず、接種券番号の情報を収集していないためだという。同省はシステム改修の可否を検討している。同省人事教育局の担当者は「入力する人の善意に頼ったシンプルな予約システム。いたずらで予約されては本来必要な人の予約が取れず、ワクチン接種ができなくなる。絶対にやめてほしい」と呼び掛けている。