いやぁ、
6日に予定されていた
国産新型ロケットH3の再打ち上げですが。
予定日の3月6日午前中は天候不順が予想される……
との判断で、
7日午前に再延期となりました。
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で、
前回
2月の17日に予定されていた打ち上げが中止、延期になった時に
騒いでいた『失敗理論』によれば、
今回のケースも
『打ち上げ失敗』と呼ぶべきなんですけど。
なぜか、
『これを打ち上げ失敗と言わないのはオカシイ!』
って声が上がっていませんw
なぜなんだろうねぇw
これ
屁理屈に聞こえますけど
あのときの記者の主張、
『つまりシステムで対応できる範囲の異常だったんだけれども、
起こるとは考えられなかった異常が起きて、
打ち上げが止まった。こういうことでいいですね』
今回の天候不順、
マンマ条件に当てはまります。
↓↓↓↓
▼『つまり
システムで対応できる範囲の(天候)異常だったんだけれども』
これ
天気の異常を予想して打ち上げ日を延期してますね。
発射管制システムで天候異常に対応できている、って結果ですね
▼『起こるとは考えられなかった異常が起きて』
これも
昨日3月3日に
6日打ち上げを決定した時点で
天候の異常は考えられていませんでしたね。
今日になって急遽変更=3月6日予定の打ち上げがナシになりました=止まりました。
まさに
発言の通りの内容そのままですね。
で、
この前の記者の常識なら、
この状況を『失敗』と呼ぶそうですw
でも、
何故か
今回の延期は
すべての条件が揃っているのに、
『失敗だ!』と主張する人が出てきませんw
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結局、
なんでこの前の『失敗』主張がおかしかったのか、
と言えば。
語る内容が、
見た目の主観的な印象のみで語られていて
同じ条件で
今回の延期みたいに
他の事例に当てはめたときに破綻するからですよ。
もっと判りやすく言えば、
『その場でしか通用しない』言葉なんです。
発射のためにロケット点火準備まで進めていた場面を
一切見ていない人が、
たとえば、
一年後に記録を見返したら、
『なぜコレだけ失敗と呼んでいるだ?』と
クビを傾げたくなる内容。
もっと
端的に言えば
その場で発射直前の映像を見ていた人だけしか
内容が理解できない説明。
ロケットが飛ばなくて
落胆する気持ちを強調した表現ですね。
だから
『お気持ち表明』なんです。
体験した内容に引っ張られて、
それを正確に伝えるのにはどうするべきか。
を全て放棄した主張です。
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まぁねぇ、
小説家とか
シナリオライターを目指すのなら。
そういう才能も必要なのでしょうけど。
報道とか、
ジャーナリスとしては
物事を主観でしか見られず、
客観視できていない、って主張なので
失格ですねぇ。
あー、
でも、
イエロージャーナリズムというか、
事実よりも
感情に訴えることを主眼に置いた手法なら、
これでいいのか。
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って、
偉そうに語りましたけど。
これ、
私がどうこう考えた内容ではなくて。
千変万化する
ロケット打ち上げ事例を
正確に記録に残すためにどうしたらいいのか。
洗練して用語を選んだ先人の知恵なんですよ。
いろんな条件の報告を作っている中で
辻褄が合わなくなる用語の使い方を廃して。
ひたすら
正確さを追求した結果です。
この前の
『失敗』主張をしていた人たちって
そういうのを無視して
自分の感性を上に置きたい人たちなんだろうなぁ。
そこには、
ここ最近世間を騒がせている
『バカッター』たちと共通する
『承認欲求』が透けて見えるんですよねぇ。
。
H3ロケット打ち上げ1日延期 7日午前に
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4日、6日午前に予定していた日本の次世代大型ロケット「H3」初号機の打ち上げについて、7日午前に延期すると発表した。気象条件が整わないことが予想されるため。H3は先月17日に予定されていた発射の直前に検知された機体制御システムの誤作動で打ち上げが中止となっていた。鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられる。