kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

毎年恒例だけど…… ―― 尹大統領の解放記念日演説 歴史に触れず日米との安保協力強調

毎年8月15日、
日本では『終戦の日』として。
韓国では『光復節』(日本による植民地支配からの解放記念日)として、
記念式典が執り行われていまして。
今年も、
日本と韓国と
それぞれの国で式典が開催されました。
ここ数年は
新型コロナ感染拡大もあって。
式典に参加する人数を削減したり、。
ビデオでの演説などにしたり、
マスク着用だったり、
様々な制限のもとで行われていましたけど。
今年は、
それらの制限が無くなり
自由で開かれた式典に戻りました。



ということで、
この日が祝日に制定されている韓国では
光復節記念式典の大統領演説を起点にして
反日ムーブ』で盛り上がる日なんですけど。
今年は……
ここまで、
その手の動きが見られません。
韓国メディアでの取り上げも今ひとつ。
というか、
燃料不足の不完全燃焼みたいな。



で、
日本国内主要メディアから、
この状況を
日韓関係の好転の証とか兆しとして強調する声が聞こえてきたり
するんですけどね。
私的には、
それは違うなぁ、と感じていまして。
韓国で
今年の8月15日に反日ムーブが今ひとつ盛り上がりに欠けたのは、
それ以上に大きなイベントが
突発的に発生したため。
韓国民の注意がそちらに向かってしまったせいだろう、
と。
私的には、
そのように見ています。



そこで、
突発的に発生したイベントですけど。
それは、
現・韓国大統領、 尹錫悦氏の実父の死去です。
ちょうど光復節の式典が行われた
8月15日その日に、
韓国大統領尹錫悦氏の実父である、
尹起重(ユンキジュン) 延世(ヨンセ)大名誉教授が亡くなりました。
尹大統領は
光復節式典に出席した後、
そのまま病院へ直行し父親の最期を看取って。
すぐさま
父親の死去を公表。
これが
韓国民の注目を集めて。
韓国世論は
突然発表された
大統領の家族の死という大事件に対して、、
故人への哀悼の意と罵倒と誹謗中傷で、
光復節の演説内容などそっちのけで
おおいに盛り上がりました。
日韓関係という
抽象的で、
ここ最近では
韓国では旗色が悪く弄りづらくなってきたコンテンツよりも。
韓国民にとって
具体的で身近な
『大統領の父親』という弄りやすい存在に食いついて。
全部持って行かれてしまった。
韓国民にとっては
日本よりも
『大統領の家族』の方が興味関心が高くて。
今年は、
たまたま
大統領の家庭事情がニュースとして大きく取り上げられたため、
日韓関係への興味関心が薄れました。
という具合ですね。



逆説的に言うと、
韓国民にとっては
日本の存在って
大統領の家族の死よりも軽い。
暇つぶしに
都合良く使える程度の価値なんですよねぇ。

 

 

jp.yna.co.kr

尹大統領の解放記念日演説 歴史に触れず日米との安保協力強調

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は15日、就任後2回目となる光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の式典での演説で、韓米日の安全保障協力の必要性を強調することに焦点を合わせた。
 韓米日首脳会談を3日後に控え、3カ国協力の重要性を改めて内外に発信した形だ。
 18日(現地時間)に米ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで開かれる韓米日首脳会談については、「朝鮮半島とインド太平洋地域の平和と繁栄に寄与する3カ国協力の新たな里程標になるだろう」と述べた。
 尹大統領は北朝鮮の核とミサイルの脅威に対応するため、韓米日安保協力の重要性が日増しに高まっているとし、特に3カ国間での緊密な偵察兵器協力と北朝鮮の核・ミサイル情報の即時共有が必要だと指摘した。
 核・ミサイル情報の即時共有は今回の首脳会議の議題になるとみられている。
 3カ国首脳は昨年11月にカンボジアプノンペン北朝鮮のミサイル警戒情報を即時共有することで合意。そのためのシステムが稼働すれば、それぞれが探知した情報が共有され、即時対応が可能になる見通しだ。
 尹大統領はまた、朝鮮戦争の国連軍が休戦後、日本に後方司令部を置き、日本が在日米軍の7カ所の基地を国連軍に提供している点に触れ、これらが「北の南侵(韓国侵攻)の最大の抑止要因になっている」と強調したが、これも韓日の安保協力を念頭においた発言とみられる。
 尹大統領は演説で日本について「われわれと普遍的価値を共有し、共同の利益を追求するパートナーだ」と規定した。
 韓日関係改善を模索していた昨年の光復節の演説では、日本を「力を合わせて進まなければならない隣国」と紹介した。
 韓国の独立運動記念日「三・一節」に行われた今年3月1日の演説では、関係改善への努力の成果が出始めていたことが反映され、日本を「普遍的な価値を共有し、安保や経済、そしてグローバルアジェンダで協力するパートナーに変わった」と説明した。
 一方、今回の演説では慰安婦問題など歴史に関連した具体的な言及がなかった。
 尹大統領は「韓国の安保はインド太平洋地域の安保、大西洋と欧州の安保、世界の安保と同じ線上にある」とし、北大西洋条約機構NATO)との協力強化の重要性を指摘した。
 またロシアに侵攻されているウクライナを支援する背景について、「究極的には韓国の自由、平和、繁栄のため」と説明した。
 大統領室の関係者は聯合ニュースの取材に対し、「今回の光復節の演説は歴史と結びついた視野の狭い韓日関係ではなく、独立運動という大きな枠組みでとらえようとした」と説明した。
 昨年の光復節の演説で発表された北朝鮮非核化ロードマップ「大胆な構想」については、今回新たな内容が盛り込まれることはなく、揺るぎなく稼働させる意思を示す程度にとどめられた。

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

韓国・尹大統領の父起重さん死去、91歳…一橋大客員教授務め尹氏の対日観に影響与える

 【ソウル=溝田拓士】韓国の 尹錫悦(ユンソンニョル)大統領(62)の父、 尹起重(ユンキジュン) 延世(ヨンセ)大名誉教授が15日、死去した。91歳だった。大統領府が発表した。尹大統領は「光復節」の式典で演説後、病院に駆けつけて最期をみとったという。
 起重氏は中部・ 公州(コンジュ)生まれで、韓国統計学会長や韓国経済学会長を務めた。1960年代後半、一橋大に1年間通い、82年には一橋大客員教授として再来日した。日本を重視する尹大統領の対日観にも影響を与えたとされる。尹大統領は今年3月の本紙インタビューで、日本にいた父を訪ねた時の思い出を語っていた。