火災発生から、
昨日で1週間が経過した、
ハワイの山火事。
日本国内の主要メディアでも、
連日
外信枠のトップニュース扱いで取り上げられていますね。
でも、
アメリカ世論が
大統領が視察に入るのかどうかで盛り上がっている事は
まったく報じられていません。
まあ、
これは政局とは無関係で、
単に
行くのかどうか。っていうだけの
興味本位の話というか。
被災地のアメリカ国民当事者としては
非常に関心が高い内容であっても。
アメリカ国外だと、
あまりニュースバリューが無いネタですからね。
ただ、
アメリカ国内では
やはり
非常に関心が高く、
バイデン大統領が、いつハワイの被災地を視察を発表するのか。
連日、
ずっと話題になっていたのですが。
昨日15日の演説で、
大統領が日付は明言しなかったものの
ハワイ視察について言及しました。
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火災発生から1週間が経過しての
言及です。
これを、
早いと見るか。
遅いと見るか。
ここの評価というか判断が、
アメリカ国内で
チョロチョロと盛り上がっています。
なにせ
大統領選というか。
バイデン大統領の再選時期が近づいていますからね。
何でもカンでも評価の対象になっていますねw
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それはそれとして。
火災発生から1週間が経過して、
今回の
『山火事』と言われていた広域火災の現場で
いったい何が起きたのか。
少しずつではありますけど、
火災当時の映像とか、証言とかが集まってきて。
状況が明らかになってきました。
それが、
なんというか……
この広域火災の被害、
どこか一つ、
誰かだけの原因、責任、って捉えるのは
無理があるような……
備えが杜撰なだけにととどまらず、
現地被災者も
目の前に火災が迫ってきても避難に消極的というか否定的?というか、
火災を
現実の危険と認識していなかったようで。
これは
単なる
『山火事』では済まないような……
ハワイ マウイ島 山火事1週間 死者は106人に 被害拡大の背景は
2023年8月16日 19時27分ハワイ・マウイ島の山火事は15日で発生から1週間となり、死亡が確認された人は106人に上っていますが、捜索を終えたのは被害を受けた地域全体の32%にとどまっています。
一方、被害が拡大した背景については、乾燥した日が続いていたところに、ハリケーンによる強風で切れた送電線が火元になった可能性など、複数の要因が指摘されています。捜索終えたのは被害地域の32%にとどまる
今月8日にマウイ島で起きた山火事では、強風にあおられて市街地に急速に燃え広がり、1週間たった15日現在で死亡が確認された人は106人と、アメリカの山火事の犠牲者としてはこの100年余りで最も多くなっています。
ハワイ州のグリーン知事は、14日のアメリカ・CBSテレビのインタビューで「臨時の通信回線を確保したことによって、連絡がつかない人は2000人台から1300人に減った」と述べました。
被害を調査しているPDC=太平洋災害センターによりますと、2200棟余りの建物が損壊し、そのうちの86%は住宅で、避難する必要がある人は4500人に上るということです。
また、地元の警察によりますと、15日現在で捜索を終えたのは被害を受けた地域全体の32%にとどまっているということで、焼け跡が広いうえに足場が悪いことなどから捜索活動は難航しています。
さらに、壊滅的な被害を受けた観光地のラハイナでは、およそ880万平方メートルが焼失し、火がほぼ消し止められたのは全体の85%と鎮火には至っていません。
複数の要因が重なり被害拡大の見方も
一方、被害が拡大した背景についてAP通信は、専門家の見方として、マウイ島で乾燥した日がことし5月末ごろから続く中、急激なスピードで乾燥が進む「フラッシュ干ばつ」に見舞われ、燃え広がりやすい状態になっていたのではないかと伝えています。
また、アメリカの複数のメディアは、ハワイの南を通過していたハリケーンによる強風で切れた送電線が火元になった可能性を指摘しています。
加えて、有力紙のニューヨーク・タイムズは、消防士などの話として、火災で水道管が破損して消火栓から水が出なくなったため役に立たなかったと伝えていて、複数の要因が重なって被害の拡大につながったという見方も出ています。
バイデン大統領「過去100年で最悪」 近く現地を視察へ
アメリカのバイデン大統領は、今回の山火事について10日、大規模災害にあたると宣言し、連邦職員や軍を派遣して行方不明者の捜索や自宅を失った人たちへの避難場所の提供など支援にあたっています。
さらにバイデン大統領は15日に行った演説で「過去100年以上で最悪の山火事だ。街を破壊し、長く続いてきたハワイ先住民の歴史を荒廃させた」と述べ、支援を続けていくと強調しました。
そして「できるかぎり早くハワイを訪問する」と述べ近く、現地を視察する考えを明らかにしました。
被害地域への立ち入りめぐり混乱 行政の対応が二転三転
マウイ島では山火事のあと壊滅的な被害を受けたラハイナを含む島の西側への立ち入りをめぐり混乱が続きました。
警察は火災が起きて以降、安全を確保するためとして島の西側につながる道路を通行止めにして立ち入りを厳しく制限しています。
12日にはラハイナの住民を対象に一時的な立ち入りを認めると発表しましたが、ラハイナに向かう道路は車が数キロにわたって渋滞し、警察は混乱が生じたとしてその日のうちに住民の通行を禁止しました。
その2日後には、住民などの規制区域への立ち入りを円滑に進めるためとして通行証の発行を始め、受け取り所では住民が朝から車で長い列を作りました。
しかし、警察は発行開始から1時間で、対象ではない人が大勢訪れているとして通行証を使う方法自体を取りやめました。
マウイ島の被災した人たちからは、行政の対応が二転三転する中、自宅に思うように戻れないとして、行政当局を批判する声も上がっています。