kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

うーん…… ── 食中毒500人超 駅弁メーカー吉田屋 社長が謝罪

以下、
今回の記者会見の内容と、
それから
先日
10月16日に
八戸保健所が発表した
今回の食中毒事件の調査結果内容を
あれこれと見比べてみて。
私が
想像した
今回の食中毒の原因について。
私の独断で
まとめてみました。



保健所や弁当屋社長が発表した内容では、
今回の、
食中毒弁当が製造された原因は、
催事イベントに間に合わせるために
通常の生産能力を超えた臨時増産を余儀なくされて。
社内だけで完結できず、
社外に
一部を発注、搬入。
そこで
いくつかの
衛生管理工程を省略、
杜撰な対応で進めたために。
雑菌が混入、増殖し。
結果、
食中毒が発生した。
と、
自社生産能力を超えた
無理な注文を受けてイレギュラー的な生産工程で
弁当を製造しために事故が発生した。
というような
説明になっています。
ただ、
私の印象では、
この自社生産能力を超えたイレギュラー的な生産は
今回たまたま初めて受けたのではなくて。
これまでも
そのような自社生産能力を超えた注文を受けて、
外部業者に一部を発注してきた、
と、
季節ごとのイベントで常態化していた、のだろうと推測されます。
というのも、
今回の食中毒の一因になったと考えられている
外部に発注した米飯の量が1日あたり750キログラム。
通常、
弁当1食あたりの米飯って200グラム弱ですから。
ざっと3750食分です。
この分量は、
初回お試しで受注みたいな、
行き当たりばったりで受注できる注文数ではありません。
仮に
事件を起こした
駅弁メーカー『吉田屋』の1日あたりの生産能力上限を弁当1万5000個とした場合。
そこから3750個増産は25%増です。
平時から1.25倍。本ラインに4分の1上乗せを臨時増産ラインで製造。
これだけ大きな数字は突発的に思い付きでは処理できませんって。
ある程度の実績を積んだうえで、
臨時増員の雇用とか人員配置や食材の手当てなど見通し、算段がついて、
臨時生産ラインの目途が立っていないと
ここまで大きな臨時注文は受けられませんよ。
注文受けたけどできませんでした、では信用問題になりますから。
経験なしでの強行なら、注文を出す方も社運を賭けた博打発注です。
実績ゼロ発注は怖すぎます。
そんな無茶な経営選択をしたとは考えられません。
となると、
今回の食中毒事件以前にも
季節ごとの催事イベントで
たびたび臨時増産を受注、増産を繰り返してきて。注文を受けて納品してきた。
外部業者に、
何度も米飯の生産を依頼していて。
その中で
衛生管理工程の省略、外注部分作業の省力化が少しずつ積み重ねられて。
食中毒発生のリスクが増大していた。
しかし、
実際に食中毒は発生せずに済んできたので。
衛生管理工程の省略、
いわゆる『手抜き』は問題視されることはなく、
むしろ
無くても問題ない不必要な作業工程として
現場から排除されて。
さらなる作業工程の簡略化がすすめられ。
現場での
衛生意識も低下。
その結果、
ついに
今回リスクが現実の問題として顕現化。
食中毒発生に至った、
と。



私的には、
今回の食中毒発生のプロセスは
そのような流れだろうと、
推測しています。

 

 

www3.nhk.or.jp

食中毒500人超 駅弁メーカー吉田屋 社長が謝罪 青森 八戸

 青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べた人が相次いで体調不良を訴え、全国で500人以上が食中毒と確認された問題で、メーカーの社長が21日、初めて記者会見を開き、多くの人に健康被害を出したことについて謝罪しました。
 八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べた人が相次いで下痢やおう吐などの体調不良を訴えた問題では、これまでに29の都道府県であわせて521人が食中毒と確認されています。
 問題の発生から1か月余りが経過した21日、「吉田屋」の吉田広城社長が初めて記者会見を開き、「食中毒事故を通じて、弁当を製造することが社会的にこれほど大きな影響をもたらすことを改めて痛感した。責任は大きいと感じており体調不良になった人などに心からおわび申し上げる。また駅弁を愛するファンはじめ多くの人に弁当に対する信頼を失墜させてしまい申し訳なく思っている」と謝罪しました。


吉田社長「リスクを理解しないまま売り上げ重視した」
 食中毒が発生した経緯について吉田社長は、問題の弁当が製造された日の1日当たりの発注数が1万8000個にのぼり、自社だけで対応できず外部にごはんの製造を委託したと説明したうえで、「不適切な温度管理の中、時間の経過に伴って菌が増殖するリスクを十分理解していなかった。過去の実績に基づいてリスクを理解しないまま売り上げを重視した。自分に慢心と油断があったと反省している」と話しました。
 そのうえで再発防止策については、1日に製造する弁当の数を1万5000個までとした上で、外部にごはんの製造を委託しないことや製造中の温度管理や衛生管理を徹底することなどをあげました。
 このほか吉田社長は「体調不良になった人への対応などを進めて、信頼回復を図りたい。営業再開に向けて保健所と調整している」と話し営業再開を目指す考えを示しました。


吉田屋で起きた食中毒問題とは 
 青森県八戸市の弁当メーカー「吉田屋」の弁当をめぐっては食中毒と確認された人が今月6日の時点で29都道府県のあわせて521人にのぼっています。
 八戸市保健所によりますと、原因と見られる弁当は先月16日と17日までの消費期限の弁当あわせて59種類、2万2100個余りで、そのほとんどが商社を通じて全国各地に流通していたということです。
 八戸市保健所は弁当から食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌セレウス菌が検出されたことなどから、先月23日、弁当が原因の食中毒と断定し、「吉田屋」を営業禁止の処分にしました。
 また、保健所はその後も調査を続け、今月16日、推定される主な原因について発表しました。
 それによりますと、委託業者から仕入れたごはんについては従来より高い温度で受け入れを行い温度管理が不適切だったため施設内で冷却するまでの間に細菌が増殖した可能性があるとしたほか、仕入れたごはんの箱についてアルコールで拭き取る作業をしていないなど衛生管理も徹底されていなかったとしています。
 八戸保健所はこうした管理の不徹底などが食中毒につながった可能性があるとして「吉田屋」に改善を指導しました。
 一方、「吉田屋」は問題が起きて以降、ホームページでコメントを発表してきたものの記者会見は1度も開いておらず、青森県の宮下知事から「社会的な問題になっているにもかかわらずしっかりとした説明責任を果たしていない」などと指摘されていました。