kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

アニメ・ウマ娘3期に対するお気持ち表明……改改改

というわけで、
しばらく開けましたが。
ウマ娘・アニメ3期のシナリオを具体的にどうしたらよかったのか。
という
私なりの改善案を書いてみたい、
と思います。
ただ、
その前提として
ここまで書いてきた通り、
ウマ娘・アニメ3期は
当初、
キタサンブラック凱旋門賞を目指す、
シナリオラインで制作を進めていたのだけど。
途中で
上層部からの鶴の一声によって、
当初のシナリオラインがご破算となり。
急遽、
現在出来上がったシナリオになりました。
という、
前提条件で。
そこから
どういうシナリオ改善が可能だったのか。
と、
そういう視点で考えていきます。
なぜ、
こういう条件を付けるのか、
というと。
現実問題として、
不可能だった話を持ち出しても意味がないからです。
私が、
キタサンブラック新衣装の3Dモデルから想像した現場の人間からしたら、
『そんなのできなかったヨ』の一言で済んでしまいますからね。
なので、
出来る範囲でヤレた内容を書いていこう、という話です。
で、
具体的に何ができそうだったのか、
と考えてみると。
上層部からの鶴の一声で『卓袱台返し』が発生した場合、
その後は、
ダメージコントロールを優先して
いかにスケジュールを守り破綻を防ぐかに力点が移ります。
その結果が出来上がったのが、
現在のアニメ3期だとしたら。
この大筋を変更するのは、まず不可能。
これが、
スケジュール内で収めるのに最善の内容ですから。
さて、
この中で最良の結果を得るには、
部分を絞って、
集中的に制作資源を投下するしかありません。
では、
どこに制作リソースを投下するのか。
と言えば。
ラスト回、
アニメ3期で言えば、
キタサンブラックの引退レースとなった有馬記念
これですね。
ここで視聴者から最大の評価が得られる内容するのには、
どうしたらいいのか。
そこにすべてを集中する。
なんなら、
それ以外の話数の評価は切り捨ててでも、
最終回となる、
キタサンブラックの引退レース有馬記念
どう盛り上げて
視聴者の共感を得るかに注力する。
それで
『終わり良ければ総て良し』の通り、
最終回を好評で終えて、
『シリーズ通して見たらそれなりに良かったね』という評価を得る。
制作途中で
卓袱台返しが発生して。
制作現場がグダグダになった物語を救い上げるために制作陣が出来る事は
コレしかありませんwマジでw



なのですが、
ウマ娘・アニメ3期は
この
『終わり良ければ総て良し』のネタ選択を間違えて大失敗しました。
視聴者が共感できないネタを
最終回に向けてブッこんできて、
最終回で視聴者が置いてけぼりになって反感を買ったまま、
アニメシリーズが終了。
評価が墜落、という結果。
絶対に失敗してはいけない所で大失敗しているんですよw
これじゃあどうにも救いようがありませんw



とまあ、
グダグダと前置きを書いてきましたが。
結局何が言いたいのか、というと。
アニメ3期のシナリオ改善で何ができたのか、
と考えていくと。
最終回の
キタサンブラックの引退』の扱いを、
いかにして視聴者が納得できる形にするのか。
視聴者が納得できる着地点をどこに設定するのか。
そこに注力して、
視聴者が納得できる形をアニメ化していたら
アニメ3期の評価は急上昇して
『そこそこ面白かった』というシリーズ全体評価でまとめられただろう、と
私的に
そう考えていまして。
じゃあ、
ここをどうしたらよかったのか。
というのが、
私の考察の主題です。という話。
そこで、
具体的な改善案を以下に書いていきます。
まず、
現状で
有馬記念の引退レースという状況は変更できませんね。
これはもう史実として確定していますから。
ここを動かしてしまったら反発が大きすぎます。
それでは、
どこをIFとしてフィクションに出来るのか、というと。
キタサンブラック
『引退する理由』
ここしかありません。
ここを視聴者が納得、共感できる内容にフィクションとして落とし込む。
『フィクション』として落とし込む。
これがポイントです。
現実的な理由はいりません。
というかリアルなネタを持ってくるな阿呆。
それじゃあフィクションにならんだろ。
リアルネタぶッ混んでくるならアニメ化する必要ないじゃん。
『ピークアウト』とか『衰え』とか
『夢』と『希望』がないんだよ。
ネタが後ろ向きなんだわ。
そして、
最悪なのが、
リアルネタをぶッ込んだ結果
主人公キタサンブラックの行動も
『後ろ向き』になってしまった点です。
『限界を過ぎて能力が発揮できなくなったから引退する』って対応は、
当たり前すぎて。
そこに物語が何もないんだわ。
聞かされた方は
『はあ、そうですか……』で済んでしまう話なんだよ。
そんな物をアニメにしてどうするんだよ、って話。
だから
評価が墜落したんですね。



じゃあ、どうしたら良いんだ。他に何ができるんだ、って言ったら。
『嘘』吐くしかないじゃん。
それも
『夢』と『希望』に満ちた
『前向き』な
『特大の嘘』で
視聴者というか、話を聞いている皆が納得できる内容にする、
それがシナリオ制作陣の見せ所ですよ。
で、
たとえば
私が考えるのなら、
キタサンブラック凱旋門賞とは具体的に明言せず世界一に挑戦するために、
 年内いっぱいで国内レースを卒業(引退)する』
という物語にします。
最期の有馬記念の引退レースを、
そういう風に作り上げる。
これは、
世界一のウマ娘として認められる凱旋門賞レース。
それに
キタサンブラックは、
なんとなくぼんやりと『憧れ』ていたけど。
前年の
有馬記念キタサンブラックに勝利した、
サトノダイヤモンド
凱旋門賞に挑戦してボロ負けした結果を見て。
そして
これまで凱旋門賞レースを勝利した日本馬がいない、という事実。
それで
国内レースではかなり勝てるようになった、
キタサンブラック
日本と海外の実力差にショックを受けると同時に。l
海外には、
まだまだ見たこともない強いウマ娘がたくさんいるんだ、
そういう強敵と競争したい、
という
競走馬=ウマ娘の本能が燃え上がって。
凱旋門賞出走への気持ちが抑えられなくなる。
でも、
凱旋門賞レースを目指すのなら……
海外レースでの勝利を勝ち取るためには。
海外馬場、環境に合わせてトレーニングしなければ勝てない。
日本国内レースと海外レースと
2股でトレーニングして強敵に勝てるほど、
キタサンブラックは器用じゃない。
だから
海外レースでの勝利を目指して
国内レースは捨てて、
目標とする海外レースに絞ってトレーニングしなければならない。
でも
そうなったら、
国内レースを見に来てくれていたファンを裏切る事にならないだろうか?
と、
これまでファンのために走ってきたキタサンブラックが、
始めて
『自分の夢』に向かって走ることを選んで、
それでいいのか。それが正しい選択なのか、という葛藤が起きるわけですよ。
これで
克服するべきドラマが発生するわけですね。
そして、
ここで
ゴルシの引退レースが活きてきます。
キタサンブラックが海外レースに挑戦するために、
国内レースを捨てて海外レース・トレーニング一本に絞ろう、と考えた
先行例として。
ゴルシに同じ選択させて、
凱旋門賞レースに出走して不甲斐ない結果で終わったゴルシ。
負けず嫌いだから負けっぱなしで終われないから、
これからは
海外レース勝利に絞って国内レースは引退するぜ。と
ゴルシらしい無茶理論で国内引退を発表して
ファンからは賛否両論が巻き起こって。
ファンを置き去りにしたウマ娘のワガママな選択を許さない、と逆境が生まれる、
それに対して、
ゴルシは
有馬記念レースに出走して勝利し国内最強を証明して。
国内に強敵がいないから国内卒業して海外を目指すのが正しいと証明してやる。
と。
暴論をブチかます
で、
結果は勝てずに終わって、
ゴルシらしくファンからブーイングを浴びて
それでもめげずに
『待ってろよ』と海外レースで入賞した
オルフェーヴルジェンティルドンナに啖呵を切る、って
いかにもゴルシらしい見せ場ができるわけですね。
という
そういう状況を前もって見せておけば。
キタサンブラックが同じ選択して、
困難な状況をどうやって克服するんだ、って話へ、
スムーズに流していけます。
ゴルシが出てきて、
『迷っているんだろ』
『自分の気持ちを騙して走り続けられるのか?』
『実力で分からせるしかないだろ。私はできなかったけどサ』
って、
有馬記念に出走して勝利し、国内最強を証明して海外を目指す。
って流れにつなげていけるでしょ。
それに
キタサンブラックは、秋天終了してG1レース6勝しているけど。
グランプリである有馬記念宝塚記念は一度も勝利していない。
グランプリ未勝利。
これまで何度も挑戦しているのに未勝利のレースに勝利するのが絶対条件、

とてつもなく高いハードルが設定されて。
ドラマになるわけですよ。



さらに言えば、
この流れなら
凱旋門賞レース一直線のドゥラメンテの言葉も深く刺さってきますし。
さらに
宝塚記念惨敗の原因だって、
凱旋門賞が頭にチラついて目の前の宝塚記念に集中できず、
無茶なハードトレーニングで調子を落とした上に
宝塚記念レース中も
凱旋門賞レースへ出走するために出立したサトノダイヤモンドが頭にチラついて。
レースに集中できずに、
なんだかよくわからないままレースが終わってしまった。
と。
それを
後からゴルシに指摘されて。
という流れに出来ますし。
 いやそれよりも、
 アニメ3期だと、
 宝塚記念出走前の時点では、
 キタサンブラック凱旋門賞に出走する前提で動いているので。
 宝塚記念に出走して、さらに凱旋門賞にも出走するつもりで、
 取らぬ狸の皮算用で二兎を追う無茶なハードトレーニングを驀進して。
 その結果、
 無茶トレーニングが限界を超えてしまって疲労を抱えたまま
 宝塚記念レースに出走。
 実力を発揮できずに轟沈。って流れにした方がいいのかも。
 そうしておけば、
 その後、
 海外レースを目指すなら国内レースと共立はできない。
 2本立て路線でのトレーニングは私には無理だ、と
 キタサンブラックが海外レースを目指して国内卒業へ向かう気持ちが、
 すでに実体験済みの結果から出てきた答えだと説得力を持って
 分かりやすくなるし。
さらにさらに、
秋天レースでの勝利に関しても、
凱旋門賞レースは日本の芝と比べたら重馬場、
なので
仮想凱旋門というか、
こういう荒れた馬場で勝てなければ
海外レースで勝つことはできない、
とか、
焚きつけられたキタサンブラックが、
闘志を燃やして
キタサンブラック
いま走っているレースの経験が海外レース出走へ繋がっている、と
明確に意識したら
これまでに経験しなかった闘志がグツグツわいてきて、
覇王となったキタサンブラック
バカ力で
重馬場をねじ伏せて勝利する、
それで、
海外レース出走への抑えきれない気持ちを自覚する、
って流れへ
持っていけますよね。



とまあ
ざっくり思いつくままに書きなぐったので、
いろいろと穴だらけですけど。
要点だけはまとめたつもりです。
大事なのは、
有馬記念引退レースは
『引退』ではなくて
『卒業』って形にすれば、
視聴者からの反感を買うこともなく、
それなりに受け入れられたと思いますヨ。
『卒業』レースって形であれば、
『これが男の引き際だ』実況も使えますし。
卒業させてやるものか、って
ライバルたちのレース目的もハッキリ立ちますし。
最終直線に入ってメインスタンドをみたら、
ファンが
キタサンブラックはやっぱり強い!』
『やっぱりお前が国内最強だ!』
『がんばれ! このまま世界一になってくれ!』
とか応援してくれているのを見て。
キタサンブラックが、
自分の『夢』をファンが応援してくれるのを見て感激して涙する、
って、
視聴者も共感できるシーンになるでしょ。
 このシーンへ持っていくためには、
 前走のジャパンカップレースでキタサンブラックが負けたときに、
 悔し涙を流す、負けて悔しがる、そういう姿を作って、
 それを見たファンが、ショックを受けるというか。
 キタサンブラックが負ける姿は見たくない、
 という感情を提示するシーンを出しておく必要がありますね。
 それで
 有馬記念の最終直線で、
 『卒業するのは寂しいけど、勝ってくれ!』って繋げられます。



そんな感じで、
ウマ娘・アニメ3期に関する愚痴は、
今回で終了です。
まあねぇ、
他に何か気になった点が出てきたら。
また別の機会に書くこともあるかもしれませんけど。
とりあえず、
この先1回は
3期全話通して見なおしてみるつもりだけどね。
それで、
何か書く気力は、もう無いなぁ……w