kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

やっと出てきた、この話 ── 管制官が海保機に離陸順1番を意味する「ナンバーワン」と告げる

いやぁ、
日本国内の主要メディアでも
やっとこの部分について
具体的な言及が始まりましたね。



今回ブックマークをつけた
記事内容に関しては、
有識者とか、
パイロット経験者の間では、
かなり早くから、
それこそ
事故機に関する管制交信内容の詳細が公表された時点で
指摘されていて。
もともと
管制交信は諸外国機が空港を利用するので、
すべての交信を
『英語』で発信していまして。
今回の
事故機に関する管制交信内容の
原文は
英語になります。
で、
その英語原文の内容を確認すると、
今回取り上げられた
『ナンバーワン』って発信が即座に目に入るんです。
それが、l
政府の国交省による発表では、
日本語に変換されて。
この『ナンバーワン』の部分が
別のニュアンスを持つ日本語に置き換えられ発表されていたり。
これは
多分、
管制官が発信した意図を組んだ日本語訳を出した、
ってことなんでしょうけど。
それだと、
『出し手』の意図だけ強調されて。
『受け手』の意図がずっぽり抜けてしまった
発表になっていて。
ある意味、
『意訳』になっているんですよねぇ。



とまあ、
管制が悪い、ような書き方をしてきましたけど。
離陸順1位だったとしても、
その前に
着陸機が滑走路を使う場合もあるわけでして。
勝手に
滑走路に侵入して待機していたら、
先に
着陸する予定だった航空機と衝突してしまいます。
今回の事故は、
まさにそういう状況で起きた事故なんですよねぇ。



そこで、
何が問題なのか、
といえば。
会話による意思疎通で
勘違いによる誤解が発生。
航空機が管制の意図=この場合は『管制指示』と言うべきですね。
管制の指示と異なる
挙動をした場合に、
それをフォローして間違いをただす仕組みが存在せず、
投げっぱなしなのが、ねぇ……
つまり、
『誰が悪いのか』ではなくて、
『システムに穴があって、
 これまではたまたま穴を避けていたけど
 今回は穴に落ちて=事故が発生してしまいました』
って話。

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

管制官が海保機に「ナンバーワン」と告げる…離陸順1番を意味、進入判断への影響調査
 東京・羽田空港の滑走路上で日本航空海上保安庁の航空機が衝突した事故で、当時の担当管制官が調査に「他の航空機に優先して海保機を出発機1番目とした」と説明したことがわかった。C滑走路周辺で複数の民間機が待機する中、管制官は被災地支援に向かう予定の海保機側に、離陸順1番を意味する「ナンバーワン」と告げていた。国の運輸安全委員会は、海保機長らの進入判断への影響を詳しく調べる。
 関係者によると、管制官は海保機に対し、「ナンバーワン」の文言とともに、C滑走路手前の誘導路C5上の停止位置への移動を指示。北向き出発時には滑走路を長く使うために南端の誘導路C1から進入することが多く、この時も複数機がC1への走行を先に指示されていた。
 しかし、海保機はより短い滑走距離での離陸が可能で、滑走路途中の数百メートル北側地点からの出発(インターセクション・デパーチャー)を希望した。このため、管制官は海保機の優先が可能と判断したという。

 

 

 

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