kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

ここまでバカだと、もう死ぬしか方法はないかもね。

最近起きた、大学生が幼女を旅行バッグに詰め込んで誘拐しようとした事件について。
韓国ばかり見ていたので興味もなかったのですが、その中でちょっと気になる記事がありました。


プリキュアの報道は妥当
http://agora-web.jp/archives/1485568.html


何かというと、そもそもの発端は以下の記事で、


小6女児監禁男はプリキュア好き - 社会ニュース : nikkansports.com 小6女児監禁男はプリキュア好き - 社会ニュース : nikkansports.com


宮崎勤が1980年代に起こした東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件以来、連綿と続くマスコミの常套手段。
アニメなどのサブカルチャーと事件の安易な関連づけについて、アニメファンからそれはいかがなものか、という反発がありまして。
そのことについて、アニメと事件との関連づけを肯定した記事なのですが。
うーん、ここまでバカだと、つける薬がありません。
まず、元々の日刊スポーツの記事で何が問題なのか、上段の記事を書いた人は問題点をまったく把握していません。
何が問題なのかわからないまま、この筆者は、偏見を認めて、それを肯定しています。差別容認派らしいです。

では、日刊スポーツの何が問題なのか。
それは「プリキュア」という作品と今回の事件の犯行に、どんな因果関係が成立しているのか。それが示されず、単に作品名が記事に掲載されたことです。
プリキュア」を今回の事件の要因とするなら、
最低でも犯人の大学生が「プリキュア」を性的対象としていたこと、「性の商品」として見ていたことを示す記事が必要です。
たとえば、「プリキュア」を「性商品化」した二次創作物を大量に所持していたとか。
単に作品として「プリキュア」が好きだった、という事実と、
プリキュア」を「性の対象」としていた事実は、
「芸術」と「猥雑」くらいに、近くて遠い、違いがあります。

因果関係も示されずに具体的な作品名をあげることは、名誉毀損や風説に流布に当たる迷惑行為、と言われてもおかしくありません(これで東映の株価が下がった場合ですけど)。
さらに上段にリンクを貼った記事でおかしなところは、
アニメと幼女強姦被害者数の相関関係について述べる部分について、グラフを掲示して説明しているのですが、
アニメの普及によって、幼女強姦事件の被害者数が減少している、
筆者は、アニメを視聴している人間がそれによって幼女への欲望を昇華しており、その結果、幼女強姦事件の被害者が減ったと説明してるのですが……
???……よく分かりません。
仮にアニメの視聴により幼女への欲望が昇華されるのなら、アニメにどっぷり浸っていた今回の事件の犯人は欲望が昇華されて事件など起こさない、という結論へと帰結するのではないでしょうか?
逆に、今回の事件の要因としてアニメが存在し、アニメが犯人の欲望を刺激する、というのなら、アニメの普及によって被害者数は激増するべきで、これもグラフと一致しません。
論点と現実の事象が矛盾しています。このグラフから分かることは、アニメと事件はまったく関係のない話、だという事実です。

そして、さらにスゴイのは、その後の筆者の主張で――
『「アニメを好む自由」は当然ありますが、報道に憤りを示す人達の行動は、アニメなどに興味がない人達にとっては「幼女(幼児)に対して性的興奮を覚えるという性癖を認めよ」と言ってるように見えるのです。
「社会悪」とは認めてないばかりか「当然の権利」と思っているんじゃないか?と感じるのです。』

いや、
アニメを見ることは、いつから社会悪になったのでしょうか? これは韓国なみの妄想爆発記事です。
私は「プリキュア」などに興味はないですし、最近のアニメは面白くないので見てませんが、「アニメを好む」人たちの主張を「幼女(幼児)に対して性的興奮を覚えるという性癖を認めよ」とは思いませんよ?
筆者の偏見を、何の根拠もなく一般論化するなんて、いっそすがすがしいくらいの暴論です。よほどのバカなのでしょうね。

あと、記事の中段で、

『「アニメを好む自由」の主張と、「性癖の自由」の主張を同一視する人が多い(私もそうです)から、そういう報道が何度もなされるわけです。
なお、「同一視する人が多い」という統計がどこにあるのか?って思う人は、親戚が集まる冠婚葬祭や、就職活動の面接で「プリキュアがどれほど好きか」語ってみれば理解できると思います。
もちろん、アニメ関連の会社では喜ばれるでしょうが、実際には隠す人がほとんどですから、実は分かっているのではないでしょうか?』
とか主張の補強をしていますが、
これは性差=ジェンダーの問題です。
たとえば、成人女性が「プリキュア」を愛好していることを熱く語っても、それを問題視する人はいないでしょう。
それが、作品を性的な対象にしているような内容であっても、ほとんどの人は冗談と受け止めて問題視しないでしょう。
しかし、成人男性が「プリキュア」を愛好していることを熱く語った場合に、それを問題視する人が出てくる、と考えるのは、
プリキュア」が女性向けに作られた商品であって、男性が触れるべきものではない、と、そこに性での差別を意識しているからです。
これは性差の問題であって、「性癖の自由」や幼女を誘拐する犯行とはまったく関係がない、別の問題です。
この筆者は、問題の本質がなんなのか、まったく分かってないみたいですね。

この筆者は会社の代表取締役らしいですが、そんな人が代表取締役を務める会社の仕事なんて、推して知るべしです。ロクなもんじゃありません。
――こういう偏見を許容する、とこのコラムの筆者は述べているのです。自分が何を言っているのか、本当に分かっているのかなぁ。