以前に下書きだけして、ほったらかしにしていた記事。
宮崎駿監督が引退した後のスタジオジブリ。
高畑監督の「かぐや姫」とか、その後も、つい最近、「思い出のマーニー」を制作、上映しているのですけど。
それでも、こうなりました。
ジブリ、「小休止」へ 製作部門解体 「マーニー」以後は新作お預け？ - MSN産経ニュース
2014.8.4 20:58
宮崎駿監督引退記者会見に臨むスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー（左）と宮崎監督（右）＝昨年９月、東京・吉祥寺（撮影・今井正人）日本の映画歴代興行収入１位の「千と千尋の神隠し」など数々のヒット作を世に送り出してきた「スタジオジブリ」（東京都小金井市）が、製作部門をいったん解体する方針であることが４日、分かった。鈴木敏夫代表取締役プロデューサー（６５）がジブリの株主総会で明言した。新作は「小休止」となり、現在公開中の「思い出のマーニー」以後、当面製作されない可能性が高くなった。
スタジオジブリは昨年、宮崎駿監督（７３）が「風立ちぬ」を最後に長編アニメ製作からの引退を表明。高畑勲監督（７８）も８年がかりで製作した「かぐや姫の物語」を公開し、スタジオの今後の経営方針に注目が集まっていた。
鈴木氏は６月２７日に開かれた株主総会で、宮崎氏引退のインパクトが非常に大きかったことを強調。「延々と作り続けることは決して不可能ではなかったが、（新作製作は）いったん小休止して、これからのことを考えてみる」と述べた。
スタジオジブリは昭和６０年設立。従業員数は約３００人。「千と千尋−」は米アカデミー賞長編アニメ賞を受賞し、ほかに「ハウルの動く城」「もののけ姫」などのヒット作がある。
スタジオジブリについては、宮崎駿が引退してから。どうするのか、ずっと気になっていたのですけど。
まあねぇ、宮崎駿の個人アニメアトリエみたいなスタジオだったから。
彼が引退したら、なんらかの変化が起きるのはしようがない。
高畑監督の『かぐや姫の物語』は、日本国内での興行成績は大ゴケだった、って噂ですし。
芸術作品としては高い評価が出ても。大衆受けする内容じゃないしね。どうみても。
当然の帰結、とも言える結果なのですけど。
寂しいのですね。
日本アニメ界を変えるかもしれない壮大な実験の結果、その答えがコレだというのは。
多分、自社生え抜きじゃなくて、
外部から企画、シナリオを購入、監督など制作の主要スタッフを招聘してシンジケートを組む。
それで、作画の主立ったメンバーは、今のジブリスタッフで。
というハリウッド・スタイルに移行する……のかなぁ。どうなんだろ？
でも、ハリウッドでも個人スタジオでやっているところって。
「ルーカス・フィルム」とか有名でしたけど。ここは結局、ディズニー傘下になってしまったしねぇ。
それと同じように、アニメファンの中には『カドカワ』傘下になるのでは、って噂する人もいるけど。
すでに、ジブリは徳間書店とディズニーと提携しているからね。『カドカワ』傘下になるには、この契約を解消して。って事になるけど。
それは無理でしょう。
契約としては、『詰んじゃっている』行き詰まり状態。
むしろ、制作部門の人達が新会社を興して、『カドカワ』傘下に入る方が、すっきり始められますよ。
もしかすると、それを狙っているんですかね。
