アメリカみたいに、「なんでもかんでもとにかく訴訟」となっては、
それはそれで困りますけども。
でも、
テレビなどがしきりに流している情報だと、
夫婦別姓が維持されているのは、先進国の中では日本だけだとか。
……とおいうか、夫婦同姓を法律で規定しているのは、
世界的にも珍しいそうで。
判決の内容については、
今の日本の社会通念に照らし合わせて妥当なところじゃないかなぁ。と私的には感じておりますけども。
ただ、
夫婦別姓については、
最高裁で裁判官の判断が分かれたのも事実で（３分の１が「違憲」との判定）、
テレビのニュース報道などでひたすら映像を流していた、
「精神的苦痛で〜」というような感情論では、まだまだ社会の大多数を納得させられない。って事なのでしょう。
私としては、
ケッコンすると、夫か妻か、どちらか家が無くなってしまう（実際、一人っこ同士だと姓が残るのは片方だけです）
現在の制度は、
いかがなものかなぁ。と思っています。
現代は『多産』の時代じゃないですし。
『家』を残すために養子を迎えるのも、普通の家ではなかなかハードル高いですしねぇ。
そういうところも判断して欲しかったかなぁ。と思いますが……
これは、
裁判所というよりも、
原告側の訴え方が悪いのかも。
訴状に書かれていないところまで、裁判官は判断できませんからね。
実際、
世論でも
「片方の家系が潰れてしまう。家の歴史が消える」ってことはまったくと言っていいほど問題視されてませんし。
私としては、
最近とみに騒がしい『お墓』の問題とも根っこの部分は繋がっている、と考えているのですけども。
まあ、
それは考え過ぎなのかなぁ。
夫婦別姓禁止は合憲 再婚禁止期間は違憲 最高裁が初判断（1/2ページ） - 産経ニュース
2015.12.16 15:24更新
「再婚禁止期間」訴訟、最高裁で違憲判決が出され、「違憲判決」と書かれた紙を掲げる原告側の人たち＝１６日午後、最高裁（宮崎瑞穂撮影）
民法で定めた「夫婦別姓を認めない」とする規定の違憲性が争われた訴訟の上告審判決で最高裁大法廷（裁判長・寺田逸郎長官）は１６日、「規定は合憲」とする初めての判断を示した上で、原告側の請求を棄却した。原告は「時代の変化に従って選択的夫婦別姓を認めるべきだ」などと主張したが、「夫婦や親子など家族のあり方が損なわれる」との慎重論は多く、世論調査も賛成・反対が拮抗（きっこう）してきた。
一方、「女性は離婚後６カ月間、再婚できない」とする規定をめぐる訴訟で、大法廷は「規定は違憲」と初判断。１００日間を超える部分は違憲だとしたことで、国は法改正を迫られる。最高裁が法律を違憲と判断したのは戦後１０件目。
夫婦の姓について原告側は「選択的夫婦別姓を認めないことは、婚姻の自由を不合理に制約していて、両性の本質的平等に立脚していない」と主張。「規定は違憲で、国会の高度な立法不作為にあたる」と指摘していた。国側は「民法では、結婚後にどちらの姓を名乗るかについて、夫婦の協議による決定に委ねている。婚姻の自由や男女の平等を侵害していない」と反論。規定に違憲性はなく国会の立法不作為にもあたらないと主張していた。
