現職が負ける、ってのは異例の事態です。
よほど評判悪い、って話ですよ。『無能』の烙印押されたわけですから。
はっきり言えばそういうことなんですよね。
私も、神奈川県に引っ越してからは米軍基地のそばに住んでますけど。
だからどうしたって話です。
いや、いろいろ気に喰わないことはたくさんありますよ。
ただねぇ、
それ以上に毎日生き抜くために考えなければならない……というか、
解決してほしい行政の課題がたくさんある、のですよ。
近所の道が狭いので、もっと道幅を広げて欲しいとか。
ゴミ収集車も通れないので、通れるようにして欲しいとか。
下水道を整備してほしい、とか。
街灯をもっと設置して欲しい、とか。
米軍基地の存在はストレス溜まりますけど……
でも存続し続けても大して困らないのですよ。
それよりも、
そのまま存続し続けると毎日生きていく上で大変困る問題がたくさんあるんです。
だから、
基地の移設を騒ぐよりも、
まず、目の前の生活の便を解決するために必要な細々とした問題を解決して欲しいんですよ。
基地問題、ってのは。
その中にある100ある内の問題のたった1つに過ぎないんです。
単純に治安の悪化を解消するだけなら、
警官もっと増やせばいいじゃん、
それだけの予算を国から回して貰って、交番を至る所にたくさん作って、
警官たくさん配置したらいいんですよ。
安直だけど……
基地の移設だけにしかベクトルが向かない力の使い方よりも、
他の方面へも影響が期待できる力の使い方のほうが、
ずっとマシじゃないですか。
つまりは、
そういうことですよね。
だからといって、
一方的に強引にゴリゴリやっていい、という話じゃないですけども。
米軍普天間飛行場=沖縄県宜野湾(ぎのわん)市=の同県名護市辺野古移設問題が最大の争点となった名護市長選は4日、投開票され、無所属新人で元市議の渡具知武豊(とぐち・たけとよ)氏(56)=自民、公明、維新推薦=が、3期目を目指した無所属現職の稲嶺進氏(72)=民進、共産、自由、社民、沖縄社大推薦、立民支持=を破り、初当選を決めた。投票率は76・92%で、前回(76・71%)を0・21ポイント上回った。
安倍晋三政権が全面支援した渡具知氏の勝利で、辺野古移設を加速させる環境が整い、移設の早期実現へ大きく前進しそうだ。
初当選を決めた渡具知氏は「当選は『名護を変えて、もっと発展させてくれ』というみなさんの思いだと思う。これからが大事だ」と強調。普天間飛行場の名護市辺野古への移設については「国と県が係争中なので注視していく」と述べた。
名護市長選は、辺野古移設を着実に進めたい安倍政権と、反基地を貫く「オール沖縄」勢力の象徴、翁長雄志(おなが・たけし)知事による「代理戦争」の構図だった。今秋に控える知事選の前哨戦にも位置づけられ、両陣営は国政選挙並みの総力戦を展開した。