kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

なぜか話題にならないこのニュース ―― 新型肺炎、ぜんそく薬で改善例 有効な治療法の可能性


これ、
数日前に一度取り上げられたのですが。
その後、
パタリと申し合わせたように表舞台から姿を消しました。
このまま、
待っていても新しい情報は増えそうにないので。
この辺で一度書いておこうかなぁ。
と思ったり。



『アビガンがー!』と
やたらめったら騒いでいたのとは、対照的です。
あの
『アビガン・キャンペーン』って
やっぱり
日本国内で薬を売るために
マスコミを使って仕掛けたステマだったのですかねぇ。



私としては、
『アビガン』よりも
こちらの喘息薬の方にかなり期待しています。
というのも、
以前から何度か書いてますように。
『アビガン』みたいな
副作用はハッキリ判っているけど。
投薬件数が少なすぎて、実績がほとんどない。
って
薬を使うのは、
ほとんど『人体実験』ですから。
怖くて使いたくありません。



まあ、
こういう薬に対する恐怖感は、
手ひどい副作用を経験したり、
薬禍に遭った人なら。
判るのですけどねぇ。
健康な人には、判らないだろうなぁ。
まず、
製薬会社が出している臨床例って、
『最大公約数』として見るべき数字なんですよ。
特段の疾患を持っていない、
標準的な人の、
使用例とその効果、って内容の数字です。
で、
薬に詳しくない人は、
これが自分にも当てはまる…と単純に受け止めてしまうのですけど。
これが全くの的外れ。
より詳しく、
正確に見るなら、
年齢、身長、体重、性別、既往歴等……
細かい条件に分けて
条件を当てはめて見るべきものなんですねぇ。
だから、
臨床例が数百件レベルだと。
自分と同じ症例の使用実績はありません。
ってのが、
よくある話。
つまり、
この条件で薬を使うのはあなたが初めてなので。
どんな副作用が出るのかは
使ってみないと判りません……
厳密言うと、そうなります。



これが、
全国的に使用例が集まってきて、
千件、万件を超えると。
それぞれ個別の条件分けした中で、
自分にも近い条件、カテゴリーでの使用例が出てきます。
なので、
かなり使用症例の確度が高まってくるのですけど。
そこに行くまでは何が起きるか、
使ってみないと判らない。
なので、
厚生労働省とかも
出来るだけ日本以外で使わせて症例を集めるだけ集めて、
安全に使える環境にしたい。
って腹づもりで、使用を控えてきたんでしょう。



これが、
あらたに話題になった喘息薬みたいに、
旧来の薬効成分……
『シクレソニド』の場合はステロイド系ってハッキリしてますから。
これだと、
副作用についても、ほとんど出尽くして枯れきってますから。
何が起きるのか、
推測しやすいので、
予定外の事態になっても
対処がしやすいのですよねぇ。
でも、
『アビガン』みたいに、
まったく情報がない新薬だと。しかも薬効も従来にないタイプだと。
使って何が起きるのか、
事前情報が無いので。もしくはあっても僅かなので。
不測の事態に備えようがないんです。
まさに一発勝負の出たとこ任せ。
そういうリスクが
あるんですけど。
これは別に『アビガン』に限ったことではなくて。
新薬全般に言える話ですが、
なぜか、
メディアはその事実には一切触れない、という。
そういうところに
メディアの闇を感じます。
だから、
なおさら怖いんですよねぇ。

 

 

 

www.asahi.com

 

新型コロナウイルスが引き起こす肺炎について、神奈川県立足柄上病院などのチームは、患者3人にぜんそくの吸入薬を使ったところ、症状が改善したとの報告書を公表した。治療に使える可能性があり、今後、ほかの医療機関の使用例を集めて調べる。
 3人はいずれも大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客。70代女性は感染が確認された後、2月11日に入院した。全身のだるさからほぼ寝た状態で、入院4日目からは中国などで使用例があった抗エイズウイルス(HIV)薬が使われた。肺炎が改善せず、副作用とみられる下痢や食欲不振なども出たため、9日目に抗HIV薬の使用を中止した。
 10日目からぜんそくに使う吸入ステロイド薬「シクレソニド」を使い始めたところ、11日目から熱が下がり、12日目には病室内を歩けるように。肺の炎症が改善し、入院15、16日目のウイルス検査で陰性が確認され、18日目に退院した。
 70代男性と60代女性は2月16日に入院。シクレソニドのみを入院5日目から使用。2人とも酸素投与を受けていたが不要となり、食事も全て食べられるほど回復した。2人は入院12日目の2月27日時点でウイルス検査が陽性で、報告書では治療継続となっている。
 報告書では、シクレソニドについて「重症肺炎への進展防止効果が期待される」と評価。有害な副作用はみられていないという。今後、愛知医科大などと協力し、有効な治療法になるかどうか調べる。
 足柄上病院の岩渕敬介医師は朝日新聞の取材に、「肺炎を起こしている患者には、症状を短期化するための第一選択となり得る。だが、かぜ程度の軽症者であれば、耐性ウイルスを増やす可能性があり、安易な投与は避けるべきだ」と説明した。