kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

早くも迷走しています ── ステージ3相当まで「1カ月未満では至難の業」尾身会長

さて
緊急事態宣言を明日にも発出の予定……
との情報が
メディアに公表されてから。
早くも、
専門家と政府閣僚の発言で
食い違いが見られて、
感染拡大の現状に対する認識に関して、
両者の間で大きな隔たりが有り。
感染予防対策の方針が迷走しているのが
明らかになっていますねぇ。



というところで
私の見解を述べますと。
今回、明日から緊急事態宣言が発出されたとして、
1ヶ月ではどうにもならんです。
例えば、
今回の緊急事態宣言の狙いと効果を語るときに
たびたび引き合いに出される、
北海道の事例を見ると。
北海道独自で緊急事態宣言を出したのが
11月17日です。
その時の
1日の感染者報告数は197人と
だいたい200~250人程度で推移していました。
ここから
300人超えのピークを迎えて。
その後、
独自緊急事態宣言発出から1ヶ月後の
12月17日には、
1日の感染者報告数が137人と。
だいたい
130~150人程度まで、
感染者報告数が減少しています。
ざっと、
3分の2程度に抑え込めました。
ただし、
医療現場の逼迫は回復していません。
この時期、
12月14日には、
北海道医師会が
緊急記者会見を開いて
『医療緊急事態宣言』を訴えています。
感染者報告数が
3分の2に減少した程度では、
それまでに
患者が山積みになってしまった
医療現場は回復しないんですよね。
感染者の数を
抑え込んだ状態で一定期間継続して、
患者が出てくる数よりも出て行く数の方が上回り続けて
それでようやくどうにかこうにか
医療現場も一息吐ける状態になる。
今回の緊急事態宣言発出で、
これからの
東京圏の状況推移が
北海道の事例と同じ経過をたどるとするのなら、
感染者が3分の2に減っても、
それは
これまで医療資源に対して超過していた患者数が、
超過しなくなっただけで。
以前、
医療現場に余裕はない、高止まりしたままの状態であって。
医療現場の逼迫度合いを緩和するには、
ここからさらに、
感染者数を減らして。
それを
一定期間継続して。
病床が空く時間を作る必要がある。
それは、
北海道の事例にならうのなら、
1ヶ月をかけて
新規感染者の数を3分の2に減らした程度では。
達成できない。
そのような現実が明らかになっています。



もちろん、
北海道と東京圏では
病床の数や、
医療現場の逼迫度合いが
一致していませんから。
北海道の事例が
そのまま
今回の緊急事態宣言発出の行く末を占う手がかりには
ならないかもしれません。
しかし、
それは
北海道の事例を持ち出して説明している
政府、政治家、メディア人に対しても
同じように向けられる批判であって。
現状の感染拡大に対して、
今の政府の対策で、
1ヶ月という期間は、
なんの目安にもならないのです。



これから
具体的なパッケージが出てくるので。
すべては、それ次第です。

 

 

 

www.asahi.com

 

ステージ3相当まで「1カ月未満では至難の業」尾身会長

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は5日、緊急事態宣言について「可及的速やかに発出すべき」としたうえで、宣言の期間を通して「(感染状況が2番目に深刻な)ステージ3相当まで下げること」などを求める提言を公表した。
 提言では、飲食の場を中心とした感染を回避する対策の徹底を要望。不要不急の外出・移動の自粛▽行政機関や大企業を中心としたテレワークを極力7割とする▽収容率を50%程度とするなどイベント開催の要件を厳しくする――ことも求めた。飲食のテイクアウトも推奨したほか、飲食店だけでなく、大学や職場での飲み会の自粛を徹底することも必要としている。
 ステージ3相当まで下げるのは「通過点」としたうえで、緊急事態宣言解除後も、(感染状況が3番目に深刻な)ステージ2相当以下まで下げることが必要とした。
 国に対しては、事業者への支援や罰則を盛り込んだ特措法の早期改正、変異ウイルスへの対応も含めた水際対策の強化などに取り組む必要性を指摘した。
 分科会の尾身茂会長は会見で、緊急事態宣言を出したとしてもステージ3相当まで下がるところまでいくのは「1カ月未満では至難の業」とし、さらに時間がかかるとの見方を示した。飲食の場の感染対策だけでは「今回の感染を沈静化することはできない」とも述べた。

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

 

「宣言」解除、西村再生相「指標がステージ3に下がれば視野に」

 西村経済再生相は5日の記者会見で、新型コロナウイルス対策として東京など1都3県を対象に検討している緊急事態宣言について、「(感染状況を示す)ステージ4の色々な指標がステージ3に下がれば宣言の解除が視野に入る」と述べた。
 指標は、政府の新型コロナ対策分科会が人口10万人当たりの感染者数や療養者数など大きく分けて6種類示しており、1都3県では最も深刻な「ステージ4」に該当する指標もある。
 宣言解除を判断できる時期については、「3週間とか4週間というのが一つの期間だ」との見通しを示した。