kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

問題はそこじゃない ―― 大阪のビル放火殺人、谷本盛雄容疑者の名前公表

大阪の火災、放火で本決まりになりそうですね。
で、マスコミがさっそく容疑者の過去を曝いて
あーだこーだと、社会責任論とか犯人の責任とか
騒いでいますけど……アホだよな、と。
今回の事件で問題はそこではなくて、
可燃燃料を容易に入手、
それを利用して放火という大量殺人が
素人でも簡単にできてしまう、
現代日本社会が抱えるリスク
これに、この先どう向き合っていくのか。
市販燃料を使った放火、
しかも大量殺人狙いの犯罪が
事件化したもの、未遂を含めて
ここ2~3年で増えているのが大問題ですよ。
2年前の
京アニ放火事件もそうですし。
新幹線とか小田急とか、
その前にも
鉄道での傷害、殺人、放火とか。
幾つも
記録されています。



可燃物……液体燃料……
もっと言えば、
ガソリンとか灯油とかガスオイルとか。
それらを使った
放火事件は
以前から存在していましたけど。
それらは、
あくまで放火が目的であって。
大量殺人を意図したものは、
そこまで多くありませんでした………
というか、
今回の事例でも見られた、
大量殺人を意図した犯行、
出口を塞ぐように放火して、
中に居る人間を無差別で皆殺しにするような
そんな
大量殺人を目的した犯行の手段として
市販燃料を使用した放火が増えています。明らかに。
まあ、
増えているといっても、
成功したもの。失敗したもの全て含めて
年に数件程度なのですけど。
これまで
年に1件在るかないか、だったものが。
年数件となると、
大違いです。



これ、
今はまだ数件程度だから、
社会問題化しないで済んでいますけど。
これが
二桁超えるようになったら。
とんでもない事態になりますよ。
常態化してしまってから
慌てて解決しようというのでは
対応が遅すぎます。



これまでのシステムが破綻しつつある。
それを
率直に認めた上で、
この問題をどのように解決するのか。
これは単に
ビル建物の避難経路を確認したり、増やしたりすれば
解決できる問題ではありません。
すでに
鉄道でも似たような事件が起きていて。
この先
ヘタをすれば
バスなどの公共交通でも発生するかも知れませんし。
公園とか
イベント会場でも
起きるかもしれません。
その可能性は否定できません。
真っ先に
そういうリスクを論じて
社会全体で解決策を模索していく。
そういう議論が
なによりも必要だと思うのですけどね……



個人の事情を掘り起こして
あーだこーだ言っても、
それは
その人の事情であって。
他の人には他の人の
各々の事情があって。
一般化できるものではありませんから。
それを論じても
社会には
何ら寄与しませんよ。

 

 

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大阪のビル放火殺人、容疑者の名前公表…搬送後に蘇生も重篤な状態

 大阪市北区曽根崎新地の雑居ビルに入る心療内科クリニックで起きた放火殺人事件で、大阪府警は19日、事件に関与した疑いがある男について、クリニックに通院歴のある住所・職業不詳谷本盛雄容疑者(61)と発表した。谷本容疑者は現場から心肺停止状態で搬送され、その後蘇生したが、重篤な状態という。
 事件は17日午前10時20分頃、ビル4階の「西梅田こころとからだのクリニック」で発生。患者ら男女27人が心肺停止状態で救急搬送され、うち24人が死亡した。蘇生した3人のうち1人が谷本容疑者で、残る2人は女性で重篤という。このほか6階から別の女性1人が救出され、軽いけがを負っているのが確認された。
 府警は、谷本容疑者が可燃性の液体が入った紙袋をクリニックの受付付近にあった暖房器具の近くに置いて蹴り倒し、漏れ出した液体に引火させたとみており、放火殺人事件として捜査本部を設置している。
 府警は死亡した24人のうち19人の司法解剖を実施。このうち7人の死因は煙を吸い込んだことによる一酸化炭素中毒だった。ほか12人の死因について、府警はまだ確認できていないとしている。

 

 

 

 

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大阪ビル放火、防犯カメラに容疑者とみられる男…自宅に診察券

 大阪市北区曽根崎新地の雑居ビルに入る心療内科クリニックで起きた放火殺人事件で、火をつけた疑いがあるのはクリニックに通院歴がある同市西淀川区の男(61)であることが捜査関係者への取材で分かった。現場から油成分が検出されており、大阪府警は火災の状況からガソリンがまかれた可能性があるとみている。
 男が、現場から約3・5キロ離れた同市西淀川区の自宅から自転車で現場に向かっていたことも分かった。男の自宅からは「西梅田こころとからだのクリニック」の診察券が見つかっており、府警は、男とクリニックの間でトラブルがなかったか調べる。
 府警によると、男は紙袋を持ってクリニックに侵入。袋を受付付近にあった暖房器具の近くに置いて蹴り倒し、漏れ出した液体に引火したとみている。
 市消防局がクリニック内を調べたところ、最も燃えていた受付付近から油成分を検出。可燃性が高いガソリンの可能性があるという。クリニック内から外に避難するには受付を通る必要があり、診察室にいた患者らが逃げられずに被害が拡大したとみられる。男も心肺停止状態で搬送され、その後蘇生したが、重篤な状態という。
 また、クリニックで火災が起きる前、西淀川区内の建物に設置された防犯カメラに、男とみられる人物が自転車で走行する姿が映っていた。自宅からクリニックの方向に向かっていたという。
 自転車のかごに紙袋が入っていたとの情報もあるといい、府警はこの袋内に液体が入っていたとみて、入手経路についても調べる。
 一方、府警は火災で死亡した24人のうち19人の司法解剖を実施。このうち7人は煙を吸い込んだことによる急性一酸化炭素(CO)中毒で、身元がわかった男女2人も含まれていた。