kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

いろいろと――急増中の中国・東シナ海ガス田施設、写真公開

一部では、安保関連法案成立のための工作ではないか、と言われているこの件。


急増中の中国・東シナ海ガス田施設、写真公開 新設12基、うち5基はこの1年で 菅長官「極めて遺憾」(1/2ページ) - 産経ニュース 急増中の中国・東シナ海ガス田施設、写真公開 新設12基、うち5基はこの1年で 菅長官「極めて遺憾」(1/2ページ) - 産経ニュース

2015.7.22 19:25更新
日本政府が公開した中国による東シナ海でのガス田開発に関する写真。「平湖」(左)と2015年3月に土台の設置が確認された構造物(第9基、右)=防衛省提供


 政府は22日、東シナ海のガス田開発をめぐり、中国が日中中間線の中国側海域に建設している新たな海洋プラットホームの航空写真などの資料15点を外務省のホームページ上に公開した。菅義偉官房長官は記者会見で、中国が平成25年6月以降に新設したプラットホームは12基に上ることを明らかにした。うち5基はこの1年間で増設された。
 公開されたのは、防衛省が提供した航空写真14点と、プラットホームが確認された位置を示した地図。資料によると、プラットホームにはすでにヘリコプターを運用できるヘリパッドらしき施設が備えられ、2基が連結されているプラットホームもある。
 菅氏は記者会見で「極めて遺憾だ」と中国の対応を批判。安倍晋三首相が昨年11月に北京で行った初の日中首脳会談で海洋プラットホーム増設に強く抗議したことを踏まえ、「中国側に一方的な開発行為を中止するよう強く求めている。今後もしっかり継続したい」と強調した。
 日本は国連海洋法条約や国際判例に基づき、東シナ海日中中間線を両国の排他的経済水域EEZ)の境界線と位置付けている。日中中間線付近には天然ガス田が点在し、中国が一方的に中国側海域で開発を進めたことから、日中両政府が対立。20年6月にガス田の共同開発で合意したが、22年9月に尖閣諸島沖縄県石垣市)沖で起きた中国漁船衝突事件をきっかけに交渉が中断している。
 中国側海域とはいえ、日中中間線をまたいで日本側の海底資源が抜き取られるおそれがあり、日本政府は中国側に開発中止と早期の交渉再開を求めてきた。
 プラットホーム建設をめぐっては、中谷元(げん)防衛相が10日の衆院平和安全法制特別委員会で「(中国が)安全保障の観点から利用する可能性は考えられる」と述べ、レーダー施設の設置など軍事拠点化される懸念を示している。政府は当初、情報収集活動や外交交渉に支障を来すことを懸念し、資料の公表には慎重だったが、差し支えない範囲で公表する方針に転じた。

私としては、大方の見方とは異なり、
対中国外交において穏便に済ませるために情報を公開するタイミングを見計らっていた政府が、ちょうどいいので今回公表したのではないか、と感じています。


今回の発表で政府は形だけの中国非難をしてますが、世論は安保法制審議との関連づけに興味が向かっていて。中国への強い制裁などの意見はでてきません。
これは、安保法制審議と関連づけられているからで、中国への圧力は安保関連法案の成立への後押しにはなっていますが、それ以上には進んでいません。
仮に、安保法制審議のない時期にこの情報が公開されていたら、中国への強硬な制裁を求める声がでていたでしょう。かつて、中国船が巡視船に体当たりしたVTRが公開されたときのように。

情報のコントロール、という意味においては世間の主張に一理あると思いますが。
今回の公表は、むしろ中国への強硬論を一定の方向へコントロールするためのものであり、
私的には、非常に抑制が効いている、と感じているのですが。
どうなんでしょうねぇ。


ところで、
最近とみに騒がしい米中間ですけども、
私的には米国のメッセージはとても明快で、「中国はこれ以上太平洋に出てくるな」って言ってるんですよね。
中国的には、「なんだと、この野郎」となる内容ですけども。
この米国のメッセージ裏を返すと、
中央アジアからヨーロッパへ進出するなら、どうぞご自由に」って話で。
かつてのモンゴル帝国よろしく、
今の中国が中央アジアを抜けてヨーロッパまで支配地を広げていったとしても、アメリカは関知しないよ。と。
ギリシアに中国が港を作って、EU=ドイツとガチンコの紛争になっても。
どうぞ御勝手に。ただし、海を越えて外に出てくるな。
と、言っているんじゃないか。
アメリカのメッセージを読んでいるのですけども。
さてさて……

ちなみに
中国経済については、
コマツの株価を見ているのが確かかなぁ……と思っています。
なんとなく、
コマツの業績というか株価、
中国経済開発の動向と連動して株価が推移している印象があるんですよね。

※ちなみに、コマツの株価はリーマンショックの後、ゆるやかに下落から回復しています。
 それで上昇局面が続いていたところで、
 最近になって大きく下落、
 全体としては反発後に下がって、また反発するのかどうか……この後上昇局面にもどらなかったら、
 全体として下落しているのだなぁ。
 という感じです。



もう少しいろいろと状況証拠が集まらないかなぁ。
と興味津々な今日この頃です。