数日前、
突如
取引システム全面停止が発生して。
一大騒動になった、
東京証券取引所のシステム障害。
これの原因が
これまで『機器の故障では無い。詳細不明』
という発表だったのですけど。
どうやらヒューマンエラーだったのではないか、
との
見方が出てきました。
まあね、
機械の故障が原因でないのなら、
残る可能性は
人の操作ミス=ヒューマンエラーになりますよね(笑
それも
単なるガセネタではなく。
かなりの信憑性があるようで。
独立した
第三者委員会に近い性格の調査委員会を設けて。
今回の事故に関する
調査を始める、のだとか。
もちろん、
まだ発表しただけなので。
具体的な詳細の見通しについては、
一切語られていないのですけど。
現時点で、
『装置の設定にミスがあった』と公表されています。
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なんというか、
設定ミス、って……
事故原因の基本例が出てきましたw
それを言われてしまったら、
他にツッコミ様がないという
ヒューマンエラーの代表例ですよ。
これ、
むしろ問題なのは、
事故が起きた後に、
午後からでも市場取引再開可能であった、
そういう可能性があったのに。
『市場の混乱を避けるため』という判断で
再開しなかった、
終日停止を決断した
取締役の判断。
それが正しかったのかどうか。
その点も検証の対象になりますよね。
単に
『取引システムダウン』という機器の事故から、
その後の、
『終日取引停止断行』
という
経営判断まで。
今回の事故に関するオペレーションが
果たして
妥当な内容であったのかどうか。
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私的には、
一企業に任せるのではなくて、
運輸省の事故調査委員会、みたいに、
政府からも専門の調査官を派遣して
公的に
事故記録を残すようにして欲しいところですが。
それには
何の権限を持って民業に介入させるのか
法律的な建て付けが
必要になりますけど。
金融庁の監督権限で、
立ち入り検査の体で調査に参加できませんかねぇ。
おそらく
裏で
アレコレ手を回しているのでしょうけど。
こういう
国の体面にも関わる一大不祥事って、
政府が
表立って動かないと。信頼回復するのは難しいですよ。
東証システム障害、自動切り替えの設定にミス 独立社外取締役が調査委
システム障害のため1日に終日売買停止となった東京証券取引所は5日、問題の原因について、株式売買システム「アローヘッド」内で市場運営に関する情報を格納する装置の設定にミスがあったと明らかにした。メモリーが何らかの理由で故障したが、予備機への自動切り替えが動作しなかった。4日に設定を修正した。
アローヘッドは富士通が開発・設計し、平成22年から稼働、昨年11月に刷新した。問題が起きた部分の設定は富士通が手がけ、東証も内容を確認したという。
メモリー故障後、予備機への自動切り替えもできなかったため、証券会社に相場情報を配信したり、売買を監視する業務に異常が発生した。全銘柄の終日売買停止は、東証の売買が平成11年に全面システム化されて以降初めて。
問題を受けて、東証の親会社、日本取引所グループ(JPX)は5日、調査委員会を同日付で設置した。社外取締役4人で構成し、委員長は弁護士の久保利英明氏が務める。障害発生の原因や再発防止策、責任の所在などを検証し、調査報告書としてまとめる。
JPXの清田瞭(あきら)最高経営責任者(CEO)は5日、「投資家や市場参加者に多大なご迷惑をかけた」と陳謝した。この日、オンラインで開かれた全国証券大会で、当初の予定を変更して謝罪の時間を設けた。
来賓の麻生太郎金融担当相は「国際金融ハブとしての日本の資本市場の信頼確保のためにも徹底した原因究明再発防止が大事だ」と述べ、JPXと東証に対し、危機管理能力の向上を求めた。