kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

今週の韓国民の生活 ―― 「高齢者と介護者の相互感染で阿鼻叫喚」

毎日追いかけている
韓国の新型コロナ感染状況。
それに加えて、
最近は……
だいたいここ2~3週間くらいから、
韓国における
新型コロナの感染状況について。
単に
数字を追いかけるだけではなくて。
具体的に、
韓国民の生活にどのような影響を与えているのか。
それらを
ニュース記事で追いかける、というような。
そういう
まとめ記事にもブックマークをつけて
記録に残す作業を
今月になって始めました。



という理由で
先々週、先週に続いて
今週も
その手の記事を選んでブックマークを付けてみました。
これまでは
革新系メディア・ハンギョレのニュース記事を選んで
取り上げてきましたが。
今回は、
ハンギョレの記事と、
さらに
中央日報の記事を取り上げてみました。
どちらの記事も、
主題は
新型コロナの感染者激増によって、
コロナ関連死者が激増した結果。
医療現場や、
患者家族なり、
葬儀屋なり、
韓国社会がどのような影響を受けて何が起きているのか。
それについて報じています。



さて、
ここで取り上げたニュース記事を
ざっと読んでみて。
私が受けた印象は、
武漢のエピソードに似ているなぁ』
と、
そんな具合です。
武漢』というのは、
中国の地名ですね。
地球上で
新型コロナの先例を真っ先に受けた中国の大都市。
そして
新型コロナの感染爆発、ほかの地域への波及を防ぐために、
中国政府が
手遅れになった状況で『ロックダウン』(都市封鎖)して。
住人は、
都市から脱出できずに、
コロナに感染してバタバタ死にまくった、という。
歴史上、
新型コロナの最初の犠牲になった都市でもあります。
医療崩壊になったも最初なら、
死者を葬送できずに次々に焼却されたのも、
世界初。
何もかもが世界初でしたので、
その当時、
何か起きればすべてニュースになり、
世界中の人の記憶に
強烈な爪痕を残していきました。
『新型コロナ』という病気のイメージの原型、
を作った出来事でした。
そして、
その時に、
世界中の一尾の脳裏に焼き付き記録されたイメージは、
その後もずっと、
それこそ今でも生き続けています。



でも、
これは当時の強烈なイメージが未だに記憶に残っているだけではなくて。
新型コロナの感染拡大によって
社会がこうむる影響、被害が、
今もって、
この病気が世の中に登場した中国・武漢の当時から、
あれからもう2年以上が経過して
3年目に突入しているのですが。
いまだに
2年以上前と何も変わっていない、
という。
厳しい現実を反映した結果でもあって。
ワクチン開発に成功し、
ワクチン接種が普及して重症化率が低減した、とはいえ。
数字を見れば、
今でも
感染者の数は減らず。関連死者も過去最多を更新している、
という。
以前と何か大きく変わったようには見えない、
結果です。
ただ、
コロナの感染して死ぬ事への疑問や恐怖が薄れて。
『そういうものなのだ』と、
コロナが潜む日常に、
なんとなく慣れてきた。と、
変化したのは
その程度ですよ。
だから、
コロナを報じる記事を取り上げても、
いつかどこかで見たような、
そういう似通った内容ばかりになってしまって。
結局、
いつでもどこでも行き着き先は一緒、と言いますか。
その時々での
特有、固有の特徴を見つけるのが
難しいんですよねぇ……

 

 

japan.hani.co.kr

「高齢者と介護者の相互感染で阿鼻叫喚」…韓国の療養施設「介護崩壊」

「人手がなく、症状が出ていても出勤」 
介護していた高齢者、結局6人感染 
「入浴どころか、なんとか食事の配給だけ」

 「新型コロナの症状が出ていると伝えても、『仕事をする人がいない』ということで、出勤するよう言われます。出勤を拒否すれば解雇されます。その結果、高齢者と療養保護士の感染が相次いでいます。療養施設は阿鼻叫喚そのものです」
 仁川(インチョン)のある療養院で働く療養保護士のKさん(54)は、「最近の療養施設の高齢者は、いつ新型コロナにかかったとしてもまったくおかしくない。高齢者の相当数に基礎疾患があるので『生きる人は生き、死ぬ人は死ぬ』として放置する印象さえ受ける」と述べた。Kさんは「以前は、療養施設で感染者が出ればコホート(同一集団)隔離をしていたが、今はオミクロン株にさらされたまま療養保護士が高齢者の介護をしている」とも話した。
 疾病管理庁の資料によると、11~17日の1週間に新型コロナで亡くなった1835人のうち、療養病院と療養院で亡くなった感染者は647人(35.3%)に達する。

「痰のついたマスクも取り替えられない」
 最大の問題は、療養病院の高齢者と療養保護士の相互感染が日常になったという点だ。実際、大邱(テグ)のある療養院で働く療養保護士のJさん(54)は先月、感染者との接触後、自己検査キットで検査した。陰性だったが熱があり「1日休む」と伝えた。しかし、療養院は、「人手が不足しているから出勤してほしい」と言ってきた。Jさんは出勤して高齢者の介護を行い、退勤後の検査で陽性になった。その日にJさんが介護した高齢者6人が感染した。
 1カ月ほどの間、1日の感染者数が30万人を前後しており、介護をする人材の不足が現実となり、これが患者の管理をないがしろにすることにつながっている。大田(テジョン)のある療養病院に義母が入院しているというIさん(46)は、「義母は感染者が多く出た時期、床ずれができて苦労した」と話した。同じ地域の療養保護士のAさん(61)は「感染の心配から、入浴はとてもじゃないができない。適切な時に十分に食事をとっているか、不便な点はないかなどを見回らなければならないが、全員が疲れ切っており、食事だけを配給し、そのまま片付けているのが現実」だと耳打ちした。療養保護士のBさん(64)は、「1人が17~30人もの高齢者の介護をしなければならない状況だ。本来は朝7時から午後4時まで働くのだが、いまは夜10時まで働いている」とし、「現場はとても大変で、『いっそのことコロナにかかってしまいたい』という言葉まで出ている」と苦しさを吐露した。
 仁川で働く療養保護士のCさん(49)は「高齢者のマスクに痰がついたりして汚れていても、取り替えることができない。防疫服もそのたびごとに着替えなければならないが、着替えがしにくく、最初から着ていなかったりしている」と述べた。「保健所などで点検されることもない。療養施設に話しても、政府からは『後で清算するので、先に買って使いなさい」と言われており、防疫用品の購買費が送られていないという」と言い、「どの療養施設が私費を投じて防疫物品を買うだろうか」と付け加えた。
 民主労総サービス連盟・全国療養保護士労働組合のキム・ミスク大邱慶北支部長は、「コロナ禍の初期には、政府が防疫物品の支給や消毒などをしてくれたが、最近は施設で処理しなければならない状況になった」と述べた。民主労総公共運輸労働組合・医療連帯本部のチョ・ヒョンヘ・ソウル市立療養院分会長は、「療養病院の構造には、独立した隔離空間がなく、感染者だけを担当する人材の運用も不可能だ」とし、「感染者を病院に移送することも事実上難しい。救急車で運ばれた高齢者が、(受け入れる)病院がなくて数時間後にまた帰ってきたこともある」と述べた。

「療養病院はシステム崩壊直前」
 現場からは、医療システムの崩壊を懸念する状況だという声が出ている。
 新型コロナが発生してからの2年間、感染者がいなかった大邱南区の大邱療養病院では、先月18日、医療スタッフから最初の感染者が出た。発生初期は、感染者が出た場合保健当局と協議し、感染症専門病院に移送していたが、累積感染者数が76人に達した現在は、病院が直接感染者を管理している。キム・ヒョンス院長は「感染者が数人の時は専門病院に送って他の患者を保護していたが、今はその臨界点を超えた」とし、「専門病院への移送が無意味なほど病院内の感染者が多くなり、専門病院に行ってきた患者の状態がむしろ良くない場合があり、やむを得ず自ら管理している」と述べた。
 大韓療養病院協会のノ・ドンフン広報委員長は、「現在の看護人材は通常より2~3倍長く勤務している。人材があまりに不足しているため、マニュアル作成も難しい」とし、「今の療養病院の医療システムは崩壊直前」だと述べた。翰林大学江南聖心病院のイ・ジェガプ教授(感染内科)は、最近の療養病院・施設などでの集団感染の状況について、「療養保護士が感染しても代わりの人材がいなかったり、患者が発生しても感染症専門療養病院の病床が埋まっているため、患者が病院や施設に残り始めるようになると、事が大きくなる。今は集団で管理するよりも、家で生活できるようにして管理するような代案を用意しなければならない」と述べた。

 

 

 

japanese.joins.com

 

「棺桶がなくて売れない、こんなこと初めて」…大韓民国を襲った惨憺とした風景

◆「私たちの思い通りにできるものは何もありません。こんなことってあるのでしょうか」。
 30日午前10時、韓国ソウル江南区(カンナムグ)サムスンソウル病院葬儀場の前で会った喪主のユさん(60)はこのように話して眉間にシワを寄せた。27日、父親をここで「なんとか」見送れることになったユさんは「いつ終わるとも分からない」葬儀を今も待っている。火葬場が決まらないからだ。葬儀室前の電光掲示板には「(出棺)時間未定」という案内が浮かび上がっていた。ユさんは「最近は三日葬ではなく六~七日葬が基本」と話した。続いて「火葬場・葬儀場をおさえて初めて葬儀日程が決まる」と付け加えた。

◆葬儀業界が好況…夜遅くまで出棺式も
 葬儀業界に時ならぬ好況の風が吹いている。韓国統計庁によると、今年1月の死亡者数は2万9686人で前年同期比2457人(9.0%)増えた。新型コロナウイルス感染症新型肺炎)の拡散で死亡者が例年より増え、最近オミクロン株の拡散で10%以上増えたためと分析されている。最近1週間(23~29日)の間には2424人が新型コロナによって亡くなった。過去に比べて増えた死亡者が「火葬場大乱」につながり、遺体を安置する期間が長くなって安置室・葬儀場不足が連鎖的に起きたというのが関連業界の見解だ。
 この日午後1時基準でソウル峨山(アサン)病院(20室)・延世(ヨンセ)大学セブランス病院(17室)・ソウル聖母病院(17室)・サムスンソウル病院(14室)・ソウル大学病院(14室)など、ソウル大型病院の葬儀場5カ所(82室)のうち空いている葬儀室はたった1室(ソウル峨山病院)であることが分かった。
 しかし、これさえも「安置室がなくて遺体を迎えることができない」という返事だった。該当葬儀場関係者は「安置室・葬儀場の問い合わせ電話が止まらない」「空きの霊安室がない」と伝えた。これら葬儀場側は「安置室が不足し、待機を受けていない」と口をそろえた。
 このような現象に対して、普段葬儀を統括する仕事をしているAさんは「京畿道(キョンギド)に住む遺族が江原道(カンウォンド)で葬儀を行うなど『遠征葬儀』をするケースが頻繁に起きている」とし「火葬炉1基につき7回稼働させてやっと一息ついた地域もあるが、死亡者が多いソウルなどはまだ落ち着かない状況」と説明した。Aさんによると、火葬炉を夕方時間まで稼動することになり、普通は早朝にしていた出棺式を夜遅く行う「新風俗」も登場しているという。
 火葬の需要増加により必要人材も自然に増えた。保健福祉部が主管する全国火葬場予約システムには、この日「最近の火葬需要急増に伴い、全国火葬施設で必要とされている人的資源の募集を案内する」という採用公告が掲載された。

◆棺桶・菊などは供給が需要に追いつかず
 葬儀の需要が急増し、葬儀関連物品業界も特需を享受している。供給が需要に追いつかず、物品が足りない現象が起きている。10年以上にわたり埋葬用・火葬用の棺桶などを販売してきた業者のBさんは「棺桶はよく売れるという種類のものではない。
 最近では在庫がなくて売れないほどだが、このようなことは過去にはなかった」と話した。「新型コロナによる死亡者が急増した後、棺桶を求める人が増えた。昨年と比較すると、需要が爆発的に増えた」というのがBさんの話だ。
 最近では葬式用の花輪を当日に使うことはそれこそ「絵に描いた餅」だという。「2時間以内に全国当日配送が可能」という関連企業2社は「全国的に菊がなく、今日の配送は難しい」と案内した。葬式用の花輪を最近注文したことがある20代の会社員チェさんは「いろいろなところに電話をかけてやっと注文したが、これさえも6時間後に到着した」と話した。
 このような状況を受け、一部地方自治体は「葬儀大乱」に対応する関連対策を次々と打ち出している。ソウル市は政府の支援を受けてソウル医療院江南分院葬儀場を臨時安置室にすると明らかにした。閉院を控えて放置された該当施設を整備し、安置室(30体規模)で活用するというものだ。市関係者は「死亡者の増加推移により、40体を安置できる安置室3室(合計120体)を段階的に追加する方案も検討している」と話した。