この話題、
ガジェット・ネタ系のニュースサイトとか
まとめサイトで
既に取り上げられていたので。
知っていたのですが、
国内主要メディアが取り上げるとは
思わなかったなぁ。
アメリカ・ＣＮＮでも取り上げていたので、
それで
外信枠での時事ネタって事で
ニュースバリュー有り、という扱いに
なっているんですかねぇ。
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ニュースになった事件は、
ニューヨークのど真ん中で。
登録者数４００万人以上の人気Youtuberが
サプライズ企画を発表。
ユニオンスクエアで人気ゲーム機＝ＰＳ５とかゲームソフトを無料配布する、
という内容の
動画を投稿して。
それを見た人が配布の品を求めて
現地に殺到。
人が集まりすぎて道路が通行できなくなり。
我先に手に入れようとして一部で暴動が発生。
警官隊が出動して、
交通整理、
周辺地下鉄駅の乗降を規制、
暴徒の鎮圧にあたる事態となりました。
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で、
鎮圧にあたったＮＹ市警察の幹部が、
『ＳＮＳの力と危険性を示すものだ』とか
コメントを出しているのですけど。
こんなの、
ＳＮＳに限らずテレビとかラジオでも、
このような杜撰な内容で企画運営を実施したら
同様の問題が発生しますよ。
この手の換金性の高い商品の無料配布って、
現金配布と同義ですから。
とくに
ＰＳ５は
いまだに中古市場において数万円で取引されていますから。
移動費などに数千円をかけても、
１万円以上の利鞘を手にできます。
しかも
一人で持ち運べる大きさですし。
それを
参加者に一切の条件を付けず先着順で無料配布みたいな煽り方で発表したら、
お金を手に入れようと我先に殺到する人が争うのは
容易に想像出来る訳で。
仮に
テレビやラジオで似たような企画を実施する場合では、
企画運営の責任を問われるので
騒ぎにならないように問題が起きない手段を選択します……
たとえば、
はがき応募とかメール応募での抽選にするとかね。
配布する景品は、
千円未満の内容にして。
番組のファンなら、それ以上のプレミアを見いだすけど。
一般人にとっては、何の価値も無いグッズにする、
とか。
路上で人を集めるのなら、
人が密集する事態を避ける工夫を考えて
運営します。
一方の
ＳＮＳ上の企画運営に関しては
この手の
『責任を問われる』状況が、
インターネット空間の中では
そういう機会がなかなか発生しなくて。
条例の規制とか警察の取締とか、
滅多に入らない
ある種の無法地帯ですから。
責任の所在が曖昧なまま運営されている事が多く。
今回は
その感覚を
現実社会にまで持ち込んだら一瞬で破綻しました、
と。
ただ、
それだけの話です。
なので
正しく評価すれば、
今回の問題は
『ＳＮＳの力と危険性』ではなく
『ＳＮＳを扱う者の無知と未熟』でしょう。
ＮＹでゲーム機の無料配布に数千人殺到、一部が暴徒化…インフルエンサーの投稿きっかけに
【ニューヨーク＝寺口亮一】米ニューヨーク市マンハッタンで４日、ゲーム実況で有名な米国のインフルエンサーの男が呼びかけたゲーム機などの無料配布イベントに数千人が殺到し、一部が暴徒化して警官隊と衝突した。
４日、ゲーム機の配布イベントで、米ニューヨーク市マンハッタンに殺到した人々＝ＡＰ 米ＣＮＮによると、同市警は、未成年を含む６５人を逮捕し、呼びかけた男を暴動扇動などの容疑で訴追した。警官を含め複数のけが人が出たという。
男は、カイ・セネット氏（２１）。ユーチューブでは、４００万人以上のチャンネル登録者がいる。セネット氏の投稿をきっかけに、会場の公園ユニオンスクエアに若者らが集まり始め、一部が車の屋根に上ったり、警官にペンキの缶やビンを投げたりした。
イベント開催の許可は得ていなかったという。市警幹部は４日の記者会見で「ＳＮＳの力と危険性を示すものだ」と語った。
