kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

続報が出てました…… ── リビア洪水、被災地の市長ら拘束命令

今月上旬にニュースになった、
ロッコの大地震と。
リビアの大洪水。
そのあと1週間ほどは
日本国内の主要メディアでも続報を取り上げていましたが、
それを過ぎたら、
日本のメディアで
この話題をみかける機会はほとんどなくなってしまって。
私的には、
これは地中海周辺に
大規模な難民を発生させて。
政治混乱を招く一大事になるなぁ。
と、
外信などで続報を追いかけていたのですが。
昨日、
日本国内の主要メディアでも
久々にニュースとして取り上げていましたので、
関連するニュース記事にブックマークをつけてみました。
といっても、
見つかったのは
リビアの大洪水の方だけなんですけども。



今月の9日、10日に発生した
リビアの大洪水は
発生当時から、
水害地域の上流にあたる場所に設置されていたダムが決壊したのが、
広範囲浸水の原因、と言われていて。
ダム決壊の原因は人災だ、
と。
管理に問題があった、か。
問題のダムは
老朽化して破損していたので
修理工事が進められていたけれど。
ダムの貯水能力が、
計画されたスペックを満たさない手抜き工事で修理されたために、
今月の豪雨で崩壊した。
とか、
いろいろな推測が飛び交っていました。
そこへ、
リビア警察の捜査が入って。
問題の決壊したダムを管理していた責任者にあたる
市長とか役人とかが
逮捕されたそうな。
しかし、
現地では
抗議活動が収まらず暴動、放火騒動にまで発展して。
いっこうに
収まる気配はないのだとか。



そういう
混沌とした治安状態で。
死者・行方不明者が1万人以上、
住居と職を失った難民が数万人という規模。
このまま
グダグダやっていたら内戦になりそうだなぁ。
大丈夫なのかコレ……

 

 

mainichi.jp

リビア洪水、被災地の市長ら拘束命令 検察「ダム管理不適切」

 北アフリカリビアで大雨により発生した大洪水を巡り、リビアの検察当局は25日、決壊したダムの管理が不適切だったとして、最大の被災地である東部デルナの市長やダムの責任者ら8人を拘束するよう命じたと明らかにした。AP通信などが報じた。決壊したダムは以前から危険性が指摘されていたが放置されており、「人災」との批判が高まっていた。
 リビアでは9月10~11日の大雨でデルナ郊外の二つのダムが決壊し、大洪水が発生。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、23日時点で死者数は少なくとも4000人、行方不明者は8540人に上り、約4万3000人が避難民となっている。
 AP通信などによると、決壊したダムは老朽化のため亀裂が入っており、修繕のため予算が割り当てられたこともあったが、工事は実施されなかったという。リビアは2011年にカダフィ政権が崩壊して以降、国家は分裂状態にあり、政治や行政機関が十分に機能していなかったとみられる。デルナでは被災後、市民による抗議デモが起き、市長の自宅が放火されている。【カイロ金子淳】

 

 

www.yomiuri.co.jp

リビア洪水2週間、被害全容見えないまま…被災者「国家分裂が招いた人災だ」

【カイロ=田尾茂樹】北アフリカリビア東部に甚大な被害をもたらした大規模洪水は、24日で発生から2週間となった。被害の全容は依然見えず、汚染された水による疫病の感染拡大が懸念されている。被災者は内戦による国家分裂状態が招いた「人災」と訴えている。


決壊ダム 内戦で改修放置
 「50メートル先で友人が車ごと濁流にのまれて流されたのに、何もできなかった。彼を裏切ったような思いだ」。最も被害が深刻な東部デルナの弁護士アフマド・アデルさん(45)=写真、本人提供=は電話取材に絞り出すような声で話した。
 洪水は、10日にリビアを襲った記録的な大雨で、人口約10万人のデルナの上流にあるダム2基が決壊して起きた。街のやや高い位置に住んでいたアデルさんは激流が来る前に家族で脱出し、近郊の街で避難生活を送っている。「人も車も家も次々流され、逃げる時、あちこちから叫び声が聞こえた」。多くの親戚や友人の行方は今も分からないという。
 2基のダムは長年、決壊の危険性が指摘され、2012~13年には改修予算が確保されたが、内戦で実施されずに放置されてきたという。「人災だ。内戦に金を使うのでなく、人命を守るために、もっとやるべきことがあった」と憤る。
 世界保健機関(WHO)は22日、洪水の死者は4014人、行方不明者は8500人以上と発表した。被害の全体像は、今なお把握が困難な状況だ。
 国連人道問題調整事務所などによると、避難者は4万3000人を超え、道路や橋の寸断で支援物資は不足している。汚染された水で感染症を患った例が150件報告され、今後急増する可能性があるという。内戦で仕掛けられた爆発物が散乱する恐れもある。
 リビアは11年のカダフィ独裁政権崩壊後、内戦となった。国際社会が承認する西部の首都トリポリの暫定政権、東部ベンガジを拠点とする「リビア国民軍」を主体とした東部政権に分断されている。
 暫定政権は東部支援を表明するが、連携不足で復旧作業や援助は滞っている。AFP通信によると、デルナで被災者の抗議デモが起き、東部政権は通信遮断で情報統制を図っている。
 両政権は20年、統一政権樹立に向け、翌年の大統領選・議会選実施で合意したが、双方の主導権争いで実現のめどは立たない。ともに洪水を理由として選挙をさらに先送りし、分断が続くとの見方が強い。